これは効果抜群！シミを消して美肌になれる食べ物

シミが出来るとショックですよね。

化粧できれいに隠せればいいですが、隠すのが難しいシミになると、老けて見えたり汚らしい感じがしてしまいます。出来るなら消したいものです。

シミは完全に消すのは難しいです。ですが、これ以上増やしたくない、出来てしまったシミを少しでも薄くしたいと多くの方は思います。

今回は、これ以上シミを増やさせない、出来てしまったシミを少しでも薄くする為に効果的な食べ物をご紹介したいと思います。

シミの種類

シミにはいくつかの種類があります。

1.老人性色素斑

紫外線による影響で出来るシミで、シミの中で一番多いタイプです。頬やこめかみなどの位置に出来やすいシミです。大きさは数mm〜数10mmとまばらで、平たく凹凸がない丸い色素斑です。

出始めの頃はまだとても薄いのですが、年数が経つにつれて濃くなったり範囲が大きくなったりします。

2.肝斑

30〜40代の女性に多く、閉経すると消えることから、女性ホルモンの影響で出ることが多いです。

頬骨近辺、目尻の下、鼻の下、額などに左右対称に出ます。比較的濃淡が均一なシミです。老人性色素斑とよく似ています。妊娠中、ピル服用中、生理不順などの時に出やすくなります。

3.雀卵斑（ソバカス）

小さな斑点状のシミが鼻を中心に顔全体に出ます。特に頬の所に出るのが印象がありますが、手の背側、背中、上腕にも出ます。

大きさは小さなものから米粒位のものまであり、色は淡褐色です。

幼い頃に出来るのは遺伝的なものが多く、大人になってから出ることもあります。大人になってから出る場合は紫外線の影響が大きいです。

4.遅発性両側性太田母斑

額、頬、目の周りなどに元から生まれつき出来ていた茶褐色もしくは青色のあざです。通常は顔の片側に出来ることが多いです。

両側に出来た場合は「遅発性両側性太田母斑」といいます。日本人に多く、多くは生後1年以内に出来、20歳過ぎてから出来ることもあります。

幼い頃から出た場合は、10代以降になって範囲が広くなったり、色が濃くなることもあります。

原因は、元からその場所に色素を作る細胞が集中していると発生します。加齢、ホルモンバランスの乱れ、紫外線の影響、合わないスキンケア、遺伝などが原因のこともあります。

5.脂漏性角化症

シミの角化進んでイボ状に盛り上がった状態のシミです。「年寄りイボ」とも呼ばれます。

手の甲にも出ることがよくあります。手の平や足裏以外の場所に出来、顔面、頭部、胸、背中によく出来ます。

色は薄い褐色から黒っぽいものまで様々で、大きさは数mm〜2、3cm位で、表面がザラザラしていてます。

中高年以降に多く出来、老化現象の一つです。20代前半にその前兆のような小さく薄いものが出ることもあります。遺伝、紫外線の影響が原因でもあります。

6.炎症性色素沈着

ニキビ、虫刺され、傷などで肌が炎症を起こし、その後のその出来た場所が一時的に濃くなって出来るシミです。

そのままにしても自然と消えることも多いですが、早くて数か月〜長いと3年程消えるまでかかることもあります。

7.花弁状色素斑

海やプールなどで肩から背中に紫外線を強く浴びた際に、広い範囲で点状のシミです。

シミができる原因

シミは老化や紫外線の影響でできるイメージが強いですが、さまざまな原因で作られます。

1.紫外線の影響

紫外線を浴びることで、体内を紫外線から守ろうと、メラノサイトでメラニン色素を作り出します。それがやがて皮膚表面に浮き出てシミとなるのです。

通常であれば、メラニン色素を含んだ古い角質は新陳代謝（ターンオーバー）が働いて剥がれていくのですが、この代謝がうまくいかないと、いつまでも皮膚内に留まったままになってしまいます。

メラニン色素の排出とターンオーバーの関係

私たちの肌は外側から表皮、真皮、皮下組織という3つの層で構成されています。このうち、ターンオーバーが行われるのは、表皮という層です。肌の細胞は表皮の中で最も深くにある「基底層」という部分で作られます。

基底層で作られた細胞は角化されながら、徐々に肌の表面に押し上げられて、やがて「角質」になり、肌を外敵刺激から守るのです。

その後、角質としての役割を終えた細胞は垢として体外に排出されます。この仕組みをターンオーバーと呼び、ターンオーバーが正常に行われている間は肌細胞が活発に働いて美肌が保たれます。

