見た目の若さを気にする人は多くても、
ご自身の血管年齢を
気にするという方は
案外少ないようです。
近年、血管年齢が
実際の年齢よりも若くない人が
増えています。
アンチエイジングの血管美人
血管年齢が実年齢よりも
老けてしまうことで、
脳卒中、心臓病、動脈硬化などの
リスクが出てきます。
血管年齢というのは
どのように調べるのかというと
エコー検査や血圧脈波検査などで
わかります。
血管がきれいで丈夫だと、
血液が濁らず、
余分な老廃物や脂肪がつきづらく、
疲れや病気にもなりにくいです。
血管は全身に張り巡らされているので、
全身に栄養分や酸素を運搬してくれます。
血流が悪かったり
血管内が汚れていると、
顔色が悪くなったり
肌がくすんでしまったり、
美容上も良くないのです。
血管が老けることで
血管にしなやかさや弾力がなくなり、
糖尿病、高血圧、脂質異常症、
慢性心臓病などに罹りやすくなります。
血管美人になる習慣
見た目の若さや
美しさも大事ですが、
血管年齢を若くすることを
ぜひ心がけましょう!
どんなことを日頃気を付ければ
いいのでしょうか?
1.しっかりと睡眠をとる
睡眠不足になることで、
血管も老化しやすくなります。
2.塩分、糖分を摂り過ぎない
1日の塩分摂取量は成人男性なら9.0g、
成人女性なら7.5gが目安です。
塩分を摂り過ぎると
高血圧が心配されます。
つまり血管内を
流れる血液の圧力が強くなることで、
血管に負担がかかってしまうのです。
血液中に糖分が増えると、
血液に粘りが出てきます。
これも血管に負担がかかってしまいます。
3.野菜をしっかり摂る
特に緑黄色野菜には
βカロテンやポリフェノールなどの
成分が豊富に含まれていて
身体の細胞の酸化を防いでくれます。
また動脈硬化を防いでくれる効果があります。
4.脂質は摂り過ぎない
揚げ物、乳製品、肉の脂身など
脂質を摂り過ぎないようにしましょう。
これらの脂質は、
飽和脂肪酸といって
体内で固まりやすい脂質なので、
血管を詰まらせてしまいます。
植物性の油なら安心かと思いきや、
リノール酸系の油は
実は血管を詰まらせることもあり、
ガンの原因の過酸化脂質を作るとも
言われています。
ベニ花油、コーン油も
実は身体には良くありません。
良質な油として挙げられるのが、
ココナッツオイル、シソ(えごま)油、亜麻仁油が
体内でEPAやDHAに変換されるので、
これらの油はお勧めです。
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5.肉類より魚を
青魚にはDHAやEPAが多く含まれています。
特にEPAは血液をサラサラにしてくれる
不飽和脂肪酸が多く含まれています。
一方肉には、前述した通り
飽和脂肪酸が含まれていて
血管が詰まりやすくなります。
肉の摂り過ぎには気を付けましょう。
6.栄養バランス良く
「ま・ご・は(わ)・や・さ・し・い」を
ご存知でしょうか?
「ま」は豆、
「ご」はゴマ、
「は(わ)」はわかめ、
「や」は野菜、
「さ」は魚、
「し」はシイタケなどのきのこ類、
「い」はイモ類です。
これらを意識して摂りましょう。
7.適度な運動を
いきなり運動をしようと意気込まず、
エスカレーターやエレベーターを
使っていたのを階段にしてみる、
車やタクシーを使っていたのを
歩いたり自転車にしてみるなどでも、
少しずつ運動量を増やしていきましょう。
不摂生や栄養バランスの悪い食事、
脂質の摂り過ぎは
血管にも負担をかけてしまいます。
健康的な生活を送ることで
血管美人になりましょう。