クラシックだけじゃない!赤ちゃんの胎教にいい音楽

おなかの中にいる赤ちゃんにも、お母さんの声や外の音はちゃんと聞こえています。赤ちゃんにとって良い音楽を聴かせる音楽胎教は、最近とても注目を集めています。胎教といえばクラシックがメジャーですが、クラシックに興味のない妊婦さんもいるのも事実です。でも胎教ってクラシックでないといけないというルールはありません。今回は胎教に音楽がいい理由や、クラシック以外でおなかの赤ちゃんの胎教にいい音楽などをご紹介します。

広告

胎教にベストなタイミング

胎教は妊娠がわかったらすぐに始める方もいますが、始めるのにベストなタイミングがあることをご存知でしょうか?

特に音楽胎教は、おなかの赤ちゃんが外の音を感じ取れるようになった頃や、胎動で赤ちゃんとコミュニケーションが取れるようになる頃から始めるのがベストです。

赤ちゃんがお母さんの声や外の音が聞こえるようになるのが妊娠5ヶ月頃です。でもこの頃は、まだまだ赤ちゃんの聴覚は未熟で、音楽の胎教を始めるには少し早い時期です。この頃はお腹をさすったり、赤ちゃんに声をかけてあげるような胎教の方が向いています。赤ちゃんに声をかけることも立派な胎教の一つです。

聴覚が発達し、音楽の胎教を始めるのにベストなのが、妊娠6ヶ月くらいからになります。赤ちゃんの成長にも個人差がありますが、妊娠6ヶ月頃から音楽胎教を始めてみましょう。

クラシックだけじゃない!赤ちゃんの胎教にいい音楽

胎教に音楽がよい理由と効果

音楽を聴かせる音楽胎教が良いとされている理由は、赤ちゃんの聴覚を早い段階で発達させることができるからです。耳に音楽という刺激を与えることで、耳を発達させるだけでなく、脳を活性化することができます。脳は刺激を受けることで活性化しますから、音楽胎教が昔から行われているというわけです。

音楽胎教にはクラシックが良いと言われていますが、これはクラシックにはリラックス効果があるためです。

クラシックを聴いて妊婦さんがリラックスできれば、それがおなかの赤ちゃんにも伝わって、赤ちゃんも妊婦さん同様にリラックスすることができます。クラシックではモーツァルトを聴かせると、情緒豊かで想像力や集中力のある子供に成長すると言われていて、不動の人気を誇っています。

クラシックがいくらリラックス効果が高いといっても、妊婦さんがクラシックを好きでなければ、リラックス効果を得ることはできませんから、無理にクラシックを音楽胎教に使う必要はありません。妊婦さんが聴いていて楽しい音楽、リラックスできる音楽であれば、クラシックにこだわる必要はありません。

広告

胎教にぴったりの音楽

胎教にぴったりの音楽は、定番のクラシック以外ではオルゴール曲もおすすめです。

オルゴール曲にもクラシック同様にリラックス効果がありますから、胎教にはぴったりですね。他にも鳥のさえずりや川のせせらぎの音などの環境音も同じようにリラックス効果が得られます。ジブリやディズニーの曲がオルゴール曲になったものなどは胎教音楽として人気があります。

また音楽ではありませんが、最近では俳優さんが語りの絵本CDも人気があります。『桃太郎』などの定番の昔話が収録されたCDですが、ゆったりとしたリズムで語られるので、リラックスできると話題になっています。昔話が収録されたCDなら、生まれてからも聞かせることができるので良いのではないでしょうか。

胎教音楽を選ぶうえで大切なのは、一般的に「赤ちゃんの成長に良い」とされているから選ぶのではなく、妊婦さんが好きかどうかです。好きではない曲では妊婦さんのストレスになってしまうだけなので、赤ちゃんには逆に悪影響を与えてしまいます。

最近では胎教絵本も人気

胎教には様々な種類があり、音楽以外にも声かけ、体操、マッサージ、キックゲーム、食事、読み聞かせなどがあります。

最近胎教として人気があるのが、絵本の読み聞かせです。絵本を声に出しておなかの赤ちゃんに読み聞かせるというものです。読み聞かせが胎教にいい理由は、赤ちゃんへの愛情が高まったり、産後うつを予防する効果があるそうです。

胎教絵本として人気

・アメリカでお母さんが選ぶ絵本大賞を受賞したリサ・ハンフレーの『ちいさなあなたとのやくそく』

・アリスン・マギーの『ちいさなあなたへ』

これらの絵本はお母さんがどれだけ赤ちゃんのことを大切に想っているかが綴られています。

これら以外でも、絵本は基本的に自分が好きなものや、赤ちゃんに読み聞かせたい絵本を選べば大丈夫です。できれば、赤ちゃんが少し大きくなってからでも読んであげたいと思う絵本を選ぶようにするのがおすすめです。

クラシックだけじゃない!赤ちゃんの胎教にいい音楽

胎教で愛される子に

胎教を受けて生まれてきた赤ちゃんは、情緒が安定していて人見知りが少ない穏やかで、人から愛される賢い子供に育ちやすいです。情緒が安定しているということは、夜泣きやぐずりも少なくお母さんも育てやすいです。おなかの中にいるときから赤ちゃんとコミュニケーションをとることで、出産後もスムーズに育児をすることができます。赤ちゃんのためにもお母さんのためにも、自分に合った胎教をはじめてみてはいかがでしょうか。