角質除去のためにスクラブを使用しているという女性は多いと思います。
自宅で手軽に作れるスクラブとしては塩を用いたソルトスクラブが有名ですが、塩よりも肌に優しく保湿効果が高いとして、砂糖を使った「シュガースクラブ」も人気なんです。
今回は、そんなシュガースクラブの効果や作り方、効果的なお手入れ方法や注意点など、シュガースクラブについて詳しくご紹介します。
シュガースクラブとは
シュガースクラブは、その名の通り砂糖を主成分としているスクラブのことです。
最近ではボディ用やリップ専用など部位ごとに様々なシュガースクラブが市販されており、美容効果だけでなく甘い香りの癒し効果も人気の理由になっています。
砂糖は吸水力や保湿力、浸透力に優れており、しっとりとした柔らかく滑らかなお肌に近づくことができます。
シュガースクラブを使用したあとのお肌は、砂糖の力で浸透力が高まっているので、化粧水・美容液・クリームなどがより浸透しやすくなっているんですよ。
粒子が細かく溶けやすい砂糖は、粒子が粗く溶けにくい塩を使ったソルトスクラブと比較して角質除去では効果は劣るものの、肌への刺激が少なく保湿力が優れているので、特に乾燥肌の方や肌の弱い方、乾燥が気になる方におすすめのスクラブです。
シュガースクラブはオイルなどと混ぜ合わせて手作りすることもでき、自分の肌にあった効果や気に入った香りの自分だけのシュガースクラブを毎日のスキンケアに取り入れることができます。
自分で作るシュガースクラブ
シュガースクラブは、砂糖とオイルを混ぜ合わせるだけで簡単に作ることができます。それに材料を足すことで、さらに効果効能や香りを追加することができます。
今回はオリーブオイルを使用したスクラブの作り方をご紹介しますが、使用するオイルはオリーブオイルに限らず、ココナッツオイルやアーモンドオイル、グレープシードオイルなど、ほかの植物性オイルでもまったく問題ありません。自分の肌や好みに合うものを選んでください。
ただし、オリーブオイルならエクストラヴァージンなど、化学処理のされていない不純物の少ないオイルを選ぶようにしましょう。
砂糖も、精白されていない甜菜糖やきび砂糖がおすすめです。
基本のスクラブ
砂糖とオリーブオイルを1:1で混ぜ合わせる。
硬すぎるようであれば、少しずつオイルを足して調節しましょう。
香り付けにお好みのアロマオイルを数的混ぜても構いません。
砂糖+蜂蜜のスクラブ
「基本のスクラブ」の砂糖を、砂糖と蜂蜜を1:1で混ぜ合わせたものにする。
砂糖の量が減るため、オイルの量も「基本のスクラブ」より減らします。
先に砂糖と蜂蜜を混ぜ合わせて、様子を見ながら少しずつオイルを足していくとよいでしょう。
保湿効果に優れ、殺菌・抗菌作用や、抗炎症作用のある蜂蜜は、ニキビなどの肌トラブルの改善・予防に最適です。
コーヒーシュガースクラブ
砂糖と挽いたコーヒー豆(出がらしでもOK)を混ぜ、オリーブオイルを少量ずつ混ぜて固さを調節します。
砂糖とコーヒーの割合は1:1~1:2程度でお好みで加減し、砂糖は一部を蜂蜜に変えても構いません。
カフェインはビタミンや抗酸化物質が豊富に含まれており、肌を柔らかくしたりセルライト除去にも効果があるとされています。
普段挽いたコーヒーを飲む習慣のある方は、出がらしを捨てずにスクラブとして有効活用しましょう。
コーヒーを殺菌作用の高いお茶の出がらしに変えてもよいですね。
たまご肌になるためのお手入れ方法
シュガースクラブは、顔だけでなく唇や手足、ボディなど全身に使用することができます。
ソルトスクラブほどではないとはいえ角質除去効果もあるので、肘やかかとなどの角質が気になる部分を中心にも使ってみてください。特に、毛穴が開いて角質も柔らかくなっている入浴中に行うのが効果的です。
1.いつも通り洗顔を行う
2.濡れたお肌にシュガースクラブを適量の背、クルクルと円を描くように優しくマッサージする
3.スクラブの粒感がなくなり肌に馴染んだら1~3分ほど放置し、洗い流す
入浴後は化粧水や美容液でしっかり保湿しておきましょう。
シュガースクラブを使用する際の注意点
シュガースクラブを使ってつるつるのたまご肌を手に入れるために、注意しなければいけない点がいくつかあります。
1.強く擦らない
ソルトスクラブより刺激が少ないとはいえ、粒子で角質を除去するスクラブであることに変わりはありません。
強い力で擦ると肌に負担となって逆効果です。洗顔と同様に、指を滑らせる程度の力で優しくマッサージするようにしましょう。
また、長時間マッサージを続けないようにすることも大切です。
2.週1~2回を目安とする
スクラブの使い過ぎは、肌への負担を増やすだけです。
週に1~2回を目安にケアするようにしましょう。
3.肌の調子が悪いときはお休みする
肌にニキビや傷などがあるときや、生理前などの肌が敏感になっている時期には肌トラブルを悪化させてしまう恐れがあるのでスクラブは使用しないようにしましょう。
4.パッチテストを行う
安全な材料で手作りしているとはいえ、人によって合う合わないがあります。
まずは少量を作って目立たない部分に使用して、肌に異常が出ないことを確認してから顔や全身に使用するようにしましょう。
身近にある材料で手軽に手作りすることのできるシュガースクラブは、女性らしいしっとりつるつるのはたまご肌に近づけるだけでなく、甘い香りの癒し効果も抜群です。
週に1~2回のご褒美ケアとして、ぜひお試しくださいませ。