「私の口くさいかも」と思ったら確認すべき口臭の種類と消す方法

誰かと会話をしている時、あれ?私くさい?距離を置かれてる?と感じたことはありませんか。口がくさいというだけで、どんなに素敵な人でも、近くにいたいと思わないですので、口臭かも?と感じたら今すぐにでも解決したいですよね。

そこで、今日は「私の口くさいかも」と思ったら確認して欲しい、口臭の種類と消す方法についてご紹介します。

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口臭の種類は大体3つ

口臭の種類は大きく分けて以下の3つに分けることが出来ます。

食べ物による影響

口臭の原因と聞いてまず頭に浮かぶのがニンニクではないでしょうか。大事な商談でお客様とお会いする前にニンニクたっぷりのランチを食べる人はいませんね。

ニンニクやニラなど臭いが強い食品はもちろんですが、それ以外にも気を付けて欲しいものがあります。それは、喫煙することやアルコール、コーヒーなどの嗜好品を口にすることです。アルコールは終電の酔っぱらいの臭いでなんとなくイメージできますが、コーヒーも口臭の原因になるなんて意外ですね。

生理的口臭

人の口は元々臭いがあるものです。普段、口臭が気にならないのは、起きて活動している間、唾液が分泌されることにより、臭いが抑えられているだけなのです。

寝起きや、緊張して口の中の水分が少なくなった時、「あれ?口がくさいかも」と感じたことはありませんか。それは、唾液が減少することによって、口の中の細菌が増殖し、唾液で抑えられていた臭いが発生してしまったのです。

病的口臭

病的口臭とは口臭の原因が治療を要するものを意味します。病的口臭の原因で多いのが、歯周病や虫歯です。また何らかの原因で唾液が分泌されず治療が必要な場合や、口腔がんの場合も口臭が発生します。

「私の口くさいかも」と思ったら確認すべき口臭の種類と消す方法

治療不要な口臭を消す方法

口臭の種類の中で、「食べ物による影響による口臭」と「生理的口臭」の場合は、治療が不要です。これらの口臭を消すためには以下の方法を試してみてください。

臭いがキツイ食品は避ける

大事な商談の前やデート前の食事で臭いがキツイ食事をする方はいらっしゃらないと思いますが、口臭を予防するためには、更に前の食事から気を付ける必要があります。臭いがキツイ食べ物を食べた後、臭いが完全に消えるまでには16時間程度かかるからです。昼過ぎからの商談やデートの場合、前日の夕食から食事の内容には気を付けるようにしましょう。

唾液の分泌を促す

唾液の分泌量が減ると口内細菌が増えて口臭の原因となりますので、日頃から口の中が乾いていないか気にするようにしましょう。

唾液の分泌の促すためには、食事の際によく噛んで食べたり、ガムを噛んだりと口の周りの筋肉を使ってあげると良いですよ。また、緊張すると口の中が乾きやすくなりますので、リラックスを心がけたり、口が乾燥していると感じたらお水で口の中を潤してあげましょう。

口内を清潔に保つ

口臭の原因となる口内細菌の増加を防ぐ為には、口の中を清潔に保つことが大切です。食後に歯磨きをしていても、歯と歯の間に食べ物のカスが残っていると細菌が発生する原因となります。口の中のケアには歯ブラシだけでなく、デンターフロスや歯間ブラシも使用するようにしましょう。

また、口臭予防には、歯だけでなく舌も関係しています。鏡の前で舌を出し、舌が白くなっていないかチェックしてみましょう。舌が白くなっているということは口臭の原因となる「舌苔」が発生しているということです。舌苔は、古くなった細胞が舌の上に溜まって沈着したものですので、専用のブラシやキットで掃除してあげましょう。舌苔用のブラシやキットはドラックストアなどで手に入れることが出来ます。

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こんな口臭は歯科医院へ

虫歯を放置している

虫歯を放置していると、少しずつ虫歯の穴が大きくなっていき、歯磨きだけで食べカスを綺麗に取り除くのが困難になります。食べカスが残っていると口内細菌が増える原因となりますので嫌な口臭に結びついてしまいます。気になる歯がある場合には速やかに歯医者さんで診てもらいましょう。

それに、虫歯は放置しておいても治るものではありませんので、痛くなる前に治してしまった方が良いですよ。

歯茎から出血する、腫れる、歯がぐらぐらする

歯茎からの出血や、歯茎の腫れは歯周病のサインです。症状に心当たりがある場合には、歯医者さんで一度診てもらいましょう。また、歯茎からの出血だけではなく、歯がぐらぐらするという場合には、歯周病がかなり進んでいると考えられますのですぐにでも受診した方が良いでしょう。

親知らずが斜めや横向きに生えている

親知らずが斜めや横向きに生えている場合、しっかり歯磨きで食べカスを取り除けるかどうかが問題になります。親知らずは奥歯になるため、他の歯よりも磨きにくい場所といえますので、斜めや横向きに生えるとどうしても磨き残しが出てしまうのです。親知らずの向きのせいで食べカスを綺麗に取り除くことが出来ず口臭の原因になることもあります。気になる場合には一度歯医者さんで相談してみましょう。

「私の口くさいかも」と思ったら確認すべき口臭の種類と消す方法

まとめ

口臭には、治療が必要なものと、治療の必要はなく日常生活に気を付けるだけで予防できるものがあります。しかし、いずれの場合も日頃の口内のケアがポイントになりますので、歯磨きだけでなく、デンターフロスや舌苔用ブラシなどを上手に使用し、丁寧にケアをしてあげるようにしましょう。

また、日本人の成人の8割は歯周病を発症しているそうです。歯周病は原因となるプラークを定期的に取り除き、ケアすることによって予防することが出来ます。最近歯医者さんで診てもらっていないという方は、この機会に一度受診することをおすすめします。