紫外線など、さまざまな刺激から肌を守るために作られるメラニン色素は通常、ターンオーバーとともに体外に排出されます。そのため、メラニン色素ができても、必ずシミができるわけではありません。

ところが、何らかの原因でターンオーバーのリズムが遅れたり、メラニン色素が大量に作られたりすると、メラニン色素が肌に蓄積されます。

メラニン色素は黒色なので、肌に蓄積されると、シミになってしまいます。

2.ニキビによるもの

ニキビで炎症が出来ると、それが後になって色素沈着を起こして黒ずんでいきます。これに紫外線が加わると、さらに濃くなっていきます。

3.間違った方法でスキンケアすること

化粧水をつける際に、コットンに化粧水などを含ませて擦るようにつけたり、思いっきり強くパッティングしたりしていませんか？

これらは肌の角質層を傷つけてしまいます。肌を傷つけることで皮膚内部で皮膚を守ろうと、色素沈着が起きやすくなってしまいます。

4.メイクで肌を擦ること

メイクする時にスポンジやパフ、ブラシで強く肌を擦っている人にもシミができやすいです。

シミの原因となるメラニン色素は外的刺激から肌細胞を守るために作られます。そのため、毎日のメイクで肌を擦って刺激を与えていると、メラニン色素が過剰に生成されやすいです。

