思わぬ病気が潜んでいるかも!気になる下腹部痛の原因

下腹部が痛い・・・。

そんな時にはどうしていますか?

下腹部痛の原因には、色々な病気や
その予兆が隠れているかも知れません。

とくに女性の場合は怖いことも
想像してしまうこともあるでしょう。

下腹部痛について知っておきたいことを
まとめてみました。

思い当たることがある方は
ちょっと注意してみましょう。

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下腹部痛とは?

下腹部痛とは、読んで字のごとく、
お腹でも下の方が痛くなることを言います。

下腹部がチクチクと痛くなり、
差し込むような痛みは経験している人も
少なくないと思います。

下腹部でも、真ん中あたりが痛くなったり、
右下、左下などどちらかに偏って痛いことも。

痛みの種類も鈍い痛みから
鋭い痛みまで色々あります。

痛みの種類によって
考えられる病気や原因が違います。

下腹部痛にはどんな原因が?

下腹部痛の痛みの原因として
一般的に考えられるのは

腸に何らかの問題が起こっていて
痛みを発することです。

例えば便秘が続いている場合や
下痢を起こしてしまった時など
急に下腹部が痛くなることがあります。

腸がグルグルっと動き出して
痛くなっても、

トイレでスッキリとした後は
痛みが消えた場合は心配ありません。

思わぬ病気が潜んでいるかも!気になる下腹部痛の原因

考えられる病気とは

下腹部の痛みが治まらない時、
徐々に痛みが強くなるような場合は、
もしかしたら何かの病気かも知れません。

女性にも男性にも共通する
下腹部痛の原因となる病気を上げてみます。

・腸閉塞
・腸ねん転
・尿路結石
・膀胱炎
・腹膜炎
・腸炎
・潰瘍性大腸炎
・過敏性腸症状
・大腸がん
・虫垂炎
・急性胃腸炎
・腸重積
・便秘
・下痢
・十二指腸潰瘍

ざっと上げてみても
こんなに多数の病気があります。

ひと言で下腹部痛と言っても
その原因を特定するのは
なかなか難しいのです。

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男女別にみる下腹部痛

前述のように、男女に共通して
可能性がある病気の他にも、

女性特有の病気が原因の下腹部痛や
男性特有の病気が原因の下腹部痛も
あります。

【 女性の場合 】

・生理痛
・排卵痛
・子宮筋腫
・子宮内膜症
・卵巣嚢腫
・子宮付属器炎
・子宮頚がん
・卵巣がん
・更年期障害

【 男性の場合 】

・前立腺炎
・前立腺肥大症
・前立腺がん

比較してみると、
男性よりも女性の方が
下腹部痛を起こす病気や原因が
多いことは一目瞭然です。

思わぬ病気が潜んでいるかも!気になる下腹部痛の原因

女性の下腹部痛は怖い?

女性は、生理痛で下腹部痛を
毎月のように感じる人も多く、

その陰に病気が隠れていても
気がつかないこともあるので
注意しないといけません。

妊娠の可能性がある場合では、
軽い下腹部痛でも
流産の兆候が隠れていることもあります。

子宮や卵巣のがんも
発見が遅れると怖いので、
定期的ながん検診が大切ですね。

子宮内膜症

思わぬ病気が潜んでいるかも!気になる下腹部痛の原因

「 ちょっと生理痛が重い体質 」

だと勝手に思い込んで
しまいがちなのが子宮内膜症です。

子宮内膜は、受精卵を着床させるために
厚くなっていきます。

その内膜は、妊娠しなければ不要となり、
経血として排出されます。

これが毎月の生理の仕組みです。

子宮内膜症は、本来は子宮の内側にだけ
存在するはずの内膜が、

子宮以外のところに
増殖してしまう病気です。

子宮以外の場所で増殖する内膜なので、
生理のように排出されずに
増殖、剥離を繰り返しながら
癒着してしまいます。

初期の頃はあまり強い痛みもなく、
自覚症状が少ないのですが、
進行すると痛みがひどくなるので、

生理痛がひどくなったと感じたら
婦人科に受診するようにしましょう。

子宮付属器炎

子宮には卵管、卵巣が付属しています。
その卵管や卵巣などに細菌感染して
炎症を起こすと下腹部に痛みが出ることも。

これらの細菌感染には
性行為で感染するものが多いので、

誰にも相談できずに悩んでいる女性も
いるかも知れません。

いわゆる性感染症と呼ばれる病気は
早く治療をはじめれば完治するのも
難しいものはほとんどありません。

しかし、早く治療をはじめないと
骨盤内で炎症が広がるので
大腸や膀胱などにも広がることもあります。

下腹部痛とともに、いつもとは違う
おりものなど、気になることがあるなら、
早めに婦人科に行ってみましょう。

下腹部痛が辛い時は何科を受診すればいいの?

下腹部痛には、色々な原因が
考えられるので受診する場合は、

痛みの種類や場所、時期で
判断してみるといいでしょう。

・生理前後の下腹部痛
・妊娠初期~妊娠後期まで
・閉経前後の更年期

このような時期ならまずは産婦人科へ。

そのほかの場合はまずは一般内科へ
行ってみましょう。

痛みの部位や症状などを診察して
専門の科への受診をすすめられることも
あるかも知れません。

消化器内科、泌尿器科など
下腹部痛を起こすことがある病気と
関係する診療科目がある病院が良いでしょう。

詳しく痛みを説明できると
より診断しやすいと思いますので、

気になる痛みが頻繁に起こる場合は
記録をしておくと良いと思います。

まとめ

下腹部痛は、心配のない痛みから、
生命にかかわる深刻な病気まで
何か原因なのかハッキリしないと
怖いものです。

少々の痛みなら大丈夫!だと
油断してしまうことで病気の発見が
遅れてしまうのは怖いことです。

例え弱い痛みでも、それが続くとか
些細なことでも気になることがあるなら、
早めに病院に行きましょう。

きちんと検査をして、
心配のない痛みであることがわかれば、
余計な心配をする必要もなくなりますよ。