健康志向の強い方は
耳にしたことがあるかもしれない
「 ラクトフェリン 」
腸内環境を整える
機能性表示食品として
注目されていますが、
実はそれだけではないようです。
ダイエットにも有効だということが
わかってきました。
今回はラクトフェリンについて
ご紹介いたします。
ラクトフェリンって何？
ラクフェトリンというのは
今から80年弱前にデンマークの
科学者が発見した
多機能タンパクです。
お母さんの母乳や牛乳にも
含まれている成分です。
それだけではなく、
量は多くありませんが
私たちの涙や唾液にも
含まれているのだそうです。
それらの中でも最も多く含まれるのが
出産直後に出る
「 初乳 」 と呼ばれる
はじめての母乳で、
これは、生まれてきた赤ちゃんに
免疫力をつけてあげる為のものです。
初めての母乳に含まれる
ラクトフェリンは
通常の10倍というからすごいですね。
しかも、ラクトフェリンは
内臓脂肪を減らす効果が注目を集め
日本肥満学会でも大きな話題を読んだ
経緯があるというから期待できます。
ラクトフェリンのダイエット効果
では、ラクトフェリンのどのような
部分がダイエットに有効だと
されているのでしょうか？
１つにはラクトフェリンが
肥満と密接な関係がある
コレステロールや中性脂肪の合成に
関係している酵素の量に
影響を与えていることです。
２つ目に、ラクトフェリンが
腸内環境を整える働きがあることです。
腸内環境が整うということは
不要な老廃物を身体に外に出し
デトックス出来るわけですね。
便秘がちだと、
肌荒れなどがでるだけでなく
冷え症やむくみを引き起こしやすくなり
非常に痩せにくい身体になってしまうので
腸内環境を整える事は
ダイエットには欠かせない
重要ポイントなのです。
さらに、驚くことに
ラクトフェリンは、脂肪を分解し
かつ脂肪の合成を抑制するという
働きまで持っているんです。
中性脂肪を分解し、合成を抑制し
かつ身体に溜まりやすい老廃物を排出し、
痩せやすい身体を作ってくれるのが
ラクトフェリンなのです！
ラクトフェリンの取り方
では、どのように私たちの身体に
取り入れて行けばいいのでしょうか？
1.ラクトフェリンを含んでいる食べ物を食べる
スーパーの乳製品売り場で
ラクトフェリンと印字された
ヨーグルトを見た事ありませんか？
ヨーグルトやチーズ、牛乳、
プリン、アイスクリーム
といった乳製品に
含まれているのです。
ただ、含有量は残念ながら
あまり多くないのが難点です。
2.サプリメント
インターネットで調べると
いろんなメーカーから発売されています。
ラクトフェリンの含有量などを
確認して選ぶ良いと思います。
ラクトフェリンの1日あたりの摂取量に
決まりはないようですが、
1日あたり150mg～300mg程度が
適当とされているようです。
ラクトフェリンは熱に弱い
ラクトフェリンを効果的に身体に
取り入れるに為に知っておきたいのが
「 ラクトフェリンは熱に弱い 」
という事です。
熱に当たってしまうと、その効果が
半減してしまいます。
さらに、胃酸などの酸や酸素に
分解されてしまうという弱点があるのです。
ラクトフェリンを含むとされる
牛乳やチーズなども、
製品になる前に
どうしても殺菌を行います。
つまり、熱処理をしているので
あまりたくさんは含まれていないと
言う訳なのです。
サプリメントは熱処理の部分は大丈夫です。
ラクトフェリンが熱に弱く
酸や酸素に分解されやすい
ということを覚えておいてくださいね。
ラクトフェリンの副作用
最後にラクトフェリンに副作用はないのか？
という部分も確認しておきましょう。
結論から言うと、副作用はありません。
実際2001年にアメリカでGRASという
安全性が認められる添加物にも
登録されています。
このGRASというのは
アメリカの連邦食品医薬局が
制定しているので
そこのお墨付きということですので
安心ですね。
ラクトフェリンが腸内環境を
整える働きがあることもあり
過剰に取り過ぎると、
お腹が緩くなってしまう人もいるようです。
身体にいいものだからといっても
取り過ぎることには注意して下さい。
また、妊娠中のラクトフェリンの
摂取についてですが、
安全性は、お墨付きですが
サプリメントから取る場合は念のため
産婦人科の医師に確認をするように
しましょう。
これは、ラクトフェリンだけでなく
他の栄養素も含んでいることもあり
食べ合わせという意味でも
確認を取っておいた方が安心です。
ラクトフェリンは、
女性にうれしいダイエット効果は
もちろんのこと、
免疫力をアップしたり
細菌の増殖を防ぐ効果、
全身の細胞のアンチエイジング効果、
さらにはストレス解消にも働くことが
分かっています。
ラクトフェリンを上手に
毎日の生活に取り入れ、
健康と美を手に入れましょう。
