連発するくしゃみってとっても辛いですよね。また出そうで出ないときも気持ち悪くてスッキリしないもの。今回は止まらないくしゃみにお悩みのあなたへ、スッキリ解消法をお届けします。
くしゃみの役目
くしゃみも意味がなく出るわけではなくてちゃんと役目があります。まずはそこを知っておきましょう。
くしゃみをすると、口や鼻から飛沫が飛び出しますよね。それは鼻の奥に細菌やウイルスなど異物が侵入して粘膜に貼りつくことで、それを排除するための防御反応として起こるものです。つまり私たちの身体を守ってくれる大事な行為なのです。
そこでくしゃみを我慢するのは様々な弊害を引き起こしてしまいます。例えば、自律神経が乱れたり呼吸器系に悪い影響を及ぼします。
それだけでなく、くしゃみを押さえようと鼻をつまむ方もいらっしゃいますが、鼓膜の破裂を引き起こす可能性があるのです。鼻をつまむと、空気圧が高まってしまい急激な圧力が鼓膜にかかる為です。時には目の腫れや咽頭部の骨折が起きることもあります。
くしゃみは出ないにこしたことはありませんが、ちゃんと役目があるものなので我慢は避けた方がいいですよ。
くしゃみが止まらない原因
では、くしゃみが止まらない原因についていくつか見ていきましょう。
1.アレルギー
花粉などのアレルギー反応として、体内にヒスタミンが発生することが原因となるケースです。ヒスタミンは脳のくしゃみ中枢を刺激して、くしゃみを連発させてしまいます。自分のアレルギーが、スギかヒノキかなど特定することで予防につとめたいですね。
2.ハウスダスト
お部屋のホコリや空気中の小さなごみを吸い込んでしまうことが原因となるケースです。花粉同様、目に見えないうちにどんどんと吸い込んでしまい、くしゃみが連発してしまうので注意が必要です。外ではそうでもないのに、特定の部屋に入るとくしゃみが止まらないといった症状がでがちです。
3.風邪
花粉が飛ぶ時期になると、風邪なのか花粉なのかの見極めが難しくなりますね。しかし、風邪もウイルスが体内に侵入すると、くしゃみを出して阻止する為、特に引き初めにくしゃみが増えるのです。
4.温度差
全ての人があてはまるわけではありませんが、温度さが激しい時にくしゃみが出る場合があります。一説には体温調節のためと言われます。洋服の枚数などで工夫したいですね。
くしゃみによっておこる害
次に、くしゃみをすることで起こる害にはどんなものがあるのでしょうか?
1.他人への害
一番に思いつくのが、飛沫を飛ばしてしまうことによって他人に害を与えてしまうことでしょう。風邪の菌をくしゃみで飛ばしてしまい人にうつしてしまうこともそうですが、花粉やアレルギーなどで起こるくしゃみの飛沫が飛んでくるのも決して気持ちいいものだとは言えませんよね。
くしゃみによる飛沫が飛ぶ距離は、1〜2メートルともいわれています。つまり会話をする距離はもちろん、少し離れていてもかかってしまうのです。エチケットとしてマスクは手放せませんね。
2.自分への害
くしゃみによって起こる害は、あなた自身にもあります。くしゃみが飛びだす圧は非常に強いため、何度も繰り返すことで背中や肩の筋肉を酷使してしまい張り感が出やすくなります。
また腰が弱い人などは、くしゃみの衝撃で腰痛が悪化したり、ぎっくり腰を起こすこともあるので注意したいものです。さらに肋骨を疲労骨折してしまうこともあります。
くしゃみを止める方法
そんなくしゃみを止めるための方法をご紹介しますね。原因によってくしゃみを止める方法は異なりますので、まずはそれを特定することから始めてください。
1.アレルギーによる場合
アレルギーが原因ででるくしゃみには、点鼻薬や抗ヒスタミン剤などを使用するのがいいでしょう。また外から戻った時は、部屋の外で花粉などをしっかり払うようにしましょう。事前に、アレルギーから身を守る為に薬を服用しておくのも大事ですね。
2.ハウスダストによる場合
ホコリなどのある部屋を避けることです。そしてホコリやごみが溜まらないようにこまめに掃除をするようにしておきましょう。特にソファーやクッションは埃が溜まりやすいので要注意です。掃除を行うときは、忘れずにマスクでガードしてくださいね。
ツボの刺激でくしゃみを止める方法
最後に、ツボを刺激することでくしゃみを止める方法をご紹介しますね。
1.鼻の下の中央部を人差し指と中指の2本の指を使ってグーッと押さえます
※かとちゃんペをするイメージです。神経伝達を止めることでくしゃみが止まります。
2.左右の小鼻の脇を挟むようにして、数回ぐーっと押しましょう(ツボ名:天迎香)
花粉症に効果があると言われるツボです
3.左右の鎖骨の中央にあるくぼみを、人差し指で数回ゆっくりと押しましょう(ツボ名:天突)
※強く押し過ぎると呼吸しづらくなりますので力を入れ過ぎないないことがポイントです。のどの痛みやしゃっくりにも効くツボです
くしゃみは連発すると、他人にも自分の身体にも害を与えてしまいます。出てしまう時に我慢するのはよくありませんが、どうしても出てはまずいという場面ではご紹介した方法を取り入れてくしゃみを解消するようにしてくださいね。