「 インドといえばカレー 」
というくらい、
インドとカレーは
セットになっているものですよね。
あるテレビ番組で、
インドの方が常日頃常食している
カレーをしばらくの間
食べずに過ごしてもらったところ、
便秘になってしまったり、
体の調子を崩したり、
元気が出ないとの結果が
放映されているのを見たことがあります。
また、インドに嫁いだ日本の方が、
結婚後毎日ダルバートという豆カレーを
食べていたところ、
半年程で肌ツヤが良くなり
冷え性が改善したなどの話も
聞いたことがあります。
それだけ、カレー粉には
漢方に匹敵するくらいの
パワーがあるんですね。
今回はカレーの健康効果について
ご紹介いたします。
カレー粉の効能
カレー粉に含まれるスパイスは、
クミンシード、コリアンダー、
唐辛子、ターメリック、ガラムマサラ
などが主に入っていて、
それプラスお好みで
ニンニクや生姜などが入ることもあります。
それぞれのスパイスには、
様々な効果があります。
1.クミンシード
カレーの香りになるスパイスです。
・消化促進
・解毒作用
・お腹の調子を整える
・肝機能を高める
2.コリアンダー
カレーの旨みを出すスパイスです。
・食欲増進
・鎮痛効果
・血液浄化作用
・発汗作用
・かゆみを止める効果
3.唐辛子
カレーの辛さを出すスパイスです。
・カプサイシンによる発汗作用
・食欲増進
・抗酸化作用
・老化予防
・血行促進で冷え性に効果的
4.ターメリック
カレーのあの独特な黄色の色を
出すスパイスです。
クルクミンという成分が入っています。
クルクミン?ピンときたかた!
そうです、ターメリックとは
別名ウコンのことです。
・胆汁を促進させて、肝機能を上げる
・鎮痛効果
・抗酸化作用
・止血作用
・殺菌作用
・アルツハイマー予防
・二日酔いに効果的
・発ガン物質を撃退してガン予防
5.ガラムマサラ
カレーのあの複雑な味を出すスパイスです。
様々なスパイスがミックスされています。
シナモン、クローブ、ナツメグが
基本的に入っています。
種類によって、胡椒、クミン、カルダモン、
ベイリーフなどが入っています。
(1)シナモン
発汗、鎮痛、健胃、発汗、
抗菌作用があります。
(2)ナツメグ
下痢、腹痛、食欲不振、健胃、
不眠症に効果があります。
(3)クローブ
体を温め、健胃、整腸、歯痛、
老化防止に効果があります。
6.生姜
生姜を食べると、
ものすごく体が温まりますよね。
発汗作用があり、
健胃効果もあります。
7.ニンニク
ニンニクも体を温める効果がありますが、
何よりも疲労回復や強壮効果が
高いですよね。
健胃・整腸効果があり、
新陳代謝を高めたり、
抗酸化作用があるので
老化防止にもなります。
これだけのスパイスで
かなりたくさんの効果があることが
分かったかと思います。
カレーの香りは
食欲を増進させたり、
ストレスや疲労も
軽減させる効果もあります。
体を温め、胃腸の働きを
活発にしてくれます。
市販ルーより本格カレー粉を
残念ながら市販のカレールーでは、
あまり効果が実感出来ません。
市販のルーには、スパイスメインの
インドの本格的なカレーに比べ、
とろみをつける為に小麦粉や油が多く、
体に悪影響を及ぼすと問題視されている
トランス脂肪酸が含まれています。
普段何気なく当たり前の様に
市販のカレールーを使って
食べている方も多いと思います。
市販のものでは、油脂が多く
これを自分で調整するのは難しいですよね。
手作りで作ると、スパイスの利いた
体に良いカレーが出来ます。
インドでは
市販のカレールーではなく、
作る人が自分でスパイスを
調整して作ります。
もし市販のルーを使わず、
手作りするなら煮込み過ぎないのが
ポイントになります。
よく、カレーはじっくり煮込んでこそ
美味しくなるという
イメージがありますが、
本場のカレーは煮込んでしまうと、
スパイス本来の効果が
なくなってしまうことがあります。
カレーを食べるなら朝がお勧めです。
代謝を上げて多くの効果が出ます。
カレーを食べている時、つい
氷が入ったお水を飲んでしまいがちですが、
冷たい水は実はNGなんです。
カレーを食べて体が温まっているところを
冷やしてしまうからです。
水は必ず、常温の水か白湯にしましょう。