なかなかキレイに消えてくれない厄介な色素沈着、こまめなケアが大事だとは分かっていてもできるだけ早くキレイにしたい!と思ってしまうものです。
今回は色素沈着のタイプや原因を知り、最短でキレイにできる3つの方法をご紹介していきます。
ニキビ跡の色素沈着のタイプ
まずはニキビ跡としてできる色素沈着の種類を2タイプ確認していきましょう。
紫色(赤黒)になってしまうニキビ跡
1つ目は見た目が紫色もしくは赤黒い色素沈着となるタイプです。ニキビ跡の第一段階の次に起こる状態である為、腫れや腫れによる隆起は落ち着いています。その一方で、紫っぽい斑点状の跡ができます。跡を強く押したり、刺激を与えると多少痛みを感じますが、何もしなければ基本的に痛みはありません。
このタイプのニキビは、ニキビの炎症によって起こるダメージが強かったり、外部からの刺激が強いことで毛細血管が内出血を起こしている為、紫色が目立つのです。
茶色になるニキビ跡
2つ目は茶色い跡になるニキビ跡です。このタイプは、上記で紹介した紫色(赤黒)になるニキビ跡の次の段階に起こるものです。茶色い斑点状のものは、押圧を加えても痛みはなく、いわゆるシミになっています。
この茶色いタイプのニキビ跡は、紫色(赤黒)になるニキビ跡ができている時に、紫外線を多く浴びてしまった結果、メラニン色素が沈着することで出来てしまうのです。
色素沈着の原因
上記のニキビのパターンも合わせて4つある色素沈着ができてしまう原因をもう少し詳しく見ていくことにしましょう。
1.紫外線が原因によるもの
まず1つ目は紫外線を大量に浴びることが引き金になるものです。皮膚は紫外線を多く浴びるとメラニンが生まれそれが茶色いシミとなってしまうのです。日常生活で最も色素沈着ができやすい要因の1つだと言えるでしょう。
2.ニキビが原因によるもの
先ほどご紹介した部分とだぶる部分がありますが、簡単にご紹介します。ニキビによる肌の炎症は活性酸素を作り出し、それが肌細胞を傷つけてしまいます。その為、活性酵素から肌を守ろうとして、メラニン色素が過剰に作り出されるのです。そしてそのメラニン色素がニキビによるターンオーバーの乱れにより、排出されず色素として残ってしまうのです。
3.アトピーが原因によるもの
アトピー性のお肌は非常に敏感でかつ乾燥しているため、バリア機能も低下しています。そこで、外部からの刺激やウイルスなどからお肌を守ろうとする結果、メラニン色素が過剰に作り出されてしまうのです。
4.繰り返される刺激が原因によるもの
この他にもお肌が繰り返し摩擦を続けると、皮膚を守ろうとする機能が働きメラニン色素が生まれてしまいます。例えば、スクラブ入りの洗顔フォームでゴシゴシと顔を洗う、タオルで顔を拭くときに擦りすぎるという何気ない動作の繰り返しが原因となります。
その1.新陳代謝をあげる
ご紹介したような原因で出来上がる色素沈着をきれいにするには、お肌を元気にすることです。つまりお肌が持っている本来のターンオーバーを正常化し、新陳代謝をあげていくことです。
通常、メラニン色素はターンオーバーの際に自然と外に排出されるので、それが皮膚に残りシミとなることはないのです。
そこで取り入れたいのが、お肌の新陳代謝をあげる栄養分です。食事でとるのはどうしても無理がある為、サプリメントを上手に取り入れましょう。足りないものを補うという方法もありますが、きっちりとした栄養管理をするのは難しいので、マルチビタミンとして総合的に取るのがいいでしょう。
お勧めしたい栄養素は以下の通りです。
・ビタミンE 抗酸化作用を持ち活性酸素をなくす作用がある
・ビタミンB 新陳代謝をあげ、肌の免疫力をアップする
・ビタミンC 今ある色素沈着をなくす
・ビタミンA メラニン色素が作られにくくする
その2.ピーリングをする
2つ目は、ピーリング化粧品を使って色素沈着を落とすことです。酸性の薬剤を使用することで、古い角質をとかし、ターンオーバーを促進するのです。
市販のピーリング剤は多く販売されていますが、商品によってはお肌に負担が大きく逆に活性酸素を生んでしまうことがあります。そこで、フルーツ酸をはじめとした植物油由来のピーリング剤(AHA)がおすすめですよ。
またピーリングは過剰に行うと正常な肌の角質まで落としてしまう為、週に1、2回までにとどめておくのが良いでしょう。また1回行った後は間隔をあけることもお忘れなく。
その3.美白スキンケアをする
最後にご紹介するのは、美白スキンケアを用いて色素沈着をなくす方法です。
そこで、メラニン色素の生成を抑えたり、肌をバリア機能を高める成分を含んだスキンケアを取り入れてください。
メラニン色素を薄くする成分としては、アルブチン、ビタミンC、コウジ酸などがあります。また、保湿効果が高い成分としては、セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン、プラセンタエキス、乳酸Naなどです。
美白化粧水選びの参考にしてくださいね。
色素沈着ができてしまったからといって、シミはもう消えないと悲観する必要はありません。できるだけ早くポイントを抑えたケアに取り掛かりきれいな肌を手に入れましょう。