メラニン色素は通常、ターンオーバーとともに剥がれ落ちますが、毎日のメイクでメラニン色素が大量に作られてしまうと、排出が追い付かずにシミができてしまいます。

5.肌の乾燥によって

肌の乾燥が進むと、角質層が厚く硬くなって、メラニン色素を含む古い角質がなかなか排出されないままになってしまいます。

肌が潤っていると、メラニン色素を含む古い角質が順調に排出されやすくなります。

6.食生活が悪いことによって

ジャンクフードばかり、野菜不足などになっていませんか？食生活が極端に悪いと、血行や新陳代謝が悪くなってしまいます。

また、シミに有効な栄養が摂取されないと、なかなかシミが改善されず増えていく結果になってしまいます。

7.ストレスによるもの

ストレスを受けると、ホルモンバランスが崩れます。そして、色素細胞の働きが活発化しシミが増えやすくなります。

また、ストレスは体内の活性酸素も増やしてしまいます。この活性酸素がメラノサイトを刺激し、シミの原因となってしまいます。

7.睡眠不足によるもの

睡眠不足や就寝時間によっては、新陳代謝が順調に行われず古い角質が留まったままになりがちです。

特に細胞の生成を促す成長ホルモンは夜22時から2時が最も活発化します。この時間にいかにぐっすり眠れているかが重要です。

8.喫煙によるもの

タバコを吸うことで、メラニンの発生を抑えてくれるビタミンCが減ってしまいます。シミが増えたり、シミがなかなか薄くならないということもあります。

また、タバコに含まれるニコチンは新陳代謝を低下させてしまいます。低下してしまうと、メラニン色素を含んだ古い角質が排出されにくくなります。

9.ホルモンバランスの乱れ

先程も軽く触れましたが、ホルモンバランスが崩れると、色素細胞の働きが活発になりやすくなります。

10.内臓の機能が弱ることで

副腎、肝臓、甲状腺、肺、胃腸などが弱ることでシミが発生することがあります。

シミに効果のある栄養素

ターンオーバーを行うために必要な栄養素や美肌を守る栄養素が不足すると、シミが悪化する可能性が高いです。

シミが気になる人はシミ対策に効果的な栄養素を摂取して、美肌を目指しましょう。

1.ビタミンC

美肌効果が高い栄養素として知られるビタミンCはシミの予防や改善にも効果を期待できます。

効果

ビタミンCはメラニンの生成を抑え、コラーゲンの合成をして肌のハリを保ってくれます。また、活性酸素を抑えてくれる働きもあります。美容に大切な栄養素です。

さらに、ビタミンCはメラニン色素を無色化する作用もあると考えられています。

シミはターンオーバーで排出されずに蓄積されたメラニン色素が原因でできますが、ビタミンCの力でメラニン色素の無色化が進めば、できてしまったシミも薄くなります。

したがって、ビタミンCはシミを予防したい人にもシミを改善したい人にもおすすめの栄養素です。

ビタミンCは水溶性なので、一度に多く摂取しても必要以上のものは尿として排出されてしまうので、一度に多く摂取せず小まめに摂取するようにしましょう。

1日の摂取量

生命維持には最低でも1日100mg必要で、美容の為には1500mgが望ましいでしょう。

2.エラグ酸

「エラグ酸」は植物に含まれる天然のポリフェノールの一つで、美白効果が高い成分「ハイドロキノン」と同等の美白効果を期待できる栄養素として注目を集めています。

効果

エラグ酸はポリフェノールの一種です。メラニンの生成を抑えてくれる働きがあります。

シミの原因となるメラニン色素は肌の基底層にある「メラノサイト」という組織で作られています。

肌が紫外線の刺激や摩擦を受けた時に、メラノサイトに存在するチロシンという成分がチロシナーゼという酵素によってメラニン色素に変えられて、シミの元が生まれるのです。

エラグ酸には、チロシナーゼの働きを抑える効果があると考えられています。よって、エラグ酸を摂取していると、シミの予防に効果を期待できるでしょう。

また、抗酸化作用が高く、ガンを抑制する効果もあるのではとも言われています。

3.ビタミンB2

代謝などに関わるビタミンB群のうち、ビタミンB2はタンパク質、炭水化物、脂質の代謝を促進し、健康を守ったり、美容に役立ったりします。

効果

ビタミンB2にはタンパク質の働きを促進し、肌細胞の再生やターンオーバーを助ける作用があります。したがって、ビタミンB2を摂取すると、紫外線や乾燥などの肌ダメージから肌細胞を守って、メラニン色素の排出を促す効果を期待できます。

肌の状態が整い、メラニン色素の排出も防げると、シミを予防したり、現在あるシミを目立たなくしたりする効果を期待できるでしょう。

4.ビタミンE

ビタミンEは抗酸化力の強い栄養素です。紫外線やストレス、飲酒、喫煙などの影響で量が増える活性酸素は肌の細胞に悪影響を与えます。

抗酸化力のある栄養素は活性酸素の働きを抑える作用があるので、肌細胞の働きを活発化させる効果を期待できるのです。

効果

強い抗酸化作用があり、「若返りビタミン」とも言われます。新陳代謝を高め、メラニンの排出を促してくれます。

ビタミンEは油と一緒に摂ることで吸収が良くなり、またビタミンCやコエンザイムQ10が含まれる食材と一緒に摂ることで、さらに効果がアップします。

5.βカロテン

βカロテンは緑黄色野菜などに含まれるカルテノイド系色素の一種です。

食事で摂取して体内に取り込まれると、一部はビタミンAに変換されるので、ビタミンAが持つ効果も期待できます。

効果

βカロテンは強い抗酸化力を持つ栄養素です。よって、βカロテンを摂取すると、肌細胞の機能を低下させる活性酸素の働きを抑えられます。

また、βカロテンが変換された後のビタミンAはターンオーバーを促進する作用を持っています。そのため、βカロテンを摂取すると、肌に存在するメラニン色素の排出も促進できるでしょう。

6.リコピン

リコピンはカロテノイド系の赤色をした色素です。βカロテンと同様に抗酸化作用に優れていて、美容や健康に役立ちます。

効果

優れた抗酸化作用を持つため、肌細胞の活性化に効果を期待できます。

リコピンを摂取して肌細胞を傷つける活性酸素の働きが弱まれば、ターンオーバーの活発化とメラニン色素の排出を期待できるでしょう。

7.コエンザイムQ10

コエンザイムQ10は補酵素の一つで、体内でエネルギーを作り出す酵素の働きを補助しています。ビタミンと似た働きをすることから、ビタミンQと呼ばれることもあります。

効果

抗酸化作用があり、新陳代謝を良くしてくれます。シワにも効果があり、若返りにはとても良い成分です。

人間の体内でも生成されます。ですが、20歳過ぎるころから生成が減っていってしまい、80歳位になると半分ほどになってしまいます。

8.ポリフェノール

食べ物の苦みや渋みに関わっている栄養素です。さまざまな植物に含まれていて、自然界には5,000以上のポリフェノールがあると考えられていますが、どれも強い抗酸化力を持っています。

