ムッチリ下半身を招く「子宮の冷え」を改善する3つの方法

上半身はそれほどでもない、もしくは痩せているのにも関わらず、下半身がむっちり感あふれるいわゆる下半身太りに悩んでいる女性は多いですね。女性はどうしても男性と比較して下半身にボリュームが出がちです。そんな下半身太りに関係が深いといわれているのが「子宮の冷え」です。子宮が冷えるとどうして下半身がボリューミーになってしまうのか、どうやって解消したらいいのか、女性であっても子宮に関してはわからないことがいっぱいですね。そこで今回は「子宮の冷え」を改善する方法をご紹介していきます。

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下半身太りと子宮の冷えの関係

下半身太りの原因は、運動不足やむくみなどがあげられますが、その他に子宮の冷えも影響を及ぼしています。

子宮が冷えることで子宮の周りの子宮動脈の血行が悪くなり、必要な栄養素が届きにくくなってしまうことで、老廃物がうまく排出されずにたまり、下半身に脂肪が付きやすくなってしまうからです。

これまで運動不足やむくみが原因だと思われていた下半身太りですが、子宮の冷えに原因がある可能性も考えられるようになりました。

子宮の冷えは直接手で触って確認することができませんからわかりにくいのですが、簡単に手でチェックする方法があります。それはお尻を手で触ってみることです。

お尻を触って冷たければ子宮が冷えている可能性が高いです。

ムッチリ下半身を招く「子宮の冷え」を改善する3つの方法

子宮の冷えはなぜ起こる?

本来温かいはずの内臓のひとつである子宮はどうして冷えてしまうのでしょうか。

子宮のある位置は体内の奥の方です。

奥の方にあれば冷えにくいイメージを持ってしまいますが、実は子宮は冷えやすい臓器といわれているのです。

子宮が冷える主な理由は座りっぱなしの生活習慣が関係しています。現代人の生活はどうしても座る時間が長くなっています。デスクワークなどで座ったまま足をあまり動かさない生活が続くと血行が悪くなります。

下半身全体の血行が悪くなると、必然的に内臓の血行も悪くなっていくのです。

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下半身太り以外の悪影響は?

子宮の冷えは下半身太りの原因になりますが、その他にはどのような悪影響があるのでしょうか。

・生理痛が重い
・生理不順
・不妊
・逆子
・低体重児
・乾燥肌
・肌荒れ
・吹き出物
など、お肌にも悪影響が出てきます。

子宮が冷えるということは女性ホルモンのバランスが崩れてしまうことを意味していますから、さまざまな不調があらわれてくるのです。目で見たり直接手で触れることができない部分だけに意識しておく必要があります。

ムッチリ下半身を招く「子宮の冷え」を改善する3つの方法

子宮の冷えを改善する方法

「冷えは万病のもと」といわれるように、子宮の冷えはいろいろな不調を引き起こすきっかけとなります。冷えているなら積極的に改善することが大切です。

不妊の原因のひとつとして考えられているので、妊活中の方は特に子宮の冷えに関しては注意が必要でしょう。

外から温める

子宮の冷えを改善するには、体の外の環境にも意識を向けることが大切です。

エアコンの温度を調節して冷えすぎを防いだり、シャワーで済ませずにゆっくりと湯船に浸かる、腹部や首・手首・足首を出さない服装を選び、冷えから子宮を守りましょう。

子宮を温める食べ物を食べる

食べ物には、「体を温める効果のあるもの」と「体を冷やす効果のあるもの」があることをご存知でしょうか。

体を冷やす効果のある食べ物に代表されるのが、夏野菜や沖縄など暖かい地域で生産されている野菜です。夏野菜や暖かい地域で収穫される作物には、体を内側から冷やして快適に過ごせるようにする働きがあります。

逆に冬野菜や寒い地域で生産される野菜は体を温める効果があるのです。

意識的に体を温める効果のある食べ物を食べると子宮の冷え改善につながります。

簡単エクササイズを実践する

子宮の冷えと下半身太りの解消には、毎日のエクササイズが効果的です。毎日続けるポイントは、動きが簡単で場所を選ばず、隙間時間でできることです。そんなエクササイズをご紹介していきます。

エクササイズ 1

1.床にうつ伏せに寝る
2.両腕をおでこの下に置く
3.かかとを揃えて軽く足を曲げる(足の裏は天井に向ける)
4.息を吐きながら足を持ち上げ、10秒キープし、元の位置に戻す
これを3回(30秒)ほど続けましょう。

エクササイズ 2

1.床に座る
2.上半身を少し後ろに倒し、両手で支える
3.足を揃えて軽く曲げ、息を吐きながら足を左右にゆっくり倒す
左右交互にそれぞれ10回ほど行いましょう。

エクササイズ 3

1.床に座り両腕を真横に広げる
2.足を揃えて膝を軽く曲げ、息を吐きながら上体だけを右にねじって5秒キープする
3.息を吸いながら元の位置へ戻り、今度は息を吐きながら上体を左にねじり5秒キープする
左右交互にそれぞれ10回ほど行いましょう。

エクササイズは骨盤周りの筋肉を動かすことを意識したものがおすすめです。骨盤周りの筋肉を使うと子宮の冷えは改善できます。

生活環境や食事内容、エクササイズなど子宮の冷え改善方法はいろいろあります。いずれも即効性はなく、一度実践したから冷えが改善されるなんてことはありません。そのため毎日のちょっとした積み重ねが大切ですよ。