カサカサなおばさん肌を、しっとりつやつやにする保湿ケアのポイント2選

もっちりと潤い、水分たっぷりのお肌は女性の憧れです。ただ、季節によって乾燥がひどくなったり、肌そのものはとても繊細でさまざまなダメージを受けやすい場所です。そんな肌の乾燥は、一体何が原因でもたらされてしまうのでしょうか。

今回は、乾燥の原因や解決方法をご紹介するとともに、肌に水分が保たれる仕組みについてもご紹介していきたいと思います。

肌が水分を保持する仕組み

肌は、皮脂膜・天然の保湿因子・セラミドによってその水分を保つことができます。その8割を占めているのが細胞間脂質で、肌にとってとても重要な役割をもっています。角層にできる隙間を埋めるように水分と脂質で構造された肌は、潤いをたっぷり保持するようになります。

しかし、これらの物質はずっと一定の量を保つわけではなく、加齢などさまざまな原因により減少してしまいます。そうすると、肌の水分は失われてしまい、乾燥肌へと変化してしまうのです。

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カサカサ肌になる原因

乾燥肌の原因は、こちらです。

1.間違ったセルフケア

慢性的乾燥肌を引き起こす要因の1つは、間違ったセルフケアになります。女性なら誰しもが力を入れている肌ケアも、間違いに気づかず繰り返されることで肌の水分を奪ってしまうことがあります。

・洗顔のときのお湯の温度
・殺菌成分の強い洗顔料
・肌を過剰にこする

ニキビ肌や脂性肌の方の多くが、洗顔料に殺菌成分の強いものを選んでいると思います。しかし、脂性肌とはいえ、肌の一部分は乾燥がひどくなっていることもあります。その部分に除菌力が強く、刺激の強い洗顔料を使い続けることは、乾燥の原因を引き起こすのです。

また、洗顔の際、お湯の温度が高すぎるとうるおいに必要な皮脂まで流してしまう恐れがあります。余分な脂は取り除く必要がありますが、皮脂も肌の保湿に大切だということを忘れないようにしたいですね

2.生活習慣によるターンオーバーの乱れ

・眠る時間が不規則
・深い眠りにつけていない
・乱れた食生活
・ストレスを溜めがち

これらも乾燥を招く原因です。特に、ストレスを溜めがちな現代女性は、気づかないうちにホルモンのバランスを乱れさせ、肌に悪影響を与えてしまっていることが多いといえます。

3.季節による乾燥肌の原因

冬場はお顔の肌だけでなく、全身の肌に乾燥があらわれやすくなります。夏場と同じようにお手入れをしても、口元やおでこの辺りが乾燥したりと、季節によって肌の状態が変わってしまうことも。

4.暖房の温度には注意

寒い季節は、部屋を暖めるため暖房をつける方がほとんどでしょう。しかし、温度を上げすぎて部屋を暖め過ぎると、室内の湿度はどんどん低下します。湿度が下がるとせっかく保湿した肌の水分が減少してしまい、乾燥肌を招くことになるのです。

また、湿度の低下は喉の乾燥につながり、風邪を引きやすくなるなどの健康的悪影響ももたらします。

カサカサなおばさん肌を、しっとりつやつやにする保湿ケアのポイント2選

乾燥肌を保湿する方法

では、このような乾燥肌を改善するためには、どのようなケア方法を取り入れることが大切なのでしょうか。改善方法についてご紹介していきます。

1.保湿性の高いクリームを使用する

肌に水分をとどまらせるためには、皮脂に似た成分が配合されたオーガニックのクリームを使用することがおすすめです。オーガニック製品であれば、肌に余計な負担を与える心配もなく、天然の肌に良い成分を効果的に与えることができるためです。

お顔の保湿ケアだけでなく、全身に使えるシアバターは、天然の未精製のものを使用することをおすすめします。高い保湿性と、肌の酸化を防ぎアンチエイジング効果があることからも注目されており、赤ちゃんの肌にも使用できます。

  1. 化粧水で水分をたっぷり浸み込ませた肌に、両方の手のひらで温めたシアバターを塗り込んでいきます。化粧水のうるおい成分を肌にとどめることができます。
  2. 次に、手のひらに残ったシアバターを首元〜デコルテまで塗っていきましょう。
  3. 唇が乾燥していたら、唇全体にも塗り込んでおくと乾燥を防いでくれます。さらに保湿力を高めたい場合は、最後に唇全体が隠れるようにラップをし、5分程度おくとよいです。

2.頭皮の乾燥を防ぐ

頭皮は顔につながる皮膚です。お顔の肌が乾燥していると思ったら、頭皮のケアも取り入れておくとよいでしょう。紫外線や整髪剤など、さまざまなダメージを受けている頭皮を健やかに保つためには、マッサージが効果的です。

  1. まずは髪についた汚れを落とすため、パドルブラシで髪をとかします。
  2. 次に、天然のオイルを塗り込み、なじませながらマッサージしていきましょう。
  3. 頭のてっぺんに両手の指の腹を置き、ぎゅっと力を入れながら耳のあたりまでゆっくりと下がっていきます。
  4. 続いて、こめかみから後頭部の方まで同様にマッサージしていきましょう。
  5. 頭全体をほぐし終えたら、お湯でオイルを洗い流し、通常のシャンプーを行ってください。
YUKIYUKI

マッサージにオイルをプラスするだけで、有効成分を頭皮に与えることができるだけでなく、紫外線予防にもつながります。また、アンチエイジング効果も同時に得ることができるので、ぜひ今日から実践してみましょう。