薄着の季節になると気になる脇や肘の黒ずみ……。
電車やバスに乗るときや遠くに知り合いを見つけたときなどに、黒ずみが気になって堂々と腕を上げることができないという方や、肘の見える袖の短い服が着られないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな気になる黒ずみを解消する美容アイテムとして、レモンが注目を集めています。
レモンといえば、疲労回復や二日酔い対策、風邪予防や美肌などの効果が有名ですが、黒ずみまで解消してくれるなんて驚きですよね。
今回はそんなレモンの黒ずみ解消効果や、その効果をさらに向上させる方法などをご紹介します。
レモンの優れた効能
美容に敏感な方なら、レモンにはビタミンCやクエン酸、ペクチンなどの美容に嬉しい成分が豊富に含まれているのはご存知ですよね。
まずは、改めてその詳しい効果を確認してみましょう。
美肌効果
ビタミンCには還元作用や酵素阻害作用があり、シミやソバカス、ニキビやシワの改善に効果があります。また、お肌のキメを整えたり紫外線によるダメージを軽減するなど様々な美肌効果を持っているんです。
角質除去効果
レモンの酸味の元はクエン酸です。クエン酸には古い角質を取り去る効果があり、古い角質が取れることで肌のターンオーバーを促し、肌に蓄積したメラニンの排出を助けます。
漂白作用
クエン酸はキッチン周りの洗剤に使用されるほど漂白効果抜群です。毛穴の黒ずみや歯の色素沈着にも効果があるので、脇や肘にできてしまった黒ずみの解消にも期待できますよね。
整腸効果
レモンに含まれるペクチンには腸を綺麗にしてくれる効果があります、
腸の調子が整うと、新陳代謝が活発になり肌のターンオーバーも促進されます。
殺菌作用
レモンには強力な殺菌作用があり、口臭や歯肉炎などの原因菌を殺菌し、症状を緩和するはたらきがあります。
リラックス効果
レモンの香り成分「リモネン」は、嗅ぐだけで脳内でα波が出てリラックス効果を得られるというものです。
レモンを使った黒ずみ対策
レモンを使った黒ずみ対策のやり方はとっても簡単です。
レモンの絞り汁をコットンに馴染ませて、気になる部分に置いておくだけです。
特に脇の下は皮膚が薄く刺激に弱いので、決して擦ったりはせず、コットンパックを行うだけか、ハンドプレスで浸透させるようにしましょう。
コットンが乾くと繊維が肌に引っ付いて取れにくくなってしまうので、パックする時間は5分程度とし、長時間の放置はしないようにしてください。
レモンを搾った残りカスはネットに入れて湯船に漬ければレモン風呂になり、無駄がありません。
豆乳をプラスすると効果アップ
レモン果汁は豆乳ローションと混ぜることでさらに効果をアップさせることができます。
豆乳に含まれる大豆イソフラボンには、
・美肌効果
・美白効果
・体臭予防効果
・バストアップ効果
・ムダ毛抑制効果
・保湿効果
などの効果があり、大豆イソフラボンの含まれたローションや美容液をフェイスケアに使用している女性も多いですよね。
実は豆乳ローションには黒ずみにも効果があると言われており、レモン果汁と混ぜることで2つの黒ずみ解消効果を合わせることができ、さらに美肌など様々な嬉しい効果も一緒に得ることができるんです。
そして、全身に使用できる優しい豆乳ローションは手作りすることもできるんですよ。
レモン入り豆乳ローションの作り方
材料
・無調製豆乳(1カップ)
・レモン(1/2個)
・消毒用エタノール(60ml)
・ローションを漉すためのキッチンペーパー2枚、清潔な布巾、ボウル、ザル
・ローションを入れるボトル
作り方
1.レモンを搾る
レモンは果汁飲み使用します。
2.無調製豆乳1カップを鍋に入れて弱火にかける
このとき、表面に膜ができたり焦げ付いたりしないようにかき混ぜながら温めましょう。心配なら湯煎にかけても構いません。
3.60~65℃程度まで温まったら、レモンの果汁を入れさらにかき混ぜる
4.分離してきたら火からおろす
レモン果汁の酸と豆乳のたんぱく質が反応して分離し、小さな塊ができてきます。そうなったら鍋を火からおろしましょう。
5.消毒用エタノールを入れてさらに混ぜる
危険ですので、火気のないところで作業してください。
なお、消毒用エタノールの量は、脂性肌の方は70ml~80ml、乾燥肌の方は50mlと肌質に合わせて調整しましょう。
6.豆乳ローションを漉す
ボウル、ザル、布巾、キッチンペーパー2枚の順で重ねて鍋の中身を流し入れ、粗熱が取れるまで待ちます。粗熱が取れたら清潔な手で少しずつ絞り、絞った豆乳ローションを容器に移し替えれば完成です。
残った豆乳カスは処分してしまってもよいのですが、豆乳パックとして再利用することもできます。
出来上がったローションは冷蔵庫で1~2ヶ月保存可能です。その期間中に使い切れる量だけ作るようにしましょう。
レモンや豆乳を使った黒ずみ対策の注意点
レモンは国産無農薬のものを
使用するレモンは、できるだけ国産の無農薬のものを選びましょう。黒ずみ対策に使用するのは果汁だけとはいえ、皮の部分にたっぷりと農薬のついた外国産レモンは、果実部分にまで農薬が浸透してしまっている恐れがあります。
パッチテストをしよう
どのような化粧品でも、はじめにパッチテストを行って肌に合うことを確認することは大切です。
特に、豆乳ローションには消毒用エタノールが含まれているため、アルコールが配合された化粧品で肌トラブルを起こしたことがある方や敏感肌の方は必ずパッチテストを行ってから使用してください。
継続することが大切
レモンと豆乳ローションを使った黒ずみ対策は、一度で劇的な効果を得られるものではありません。毎日地道に続けていくことが大切です。
脇や肘の黒ずみをレモンでキレイに解消して自信を持って薄着になれるように、今日から少しずつレモンでケアしていきましょうね。