なんとも不快で気分が悪い
偏頭痛。
長年悩まされている人も多い事でしょう。
肩がこるとなりやすかったり
天気が悪くなる前に起こったり
生理中にやってくる
そんな片頭痛の原因と対処法を
まとめてご紹介します。
偏頭痛の症状
偏頭痛の多くが、右側もしくは左側と
頭の片側に痛みが起こる事がほとんどです。
時に両側に痛みを感じる人もいます。
そしてその痛みが出る部位も様々です。
頭の付け根である後頭部やこめかみに
症状が出る人が多いようですが
頭の前側、前頭部に
痛みを感じる人もいます。
では偏頭痛の症状から見て行きましょう。
1.脈打つようにズキンズキンと痛む
2.頭痛が一度出ると
数時間から3日程度続く
3.頭痛と共に吐き気や嘔吐を伴う
4.強い光や音などで頭痛がひどくなる
5.痛みがある部位を抑えると
痛みが和らぐ
6.発熱や下痢を伴う事がある
これらの症状がある頭痛は
偏頭痛である可能性大です。
偏頭痛の種類
偏頭痛には、頭痛が来そうだな
と感じる前兆があるものと
前兆がないものの2つの種類に分かれます。
前兆を感じる人は
偏頭痛を持っている人の内
2割から3割に上ると言われています。
主な前兆としては、
目の前にチカチカと強い光が表れて
目が見えづらくなる症状です。
この前兆は閃輝暗点(せんきあんてん)と
呼ばれ、偏頭痛が起こる30分から
数時間程度前に起こるとされています。
偏頭痛の原因
また頭痛には、
パソコン作業や書き仕事などによる
偏った姿勢が原因で起こる
「緊張型頭痛」も存在します。
長時間の運転やうつむいた作業
枕が身体にあっていないことでも
引き起こされます。
頭を締め付けられるような痛みを
感じることが多く、
肩や首の筋肉が緊張することが
引き金となります。
続いてご紹介するのは
後頭部や耳の後ろ辺りに痛みを感じる
頭痛で、「後頭神経痛」と言われます。
名前の通り後頭部を通っている神経が
圧迫や刺激を受けることで痛みを発します。
急に振り返る動作などで起こることもあり
耳鳴りや肩こりを併発することが
多いのも特徴です。
つまりは、同じ姿勢を長時間すること
肩こりや首のコリなどが原因となります。
また、高血圧から起こる頭痛もあります。
高血圧になることで血圧が高くなるので
脳の血管が広がってしまい
神経を刺激してしまうので痛みを
感じてしまうのです。
頭痛は高血圧のサインであることも
ある為注意しておきたいですね。
脳の病気から頭痛が
引き起こされることもあります。
こわーいくも膜下出血。
出血してしまうと、通常の頭痛ではない
非常に強い痛みを感じるのが特徴です。
頭が割れそうな痛みという表現を
する人もいる程です。
また痛みが
どんどんと強さを増すというのも
くも膜下出血ならではの頭痛でしょう。
頭痛は精神的なストレスから
引き起こされる事も少なくありません。
ストレスを感じてしまうと
それに耐える為、知らぬ間に
歯を食いしばることが増え、
それが頭に負担を与えてしまうのです。
さらに偏頭痛は女性に多いと言われますが
それは女性ホルモンの分泌が
頭痛に影響しているからです。
その為、生理中などに
頭痛がひどくなる人が多いのです。
痛い時はこう対処しよう
いざ偏頭痛になってしまった時。
辛い場合の対処法を見ていきましょう。
偏頭痛の中でも、慢性的な肩こりや
目の疲れから来る緊張型の頭痛は
温めたりマッサージが有効です。
それは血管が収縮する事が
原因となっているからです。
しかしそれ以外の頭痛は
温めると逆効果ですので
そこは覚えておいてくださいね。
その時は少しマシになったように感じても
後から痛みが強くなる事がほとんどです。
この場合は拡張してしまった血管を
収縮させ、炎症を抑える事が大切です。
1.冷やす
炎症の応急措置は
冷やして熱をとることです。
そこでアイスノンや
冷たく冷やしたタオルを
後頭部、目の周り、こめかみといった
痛みがある部位に当てましょう。
2.ツボを刺激
偏頭痛に効くと言われる
ツボの刺激も有効です。
「 1.完骨 かんこつ 」
耳の後ろの骨の盛り上がりの下辺りに
あります。
指を下から上へ押し上げるように刺激
しましょう。
「 2.天容 てんよう 」
続いてのツボは、下あごのエラ辺りに
あります。
完骨から天容までのライン全体を
刺激してやるといいでしょう。
「 3.百会 ひゃくえ 」
最後にご紹介するツボは、
つむじの手前にあります。
このツボは有名なのでご存知の方も
多いかもしれませんね。
頭をスッキリさせてくれますよ。
脳の血管を収縮させるのに
カフェインを含んだ飲み物も有効です。
コーヒーや紅茶、緑茶、ウーロン茶などが
それに当たりますが、
過剰に取ると依存度が強まるので
飲みすぎには注意しましょう。
鎮静作用もあるので期待できますね。
最後にご紹介する痛み解消法は
眠ることです。
そんなこと?と思うかもしれませんが
ポイントが1つあります。
光などの刺激を避けることが大切なので
部屋を暗くして静かな状態で
休むようにしましょう。
偏頭痛には温めてはいけないものと
温めてもいいものがありますので
そこを見極める事が大切です。
その上で、ご紹介した方法を上手に
取り入れて辛い偏頭痛を乗り切りましょう。