効果

抗酸化作用があるので、メラニンを抑制してくれます。

9.オメガ3脂肪酸

オメガ3脂肪酸は不飽和脂肪酸の一種です。青魚に含まれるEPAやDHAもオメガ3脂肪酸に分類されていて、健康や美容に良い栄養素として、近年、注目を集めています。

効果

良質な油で、コラーゲンとエラスチンの生成を促し、新しい肌を作ってくれる働きがあります。

10.セラミド

肌の水分には、刺激から肌細胞を守るバリア機能の働きがあります。そのため、潤いに満ちたみずみずしい肌は紫外線や摩擦の影響を受けにくいです。

ところが、何らかの原因で水分が不足すると、紫外線や摩擦のダメージが肌に届いてメラニン色素の生成が促されます。

また、水分が不足した肌はターンオーバーも遅れやすいため、メラニン色素も蓄積されやすいです。

セラミドは肌の水分を守る栄養素です。乾燥が気になる時はセラミドを摂取して、肌に潤いを与えましょう。

効果

セラミドは肌の細胞と細胞の間にある、いわばスポンジのような役目で、水分や油分を抱え込む性質があります。

肌の水分を維持し、保湿効果はもちろん美白にも効果があります。肌が潤っていると、メラニンが排出されやすくなります。

11.タンパク質

皮膚や筋肉、ホルモンなどを作るタンパク質もシミ対策に欠かせない栄養素です。

タンパク質が不足すると、ターンオーバーが遅れてメラニン色素の排出が妨げられ、シミが作られてしまいます。

効果

タンパク質はコラーゲンの材料です。コラーゲンには、肌のターンオーバーを促進する作用があるので、タンパク質を摂取すると、メラニン色素の排出が促進されてシミができにくくなります。

シミを消して美肌になるメニュー

では先程ご紹介した、シミに効果のある栄養素がたくさん入ったメニューをご紹介します。

1.グリーンスムージー

飲みやすくビタミンも豊富に摂取出来ます。

★準備するもの

・小松菜　2株
・リンゴ　1/2個
・キウイ　1個
・水　　　750ml

★作り方

小松菜は適当な大きさに切り、リンゴ（種や芯は取り除く）やキウイは皮を剥いて適当な大きさに切って、ミキサーに材料を全て入れて撹拌します。

2.グレープフルーツとレモンのゼリー

ビタミンCがたくさん摂れる爽やかなゼリーです。甘酸っぱいシロップをかけて召し上がって下さい。

★準備するもの

ゼリー部分
・グレープフルーツジュース 300cc
・レモン果汁　　　　　　　 50cc
・水 　　　　　　　　　　　100cc
・ゼラチン 　　　　　　　　小さじ2（溶かす用に大さじ2の水も）

シロップ部分
・パイン缶の汁 50cc
・砂糖　　　　　　　　　　 大さじ1
・ラム酒　　　　　　　　　 小さじ1
トッピングに
・スライスしたパイン　　　 1枚分

★作り方

・ゼラチンを大さじ2の水を入れてふやかします。
・鍋にグレープフルーツジュース・レモン汁・水を合わせて入れ、火にかけます。沸騰しそうになったら火を止めます。
・ふやかしたゼラチンを加えて、泡立て器で混ぜ溶かします。
・ゼラチンが溶けたら、器に流します。粗熱が取れたら、冷蔵庫に入れて冷やします。
・シロップ作り。鍋にパイン缶の汁と砂糖を合わせて入れ、火にかけます。砂糖か溶けたら火を止め、ラム酒を加えます。冷まします。
・固まったゼリーに、5mm角くらいに刻んだパイナップルを飾り、⑤のシロップをかければ完成です。
・ゼリーの食感は、フルフルの柔らかめです。

引用元URL　http://cookpad.com/recipe/1224914

3.豚肉、パプリカ、ニンジンの炒め物

タンパク質を含んだ豚肉とビタミンCが豊富なパプリカ、βカロテンを含んだニンジンを炒め物にすると、シミに効果的な栄養素を効率的に摂取できます。

油を使って炒めることで、加熱に弱いビタミンCも逃げにくくなるので、効率的にシミ対策できるのもおすすめのポイントです。

★準備するもの

・パプリカ赤、黄　それぞれ一つずつ
・豚肉(薄切り)　　100g
・ニンジン　　　　1/2本
・塩コショウ　　　適量
・オリーブオイル　適量

★作り方

・野菜を食べやすい大きさに切っておきます。
・フライパンにオリーブオイルを入れて熱します。
・温まったら、豚肉を入れて色が変わるまで炒めます。
・野菜を加えて火を通します。
・塩コショウで味を調えたら完成です。

好みに合わせて野菜を加えたり、オイスターソースで味を付けたりすると、アレンジを楽しめます。

シミを少なくして美肌を目指そう

抗酸化作用や新陳代謝を促せる食べ物がシミには効果的です。シミを作らせない、今あるシミを早く肌の外に追い出すことが出来ます。

シミに効果的な食べ物を意識して食べて、シミを少なくしていきたいですね！

シミが少なくなれば、お化粧も薄く出来て手間も省けます。