つい就寝前にスマホを
いじっていませんか?
スマホでインターネットも見れるし、
友人とのラインでのやりとり、
たくさんのゲームなど、
スマホにはつい夢中になってしまう
魅力がいっぱいですよね。
そして、ついつい寝る前に
スマホをいじってしまう・・・
目に悪いんだろうなと分かってはいるけど、
今のところ、これといって自覚症状ないから
と多くの方は危機意識ありません。
寝る前のスマホが
身体にどんな影響があるのかを
ご紹介いたします。
スマホばかりな日常
今、ものすごく普及しているこのスマホ、
むしろ持っていない人は
かなり少なくなっています。
歩きながらスマホ、
電車の中でもスマホ、
お風呂の中でもスマホ、
待ち時間にスマホ、
とスマホがなければ
居ても立っても居られない時代に
なってきました。
そして、中毒のように
スマホを眺める人も
多いのではないでしょうか?
ちょっと考えてみて下さい。
これって、人間に悪影響はないのかな
と考えてみたことはありませんか?
今のところ影響ないし、
まあ、大丈夫なんじゃないか・・・
と多くの人は思っていると思います。
厚生労働省も警鐘を
この就寝前のスマホ操作、
とうとう厚生労働省から
2014年3月に「睡眠指針」の
見直しがされました。
厚生労働省健康局によると
『健康づくりのための睡眠指針 2014』
寝床に入ってから携帯電話、
メールやゲームなどに熱中すると、
目が覚めてしまいます。
就床後、長時間に渡り、
光で刺激してしまうことで
覚醒してしまうとともに、
そもそも、夜更かしの原因になり、
注意が必要です。
と警告を出してきました。
「 7-④夜更かしは睡眠を悪くする 」
という項目に、
「現代日本では、中学生、高校生の間にも
携帯電話が広く普及しており、
日本の中学生および
高校生を対象にした横断研究では、
就床後に携帯電話を
会話やメールのために
使用する頻度が多い者ほど、
睡眠の問題を抱えている割合が
高いことが示されている。就寝直前の携帯電話の使用が
中学生、高校生の夜更かしを促進し、
睡眠に悪い影響を
及ぼしている可能性がある。」参考:http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/suimin/
との警告があります。
特に、最近では
中高生も当たり前のようにスマホを持っています。
その使用によって、以前よりも
中高生の生活が夜型に
傾いているとのことです。
よって、スマホや携帯電話の操作を
就寝前に控えるように
呼びかけるようになりました。
寝る前のスマホの悪影響
この厚生労働省から警鐘を出されるくらい、
寝る前のスマホにはどんな悪影響が
あるのでしょうか?
1.睡眠障害に陥りやすくなる
メラトニンというホルモンを
ご存知でしょうか?
人間が規則正しく
睡眠と目覚めが出来るのは、
このメラトニンの働きなのです。
テレビやスマホ・携帯電話などの
電子機器のディスプレイに使われる
ブルーライトには、
このメラトニンの分泌量を
抑制してしまうのです。
このディスプレイの明るさが、
脳が昼間だと錯覚してしまい、
メラトニンの分泌が
抑制されてしまうのです。
それによってなかなか寝付けない、
眠りが浅いなどの睡眠障害が
出やすくなります。
心当たりありませんか??
2.ドライアイになりやすくなる
スマホを注視していると、
無意識のうちに瞬きの回数が減ります。
瞬きの回数が減るということは、
ドライアイの状態になってしまいます。
ドライアイが進むと眼精疲労となり、
やがて頭痛や肩こりにもなっていきます。
3.太る!?
就寝前のスマホが太る?
そんなわけないと思うかもしれません。
先程睡眠障害に陥りやすいとお話しました。
睡眠不足になることで、
食欲を増進させるホルモンである
グレリンが増えてしまい、
更に満腹中枢を刺激する
レプチンというホルモンが減少し、
空腹を感じやすくなってしまいます。
これが、太ってしまう理由です。
ブルーライトはスマホだけではない
スマホだけではなく、
パソコンのモニター、テレビ、
タブレットなども
ブルーライトが使われています。
特にスマホや携帯は目との距離が近いので
注意が必要です。
テレビはまだ距離をとって見ている分、
そこまで悪影響はないようです。
改善策
この記事を読んで危機感を感じた方は、
以下の改善策を意識して
行っていきましょう。
1.就寝2時間前からスマホなどを見ない
出来るなら就寝2時間前から
スマホなどを見ないようにしましょう。
それは無理だ・・・という方は、
最低でも1時間前から頑張ってみましょう!
2.ディスプレイ画面の明るさを変える
ディスプレイから発するブルーライトが
悪影響を及ぼすので、
このブルーライトの光量を
減らすように調整しましょう。
3.ブルーライトを軽減させるグッズの使用も検討しましょう
今はブルーライトを
カットするグッズが出回っています。
ブルーライトカットメガネ、
ブルーライトを軽減させる
貼るフィルターシートなどもあります。
スマホをいじるのが
寝る前の毎日の習慣になっている方も
いらっしゃるでしょう。
なかなか寝付けない、寝ても眠りが浅い、
などの自覚症状があったら、
スマホを疑ってみましょう。
またスマホの画面を見入ってしまうことで、
人との会話やコミュニケーションも
不足してしまいます。
今回は、スマホが身体に与える影響を
主にお伝えしましたが、
寝る前にスマホばかりしていると、
家族や恋人との会話も
少なくなってしまいます。
寝る前にスマホを見る習慣のある方は、
スマホを見る習慣を考え直してみましょう。