子供の言葉遣いが悪い時に、効果的な叱り方と4つの改善法

子供の言葉遣い、知らないうちに悪くなってしまっていることがありませんか?ある日ふと子供が発した言葉に、ドキッとさせられたこともあるでしょう。集団生活の中で過ごす時間ができると、良いことも悪いこともどんどん吸収してしまいます。

子供の言葉遣いもそうです。親が教えているわけではないのに、どうして子供の言葉遣いが悪くなるのか、その理由をご紹介いたします。また、効果的な叱り方や、言葉遣いの改善法なども併せてご紹介いたしますので、是非今後の子育ての参考になさってください。

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子供の言葉遣いが悪くなる理由は?

保育園や幼稚園

保育園や幼稚園に入園すると、いろんなお子さんがいます。お子さん同士の会話の中で、いろんな言葉も覚えていきます。みんなその言葉がいいのか悪いのかの判断はほとんどできていません。集団生活の中に入ってしまうと、避けられないことです。

テレビやゲーム

テレビやゲームの登場人物などが使っている言葉を真似します。それが悪い言葉であっても、そうだとは判断できません。また、親が見ている番組も子供は見ていますので、そこからいろんな言葉を覚えてしまいます。

家庭環境

親が使う言葉は当然子供も真似してしまいます。親が子供を叱ったりする時に、ついつい言葉遣いが悪くなったりしてしまいませんか?言ってしまった後に「しまった!」と後悔しても後の祭りです。しっかりとお子様の頭に残ってしまいますし、お友達との会話の中で使ってしまうことも。

反抗期

小さいお子様でも、反抗期と呼ばれる時期はあります。そういう時期には、言葉遣いを悪くして、親がどういった顔をするのかをみて楽しんだりします。

子供の言葉遣いが悪い時に、効果的な叱り方と4つの改善法

言葉遣いが悪い子供への効果的な叱り方

お子様の言葉遣いが悪い時、どんな叱り方をしていますか?頭ごなしに怒鳴ったりしていませんか?叱り方を間違えると、逆効果になってしまいます。効果的な叱り方をご紹介しましょう。

いきなり叱らない

とっさのことで、ママやパパもいきなり頭ごなしに叱ってしまいがちです。でも、そこはまず落ち着いて、お子様がどうしてその言葉を口にしたのかを聞いてみてください。また、どこでその言葉を聞いたことがあるのかなども聞いてみてあげてください。何を思ってその言葉を口にしたのか知ってあげましょう

正しい伝え方を教える

子供が何を言いたかったのかがわかったら、それを伝える正しい方法を教えてあげてください。「そういう時は、こう言ってあげるといいよ」と、優しく伝えてあげましょう

悪い!ダメ!はNG

よく「そんな悪い言葉はダメ!」「そんなこと言ったらダメ!」と言っているのを耳にします。でも、悪い、ダメというその言葉が、子供の心を傷つけることがあります。言葉遣いが悪いのではなく、自分が悪いというふうにとらえてしまうことがあるので、注意してください。

相手の気持ちを考えさせる

そういう言葉を言われた時、相手はどんな気持ちになるかを考えさせます。もし、自分がそんな言葉を使われたらどう思う?と、立場を置き替えて想像させてあげてください。自分が言われて嫌な言葉は、お友達にも使わないということを教えてあげるようにします。

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悪い言葉遣いの改善法

お子様の悪い言葉遣いを改善する方法を4つご紹介いたします。

ママやパパが言葉遣いに気をつける

お子様が使ってしまう悪い言葉。良く考えてみてください。ひょっとしたら、ママやパパが普段使ってしまっているのではないでしょうか。子供は親の話を良く聞いていますし、親の行動を良く見ています。自分が叱られた時などに言われた言葉も、しっかりと覚えています。

ママやパパが使う言葉を、子供はそっくりそのまま吸収し使うようになります。まずは、ママやパパが自分たちの言葉遣いに気をつけるようにしましょう。

テレビやゲームの時間も親が一緒に

普段お子様にテレビをみせっぱなし、ゲームもどんなものをやっているのか知らない、というのはよくありません。時には、一緒にテレビをみたり、お子様がしているゲームを一緒にしてみてください。その中で、言葉遣いが気になる点などをみつけたら、その時にお子様に「この言い方はよくないね」などと教えてあげてください。もちろんその悪い部分を指摘するだけでなく、「こう言った方がいいね」というふうに、正してあげてください

言われた時の気持ちに気付かせる

先にも少し書かせていただきましたが、やはり、悪い言葉を浴びせられた時の気持ちがどんなものかを知ることが重要です。言われた時の気持ちがわからないと、何度叱ったり注意してもなかなか直りません。もし、自分が同じように言われたらと想像させて、相手の気持ちに気付かせてあげてください。

気持ちに気付いたら、相手を傷つけないような言葉を教えてあげてください

後で叱らずその場で叱る

悪い言葉や汚い言葉を使った時は、その場でその時に注意することが大切です。時間が経ってから叱っても、まったく効果がありません。意識せずに使ってしまっているからこそ、その時にどうして悪いのかというのを教えてあげるようにしましょう。

子供の言葉遣いが悪い時に、効果的な叱り方と4つの改善法

時には厳しくすることも必要!

子供の言葉遣いで絶対にやめさせるべき言葉は、し●、こ●す、などといった言葉です。こう言った言葉を使った時は、厳しく叱ることが必要です。日常的に、気軽に無意識のうちにこの言葉を使わせることは、子供の精神的発育の面からみて、よくありません。

犯罪意識が薄れる、といった事にもつながりかねない言葉です。小さいお子様は特に、意味もわからずに覚えて使ってしまいがちです。そういった時は、ママやパパが死んだらどんな気持ちになるか、という身近な例えを使うのが効果的です。悲しくなり泣いてしまうかもしれません。そこまでしてでも、教えておいてあげないといけないことなのではないでしょうか。

子供の言葉遣いは、すぐに正せるものではありません。一度覚えてしまうと、なかなかなおりませんし、何度も同じ事をいわなければいけません。でも、その繰り返しが重要なのです。あきらめず根気よく、お子様と向き合ってあげてくださいね。