蒸れた靴の中の臭いはクサイといいますが、その何倍も強烈な臭いを放つのがブーツを履いた時の臭いです。
きれいにおしゃれをしていても、玄関先に脱いだブーツから鼻をつまみたくなるような臭いをさせると、一気に悪印象になってしまいますよね。
そんなやばすぎるブーツの消臭方法をまとめてご紹介しましょう。
めっちゃくさいブーツ
さて、ブーツの中ってどのぐらい臭いのでしょうか？巷では納豆を超える臭さだとも言われます。
ブーツがくさくなってしまう理由は、この3つです。
●高温になる事
●湿度が高くなる事
●角質が溜まる事
実は、私たちの足の裏にはなんと約20万個以上を超える菌が常にいるんです。
そしてブーツという密閉された中でその菌と足の裏にかいた汗が混ざると生まれるのが臭いの元なのです。イソ吉草酸という臭いを発生させる物質がガスになって臭ってきます。
それに加えて１度ブーツをはいて汗をかくと、雑菌がブーツ内に常駐してしまうのです。その数は4億とも言われています。これは何か手立てを打たないとブーツを履くたびに菌がどんどん増殖し足も臭くなってしまいますよね、
臭くなりやすい人
ブーツをはいて歩く、クラブなどに行って踊る、など汗をかくと臭いはさらに倍増してしまうから要注意です。
その臭さはなんとおじさんの5倍というからゾッとしてしまいますよね。また、革靴をはいた男性と、ブーツをはいた女性で朝から履き続けた結果を比べると、午後の菌の増殖率男性が4倍に対し、女性はなんと23倍というデータもあります。
また、あなたのカカトは、ガサガサになっていませんか？このカカトのガサガサがあると臭さはさらに加速します。
カカトの角質がぽろぽろとブーツ中に落ちてしまうからです。これは、自ら沢山いる菌のご飯を与えているようなものです。さらに、ガサガサの部分に皮脂や汗が溜まりやすくなるので、より高温多湿になってしまいます。
ちなみに、あまりいないかもしれませんが、夏にブーツを履いてしまうと湿度が100％に近くなるので、言うまでもなく最悪の臭いになります。
ブーツの消臭法
どれだけブーツの中が不衛生でクサイのかを理解した所で消臭法を見て行くことにしましょう。
『 1.新聞紙を使った臭い対策 』
これは北斗さんもしているというお墨付きの方法です。
やり方も簡単で、新聞紙を丸めて突っ込んでおくだけです。
これによって新聞がブーツ内の湿気を吸い取ってくれるのでブーツ内を乾燥させることができます。
ブーツ内の湿度を取ったら、今度は臭いを消していきましょう。
『 2.お茶っ葉を使った臭い対策 』
1.使い終わった緑茶の葉を干して乾燥させます。
2.ティーバックに入っていればそのまま。入っていない場合はティッシュなどに包んで靴の中に投入します。
使うのはお茶の中でも殺菌効果が強いカテキンが含まれる緑茶がおすすめです。また、緑茶に含まれているポリフェノールも消臭効果があるのでおすすめです。夜の内に入れておけば朝には殺菌＋消臭効果が効いていますよ。
『 3.アロマを使った臭い対策 』
これも、まずは新聞紙で湿気をとってからしてください。湿気が残っていると汗臭いところに香水を振りかけるようなもので、混ざり合った嫌な臭いが発生しますので注意しましょう。
使用するのは「ペーパーミントオイル」です。消臭効果と抗菌効果があるので最適です。
1.ティッシュに4つ折りにします。
2.ティッシュに2〜3適オイルを落とし、さらに4つ折りにします。
3.ブーツの中に1晩入れます。
『 4.10円玉消臭法 』
10円玉は銅でできています。銅イオンには殺菌効果があり、消臭をすることができます。
1.10円玉10枚以上を準備し、食器用洗剤できれいに洗います。
2.ブーツ内を除菌用ウエットティッシュできれいに拭きます。
3.10円玉を片足に5枚程度、重ならないようにそこに並べます。
4.1晩そのままにし、10円玉は取り出します。
5.天日干しします。天日干しは出来るだけ長い時間がお勧めですよ。
10円玉で除菌、殺菌、抗菌できるってすごいですよね？
ブーツをしばらく履かない時のお手入れ法
ブーツをしばらく履かないと言う時に、お勧めの消臭法をご紹介します。
まずは『天日干し』です。太陽の熱でムレを解消しさらに殺菌も出来るのが最適です。ただし、直射日光が当たる場所は生地が傷んでしまうのでNGです。そこで、日陰でかつ風通しが良い場所に逆さにして干しておきましょう。
しかしお天気が悪いと天日干しが出来ないものです。そんな時はお菓子などについてくる乾燥剤をブーツの中に投入すればオッケーです。
また、除菌スプレーもお勧めです。湿気がこもりやすい靴の先を除菌したいので、奥までスプレーがちゃんと届くジェットノズルがあるものを選びましょう。
足のニオイのお手入れ法
これまでのやり方で、ブーツのニオイはかなり軽減できますが、足のニオイは別途お手入れをする必要があります。
そもそも、私たちの足には常在菌が常にいるので、一度雑菌が増殖してしまうと、殺菌をしないとニオイの元を断つことができません。殺菌作用のある石けんなどもあるのですが、おすすめは「薬用デオドラントクリーム」です。
制汗作用があるので大量の汗を抑えることができ、99.999%の殺菌効果が約1日持続します。持ち運びが可能な小さなボトルタイプなので、気になった時にすっと塗れて便利だと思います。ちなみに、「永久」返金保証制度付なのも魅力です。
おわりに
ブーツは高いものなので安いほうがいいわという方もいらっしゃるかと思います。しかし、激安ブーツを買ってしまうと湿気を吸わず湿度が異常に高くなってしまいます。・・・つまり激クサブーツになりやすいので、合皮やビニールブーツではなく、出来る限り、革のものを選びたいものです。
ブーツで足長おしゃれを楽しむ時はエチケットとして臭いを出さない事は非常に大切です。
難しいケアはありませんので、日頃から意識してやってみてくださいね。
