赤ちゃんが欲しい人が今すぐ取り入れるべきこと

結婚して夫婦生活も順調だから、すぐに赤ちゃんを授かると思っていたのに、なかなか赤ちゃんを授からないと悩んでいる女性は意外と多いです。10組に1組以上の夫婦が、赤ちゃんができないことに悩んでいます。赤ちゃんが欲しいのになかなか妊娠しないと精神的にも辛い状態になってしまいますね。ストレスを感じてしまうと妊娠力が下がってしまい、よくありません。そこで今回は赤ちゃんがなかなかできない理由や今すぐ取り入れるべきことなどをご紹介します。

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なかなか赤ちゃんができない理由

夫婦生活を送っていても赤ちゃんができない、それにはちゃんと理由があります。赤ちゃんができにくい理由は女性側だけでなく、男性側にも原因がある場合もありますので、男女別に見てみましょう。

【 女性側の原因 】

1.ホルモン異常などで排卵に問題がある場合

毎月生理があるからといって、必ずしも排卵が起こっているとは言い切れません。卵巣の中で卵胞が成長していないこともあります。排卵が起こらない理由はいろいろありますが、過度のストレスやダイエット、卵巣機能不全などがあります。

2.卵管閉塞などの卵管に問題がある場合

卵管閉塞というのは自覚症状がない場合が多いんですが、卵巣から子宮をつなぐ卵管が詰まってしまうというものです。この卵管が詰まってしまうことで、卵子と精子が出会うことができません。

卵管閉塞以外にも卵管が細くなっていたりしても卵子と精子が出会いにくく、万が一受精できても、受精卵が子宮までたどり着けず、妊娠が成立せずに終わってしまう場合もあります。

3.子宮筋腫など子宮に問題がある場合

子宮筋腫や子宮奇形など、子宮に問題がある場合は、せっかくうまく受精しても受精卵が着床できなかったり、また着床したとしても受精卵が成長できない場合があります。子宮筋腫をもったまま妊娠できる場合もありますが、筋腫の大きさなどによっても違ってきます。

赤ちゃんが欲しい人が今すぐ取り入れるべきこと

【 男性側の問題 】

1.染色体異常など精巣に問題がある場合

精巣の働きが悪いと、作られる精子の数が少なくなってしまいます。精子の数が少なくなると、受精できる確率が減ってしまいます。精子の作られる数が少なくなってしまう症状は乏精子症などといわれています。

2.精巣炎など精管に問題がある場合

精巣で作られた精子は精管を通って射精されますが、精管炎などの病気が原因で精管が詰まってしまうことがあります。

これらが男女別に見た赤ちゃんができない理由ですが、中には原因がわからないこともあります。赤ちゃんができずに悩んでいる夫婦の約10%~20%が原因がわかっていません。この原因不明の不妊を「機能性不妊」といいます。

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取り入れるべきこと

なかなか赤ちゃんができないと悩んでいるだけでは、状況は変わりません。赤ちゃんを授かるためには、まず生活習慣を見直してみましょう。

「バランスのとれた食事をする」
「毎日決まった時間に三食食べる」
「体を冷やさない」
「ストレスを上手に発散する」
「アルコールやタバコをやめる」

これらを意識した生活習慣が大切ですよ。特にタバコは血流が悪くなりますから、生理が不順になり、結果妊娠しにくい体になってしまいます。女性側だけでなく男性側もタバコをやめるようにしましょう。

こういった生活習慣の改善と合わせて行いたいのが、妊娠しやすい体作りです。

基礎体温をつけて女性ホルモンの流れを把握したり、排卵検査薬を利用するのがおすすめです。

不妊治療も視野に

不妊治療に抵抗があって、「何が何でも自然妊娠を」と考えている夫婦は意外と多いですが、それは不妊治療=体外受精というようなイメージがあるからではないでしょうか。不妊治療はいきなり体外受精を行うのではなく、妊娠できない原因を検査し、原因が特定できた場合にはその治療を行いますし、原因が特定できない機能性不妊の場合には、排卵のタイミングで性交渉を行うような指導をされます。それでもなかなか妊娠に至らない場合には、徐々にステップをふんで、人工授精や体外受精へと移っていきます。

不妊治療で気になるのが料金ですが、全てが自費ではなく、一部保険適応になるものもあります。病院によって料金設定に差がありますから、不妊治療を考えている場合は、ホームページなどで料金を確認しておきましょう。

不妊治療のタイミング法だけで妊娠できた女性も多いですし、年齢が上がるとそれだけ妊娠する確率も下がってしまいますから、なるべく早めに不妊治療も視野に入れたほうがよいでしょう。

不妊症とは

なかなか赤ちゃんができないと「不妊症なのかも・・・」と悩んでしまう方も多いですね。

不妊症とは赤ちゃんを希望して性生活を送っていても2年以上赤ちゃんができないことをいいます。不妊症に悩んでいる夫婦は10組に1組~2組くらいですが、昨今の晩婚化を考えると、2年待って不妊症治療を始めるよりも、1年経っても赤ちゃんを授からない場合は、不妊治療をすすめられることが多いです。

赤ちゃんが欲しい人が今すぐ取り入れるべきこと

できることはすべて実行してみよう

赤ちゃんがなかなかできなくて焦ったり落ち込んだりするよりも、まず生活を見直したり、病院で検査をして治療できるものは治療していきましょう。特に生活の見直しは今すぐにでもできることですから、さっそく実践していつでも赤ちゃんを迎えられる準備をしておきましょう。