気になる臭いランキングの上位に必ず入る「口臭」あなたは大丈夫ですか?会話をするときにどうしても息は出る為、口臭い!と思われるとショックですよね。
そこで今回は、ドライマウスを含む口臭の原因や種類、ご自宅で簡単にできるオーラルケアについてご紹介します。
口臭の原因と種類
口臭は主に2種類あり、生理的口臭と病的口臭です。
生理的口臭というのは、基本的に誰でも少なからず持っているものです。最も分かりやすいのが口の中がネバついていたり、乾いていることによる、朝起きたときの口臭です。その他にも、空腹時、疲労時、緊張時、生理時などにも気になります。
病的口臭というのは、歯周病や虫歯が原因のもの、胃腸など内臓疾患が原因となるものを指します。
これら口臭が発生するのは、口の中にある嫌気性細菌がたんぱく分解されることで起こります。いったい何がたんぱく分解を引き起こすしているのでしょうか?それは歯茎や舌の粘膜が新陳代謝の後に残った古い細胞や、唾液、血球成分です。これらが分解されることで、口臭の元となる揮発性硫黄化合物が生まれてしまいます。魚やお野菜が腐った臭いや、生ごみのような独特の悪臭を放ってしまう訳です。
あなたの臭いが生理的口臭か病的口臭かを見分けるための特徴をご紹介しましょう。
1.仕事などで長期的にストレスを感じている
2.口の中がパサついている
3.舌の表側が白くなっており、舌磨きをしたことがない
4.歯、入れ歯、詰め物の表側を舌で触るとザラつきがある
5.歯がグラグラしているものがある
6.詰め物が取れて放置している、穴が開いた歯がある
7.歯ぐきに出血や腫れがある
1.~3.のいずれかだけに該当する方は生理的口臭の可能性大です。1~7のいずれかの条件に当てはまる方は病的口臭の可能性が高くなります。
最近話題のドライマウス
最近よく耳にするドライマウスも口臭の原因となる為、少しご紹介しておきますね。
ドライマウスの原因は口呼吸もしくは口が空いたままの状態が続くことです。それによって、分泌される唾液の量が減少してしまい、口内が乾燥する一方でネバつき、舌がはりついて話しづらいという症状を訴えます。
唾液が減ることから、口内が乾燥し臭いを放つ嫌気性細菌も増えることから口臭に繋がりやすくなるのです。
オーラルケアのやり方
口臭を解消させるために行っていきたいオーラルケアをご紹介しますね。
1.唾液を出すケア
唾液は口臭予防にとっても大切です。そこで、唾液を十分に分泌させることが大事なポイントとなります。
うがいをしたり歯磨きをする、ガムを噛むという口の中に刺激を与えることも唾液分泌を高めてくれますよ。
また、耳下部に指を走らせ、フェイスラインのエラと呼ばれる部位の下を3本の指で優しくマッサージしてください。舌を思い切り前に出して左右に動かすことでも、唾液腺を刺激できるので試してみて下さい。
2.舌みがききケア
あまりしたことがないという方もおられるかもしれませんが、舌みがきで舌苔(ぜったい)を取り除くことは非常に大切です。舌を清潔に保ってくれる為、口臭を防ぐことが出来ます。
ただし注意点は歯ブラシで行わず、専用の舌ブラシを用いて行ってくださいね。舌を傷つけることがある為です。
3. 洗口剤ケア
続いては、口の中を洗浄、消毒することで口臭を防ぐ方法です。洗口剤が殺菌効果を持っていますのでおすすめです。ただし、清涼剤があまりに強いものは刺激となるので避けた方がいいでしょう。
4. 食後の口内ケア
食後の口内ケアといえば、いうまでもなく歯磨きですがそれだけではありません。殺菌効果のあるカテキンを含む緑茶を飲んだり、梅干を食べて食べかすが腐敗するのを止めるのも有効ですよ。
生活習慣の改善も有効!
口臭はオーラルケアに加えて、生活習慣を改善することも有効だとされていますので、ご紹介しますね。
1.早寝早起きをする
まったく無関係のように感じてしまう早寝早起きですがとっても大事なのです。それは口臭を生み出す原因として夜更かしをはじめとした不規則な生活があるからです。不規則な生活をしていると、自律神経が乱れてしまいます。それによって、自律神経にコントロールされている唾液腺が影響を受け、唾液の分泌を抑えてしまうからです。
そこで、だらだらせずに早寝早起きを習慣づけるようにしましょう。
2.疲れを溜めない
疲れをいつも溜めて、バテてしまっている方おられませんか?ゆっくりする時間がないと何かと言い訳をして無理ばかりしていると、口臭まで強くなってしまいます。
これは、身体が疲労状態に陥ることで免疫力の低下を引き起こす為です。口内に本来備わって言える生理的な機能が低下して、口内環境が悪化してしまうので口臭が出やすくなるのです。
そこで、休息日や手抜き日を作って身体を休めたり、クエン酸やお酢などを取り入れ疲労を溜めないように気を付けましょう。
口臭は公害と呼ばれるほど不快な臭いだと言われます。自分にも自信をもっていられるように、またエチケットとしても日頃から口臭予防に努めましょう。