20代後半頃から、ダイエットの結果が出にくくなったと感じていませんか?ダイエットのために頑張り続けてきた方も、そうでない方も、アラサーという年齢が近づくにつれて体は大きな変化を迎えます。
今までと同じようにダイエットを頑張っても、中々結果がついてこないと感じている方は、その方法を見直す必要があります。30代頃から女性の体は変化を迎えるため、今までとは違ったアプローチをしていかなければなりません。
今回はアラサー女子必見の体の変化に合わせたダイエットの方法をご紹介していきましょう。
アラサーになると体はどう変化する?
この年頃の女性の体は、現時点での生活習慣以上に、20代の生活習慣から影響を受けている状態といえます。
・食事に気を遣っていなかった
・運動する習慣がなかった
・冷えを放置していた
・短い睡眠でも気にせず生活していた
これらの若いからこそできる生活が、30代に及ぼす影響はとても大きいといえます。
1.脂肪がつく場所が変わってくる
昔は気にしていなかった下腹部周りや膝上など、年齢とともにたるみが気になり始める場所に脂肪がつきやすくなります。体重ではなく、体型に変化があらわれることが多くなるのです。
2.セルライトが増える
年齢に関係なくセルライトは発生しますが、突然増え始めたと感じる場合、年齢以上にそれ以前の生活習慣が関係している可能性があります。
冷え性を改善しないまま、滞りがちな太もも裏やお腹周りのケアを怠っているとこのような変化が生じる可能性があるでしょう。
3.全体的に位置が下がる
たるみが生じ始め、バストやお尻の位置がどんどん下がってきます。年を重ねるとともに、体質が変わってきている証拠といえます。
生活のリズムや習慣を何も変えていないのに肌に衰えを感じたら、胸やお尻にまで影響を及ぼす可能性があることは覚えておきましょう。
アラサーのダイエット方法~運動~
このように、減量効果があらわれにくい年代だからこそ、効果的なダイエット法を知っておく必要がありますね。まずは運動編から解説していくとともに、ポイントにしておきたい点についてお話していきます。
体重ではなく見た目を意識する
体重の増減だけに重きをおきがちですが、大切なのは見た目の変化です。筋肉と脂肪では、量は同じでも見た目の印象が大きく異なることが分かっています。同じ量でも脂肪がついているのと筋肉がついているのとでは、見た目に雲泥の差が生じます。
そこで意識して頂きたいのが見た目です。体重が何キロであろうと、見て理想の体型だと思えるのであれば、問題ありませんよね。体重計で測る重量には、単純な水分量も含まれています。
ポイントにするのはあくまで体脂肪で、体重そのものに意識を向け過ぎないようにすることがアラサーのダイエットには重要だということは覚えておきましょう。
気になる部分の部位別筋トレ
二の腕編
1.両手と両足で体を支えるよう、体制を整えます。
2.お尻を持ち上げ、お尻を移動させるように前後に移動させます。
3.肘は少し曲げた状態で、腹部にも力を入れながら10回行いましょう。
4.この動作を3セット続けて下さい。
下腹編
1.腹式呼吸を意識して行ってください。
2.膝の後ろに両手をおき、上体を床におろします。
3.膝を床から90度に保ち、足首をクロスさせます。
4.足の反動は使わないよう、息を吐き出しながらお腹の力で足を上体に引き寄せていきましょう。
5.肩に力が入らないよう、お腹を意識して行います。10回3セットから始めてみて下さい。
お尻編
1.四つん這いになり、肘を床に付け真ん中で膝を揃えます。
2.右の足を高く上げ、膝はしっかり伸ばします。
3.お尻より高い位置でキープし、右足を上に30回持ち上げます。
4.左足も同様に行ってください。
5.次は右足の膝を外側に曲げた状態で、上半身から直角に90度持ち上げ、床ぎりぎりまで下ろす動作を繰り返します。
6.10回続け、反対側の足も行っていきましょう。
太もも裏編
1.片足を大きめに前に出し、膝を曲げます。
2.後方の足の膝を床に付け、上半身を前方に倒しお尻を引きます。
3.前方に出した足のつま先を上げ、お尻をさらに後方に引き10秒保ちましょう。
4.この動作を5回繰り返していきます。
5.反対側の足も同じように行ってください。
内もも編
1.椅子に腰かけ、両足を閉じ合わせます。
2.背筋は伸ばすことを意識し、太ももの間に両手を差し入れます。
3.手で内ももの脂肪を上に持ち上げ、外側へ押すように力を加えて下さい。
4.両足はその力に逆らうよう、引き寄せましょう。
5.そのままの状態でつま先はつけたまま足ふみを行います。
6.30回繰り返したら、床に腰かけます。
7.両足裏を合わせ、両手で太もも~付け根まで押すようにマッサージしましょう。
背中編
1.うつ伏せになり、手は前に投げ出し両手両足を浮かせ、息を吸うとともに肘を引いて脇を閉めましょう。
2.脇下の背中が動いていることを意識し、吐きながら肘を伸ばします。
3.両手両足を下ろしたら繰り返し行いましょう。
4.腰は反り過ぎないよう、お腹にも力を入れると効果的です。
アラサーのダイエット~食事~
運動の他にも気をつけておきたいのが食生活です。若いころだからこそ通用した不摂生も、30代が近づくと改善しておくべきですし、体への変化の原因となります。
極端な制限はしない
年齢とともに、極端な食事制限によるリバウンドの影響は大きくなります。続けられる程度の食事制限を意識し、量を減らす程度にとどめておくことが大切でしょう。
間食などもそうですが、時間帯を決めて少量のフルーツを摂るなど、全く摂らないようにするのではなく、制限をゆるめてあげることがポイントです。
便秘を改善する
便の排出を促すためには、適度な水分と食物繊維の摂取がポイントになります。水分はコップ1杯をこまめにとることを意識し、食物繊維は野菜で積極的に摂取するとよいですね。
特に海藻類であるワカメなどは取り入れやすく食物繊維も豊富なため、朝食をワカメのお味噌汁にするだけでも効果があるでしょう。
食物で体が作られることを理解しておこう
10代や20代の頃なら、厳しい食事制限をして減量をしても、それほど肌や髪に影響は出ないかもしれません。しかし、30代以上になると、食べ物から肌や筋肉、髪の毛まで、全てが作られていることを実感することになります。
実年齢よりも年上に見られることを避けるためには、何を食べてどこが育ち守られているのかをきちんと知ることが大切でしょう。運動ともに、食事の大切さも理解する必要があります。