おいしいから食べさせたい!赤ちゃんに与えても良い果汁と与え方

 

フルーツは甘くておいしいし、いろいろなものを早く赤ちゃんに食べさせてあげたいというママさんは多いと思います。

気になるのは赤ちゃんにフルーツの果汁をあげるとき、気を付けるポイントは何かということですよね?

今日は赤ちゃんに果汁を与える時期、あげても大丈夫な果汁、与え方についてご紹介します。

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果汁を与えても良いのはいつから?

赤ちゃんに果汁を与えても問題ないとされているのは、ちょうど離乳食を開始する位=生後6か月以降です。生後6ヶ月以前の赤ちゃんは消化器官が未発達で、果汁を上手く消化できず胃腸に負担をかけてしまう可能性があります。

しかし、生後3か月頃から果汁を与えることが推奨されていた時期があります。1960年代から1990年代くらいまでのちょうど今のママさん世代が生まれた時期です。そのため、子育ての先輩(自分の母親など)が持つ子育ての常識とは異なる場合があるので注意しましょう。

昔、生後3か月ごろからの果汁が推奨されていた理由には粉ミルクにビタミンが配合されていなかったことがあり、果物に含まれるビタミンで足りない栄養を補給するために果汁の摂取がすすめられていました。

しかし、現在の粉ミルクにはビタミンも配合されているため、栄養を補うことを目的として生後6か月未満の乳児に果汁を与える必要はないという考え方が一般的になっています。

結局のところ、果汁は絶対に与えなくてはいけないというものではなく、逆に絶対に与えてはいけないというわけでもありません。

現在の粉ミルクではそれだけでも十分に栄養を補うことが出来ること、生後3か月の赤ちゃんでも大量に果汁を与えたりせず舐める程度であれば、胃腸に大きな負担もかからないことなどから、果汁を与える・与えないどちらにしても神経質になる必要はないと言えます。

ただ早いうちから甘みのある果汁を頻繁に与えてしまうと母乳や粉ミルクを嫌がるようになり、栄養が偏る可能性があるので、与えすぎには要注意です。時期的には離乳食に慣れてきてから果汁を与えるのでも十分なので、早いうちに果汁をあげることにこだわる必要はないでしょう。

おいしいから食べさせたい!赤ちゃんに与えても良い果汁と与え方

 

与えても良い果汁・与えてはいけない果汁

赤ちゃんはまだ食べ物のいろいろな味を知りません。そのため、赤ちゃんに与える果汁は刺激が少ないものを選ぶのが鉄則です。

酸味が強すぎるものは出来るだけ避け、りんご、なしなどの酸味・刺激が少ないものから始めて徐々にレパートリーを増やしていきましょう。ぶどうやみかん、モモ、さくらんぼ、スイカ、メロンなど水分が多く果汁が出やすいものがおすすめです。

みかんなどの柑橘類は便秘解消の効果もあるので、赤ちゃんの体調に合わせてあげる果汁を変えてみるのもいいですね。

反対に与えてはいけない果汁は刺激が強いもの、酸味が強いもの、苦味があるものなどです。具体的にはキウイフルーツ、パイナップル、グレープフルーツなど大人でも好き嫌いが分かれるようなものは離乳食に慣れてきた後に徐々に与えていくのが良いでしょう。

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果汁の与え方

果汁は自分でフルーツを絞るか赤ちゃん用の果汁100%ジュース粉末などを使い、スプーン1杯ほどの量をなめさせることから始めます。

水分補給や栄養補給が目的ではないので、大量に飲ませる必要はないことを頭に入れておきましょう。

その点では、赤ちゃん用の果汁100%ジュースを使うと量が多く大量に余ってしまうため、フルーツを自分で絞って果汁を与えて、果実はママ自身が食べてとした方が無駄がないと言えます。

とはいえ、手間をかけるのが面倒だったり、外出中だったり、フルーツを絞ることが出来ないという方は市販品を使って問題ありません。市販品でも大人用の果汁100%ジュースは濃く添加物が入っている可能性があるため、赤ちゃんには与えない方がよいでしょう。赤ちゃん用の果汁100%ジュースを使ってください。

おいしいから食べさせたい!赤ちゃんに与えても良い果汁と与え方

 

果物別果汁のあげ方

果物から果汁を絞ってあげる際は、水で2~3倍に薄めるようにしてください。

りんご

りんごの果汁をあげる場合は切ってもあまり果汁が出ないため、りんごをすりおろします。すりおろした時に出た果汁を濾して果汁だけ飲ませてあげるようにしましょう。赤ちゃんにあげる果汁は酸化してしまうと良くないので用意してからすぐにあげた方がよいので、残ったリンゴと果汁は保存せずにママさんが食べましょう。

みかん

みかんの果汁をあげるときは薄皮を剥き、実から絞るようにします。薄皮を剥くのが面倒な場合、お茶パックなどに入れて絞れば薄皮を剥く手間が省けます。

ぶどう

ぶどうの果汁をあげる場合は、まずぶどうの皮をむきます。皮を剥いたら、茶こしなどを使って果汁を絞ります。フォークなどでつぶして絞るとやりやすいです。

もも・すいか・メロン

ももなど果汁が多いものの場合はスプーンで抑えるだけで果汁が採れる場合があります。これらの場合も取った果汁を薄めてから与えてください。

今回は、赤ちゃんに果汁をあげる時期、与えてもよい果汁、与え方についてご紹介しました。ぜひ、赤ちゃんの為に役立ててくださいね。