「しゃっくり」のびっくりするほど簡単な止め方、教えます

 

「しゃっくり」が出た時、どのようにして止めていますか。誰かに驚かしてもらうとか、息を止めるとか、人によって様々な対処法がありますが、放っておいたら気が付いた時には止まっていたということが多いのではないでしょうか。

しかし、今「しゃっくり」に出られたら困るという場面もありますよね。例えば、会議の前やデートの前、映画を観る前など、静かになる状況で「しゃっくり」が出たら自分も周りの人も気になってしまいます。

今日は今すぐ「しゃっくり」を止めたいという時に効果的で簡単な「しゃっくり」を止めrう方法についてご紹介します。「しゃっくり」は突然起こるものですので知っておけば役に立つこと間違いなしです。

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そもそも「しゃっくり」とは

「しゃっくり」は横隔膜が痙攣することによっておきます。何故、横隔膜が痙攣して「しゃっくり」が起きるのか、そのカギを握っているのが呼吸や嚥下を司る延髄です。笑い過ぎたり、何らかの理由で空気を吸い込み過ぎたり、早食いや一気飲みなどをするとのどの奥にある延髄につながるスイッチが押され、延髄が興奮し横隔膜を痙攣させ「しゃっくり」を起こしてしまうのです。

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即効で効く「耳押し法」

すぐにしゃっくりを止めたい、そんな時、即効で止めることが出来る方法があります。それは「耳押し法」です。

やり方は簡単です。両耳にそれぞれ人差し指を入れ、30秒から1分くらい少し痛みを感じるくらいの強さでぐいぐい押すだけです。耳の中を押すことによって延髄を刺激し、延髄の興奮を落ち着かせてくれるのです。

気をつけなければならないことは、耳の中はデリケートですので、傷つけないよう指の爪を短く切っておくことです。ネイルなどをしている場合は不向きといえます。また、延髄は呼吸器の他、循環器にも作用するため、呼吸器や循環器に持病がある方にはお勧めできません。

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ツボ押しも効果的

「耳押し法」の他にしゃっくりを止めるツボもありますのでご紹介します。

手首にあるしゃっくりを止めるツボ

手のひらを上にした状態で、手首のしわから指3本分の場所にあるのが内関(ないかん)というツボです。内関は消化器系の不調に効くツボで、吐き気や食欲不振、乗り物酔いやしゃっくりなどに効果があります。親指でゆっくり優しく押すのがポイントです。

鎖骨にあるしゃっくりを止めるツボ

左右の鎖骨の間にある中心部の窪み天突(てんとつ)というツボです。天突はのどの痛みや咳、しゃっくりに効果があるツボです。窪みを奥にむかって優しく押します。ゆっくりと3秒押して、3秒離すというペースで押すと良いでしょう。

もう一つ鎖骨にあるツボは、気舎(きしゃ)というツボになります。気舎は天突の左右指2本分のところにあります。吐き気や胃のむかむか、しゃっくりに効果があります。押す場合は片方ずつゆっくりと押していきましょう。

みぞおちにあるしゃっくりを止めるツボ

胸のすぐ下、みぞおちから下に指2本分のところにあるのが巨闕(こけつ)というツボです。巨闕は精神疲労の緩和や消化器系の不調、しゃっくりに効果があります。両手の親指以外の指4本を揃えて、ゆっくり弱く体の奥へ押しましょう

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長時間続くしゃっくりは病気の可能性も

子供のころ「しゃっくりを100回したら死んでしまう」というのが子供の間で流行りませんでしたか。しゃっくりを100回して亡くなった人はいないので子供の間の都市伝説なのですが、しかし、長時間続くしゃっくりが良くないということは本当なのです。

一般的なしゃっくりは長く続いたとしても48時間以内には治まるものがほとんどです。ですので、48時間以上しゃっくりが続く場合には、何か病気が隠れていることが考えられます。

48時間以上続くしゃっくりは「持続性吃逆(慢性しゃっくり)」更に1か月以上続くしゃっくりは「難治性しゃっくり」と呼ばれます。これらのしゃっくりの場合には精神疾患や内臓に何らかの疾患を抱えていることが多いですので、一度病院で診てもらいましょう。受診する科は内科で構いません。

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しゃっくりの予防法

しゃっくりが出た場合には、今日ご紹介した止め方を実践するとしても、度々しゃっくりが出るようだと困りますよね。そこで、日常生活でできるしゃっくりの予防法をお教えします。

しゃっくりが起きるのは食事の後という方が多いのですが、これは食事の間に横隔膜を痙攣させてしまう刺激を延髄に与えてしまっているからなのです。食事で延髄に刺激を与えない為には以下のことに注意しましょう。

・食事はゆっくりよく噛んでを心がける
・キンキンに冷えた飲み物は避ける
・腹八分目にする
・話をしながら食べない
・炭酸飲料は控える

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まとめ

「しゃっくり」は一般的に食事の際に何らかの理由で延髄を刺激し、横隔膜が痙攣して起こるもので、「しゃっくり」を止めるには延髄の興奮を落ち着かせてあげれば止めることが出来ます。

通常の「しゃっくり」であれば放っておいてもいつの間にか治まっているものですので、それほど神経質にならなくて大丈夫です。しかし、重要な会議の前など今すぐに「しゃっくり」を何とかしたいという場合には、是非今日ご紹介した方法を試してみてください。