骨盤矯正で得られる5つの効果と簡単にできるストレッチ

骨盤が歪むことなんてあるの?と感じている方もいらっしゃるかもしれませんが、普段の姿勢や生活の中での癖など、歪みの原因となることを無意識的に続けてしまっている場合もあります。

特に女性は、出産を経験すると骨盤に異変が生じてしまうことも。しかし、家事に仕事に育児に…忙しいお母さんたちにとっては、中々接骨院などで治療してもらうことは難しいですよね。

でも安心してください。骨盤矯正は自宅でも取り入れられるストレッチで行うことが出来るのです。今回は、骨盤矯正について詳しく解説していくとともに、得られる効果やストレッチ方法についてもご紹介していきたいと思います

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そもそも「骨盤矯正」とは?

骨盤は私たちの体内にある大切な内臓を包むように形成されている骨で、体の上部と下部をつなぐ役割も担っています。正しい状態を保てていれば問題はないのですが、前後左右に歪んでしまうことがあります。

これをもとの状態へと整えること=骨盤矯正になります

骨盤を矯正するなんて、自分では難しいのでは?と思われることでしょう。もちろん、専門の治療院で施術を受けることは効果的といえますが、お家でのストレッチでも十分効果が期待できます。

特に産後の女性は要注意。骨盤が最大に開いてしまうといわれるのが出産です。安静にしなくてはならない期間もありますが、早急に対処していかなくてはなりません。

歪みのセルフチェック

自分の骨盤は歪んでいるのかどうか、簡単な方法で確認できますので、試してみて下さい。

高さ計測

1.仰向けに寝転び、脚は腰幅程度に開きます。
2.骨盤の最高部に親指を、地面には中指をつけます。
3.骨盤の出っ張っているところから地面までの高さを計測してください。
4.この数値が左右同じなら歪みはほぼないといえますが、右の方が高い、左の方が高いというように差が生じる場合は歪みが発生しているといえます

骨盤矯正で得られる5つの効果と簡単にできるストレッチ

骨盤矯正で得られる効果

では、その歪みを矯正することにはどんな効果があるのでしょうか。たくさんの嬉しい効果があるため、モチベーションを高めるためにもしっかりと理解していきましょう。

1.内臓機能の活性化

骨盤の歪みは体内の臓器の位置にまで変化を及ぼしてしまいます。そして内臓の位置がずれることにより、さまざまな機能に低下がみられてしまうことも。

食べても消化されにくくなってしまったり、腸の働きが弱まり、便秘を引き起こしてしまうこともあるのです。

これを元に戻すためには、そもそもの要因となっている骨盤を正すことが必要になります。改善できれば便秘などの解決につながるといえるでしょう

2.姿勢がよくなる

姿勢が悪くなる原因も歪みが関係しています。スタイルが悪く見えてしまうだけではなく、肩のコリや腰の痛み、慢性的な目の疲労など、さまざまな影響を体に及ぼすことに。

歪みを改善できれば、体の中心から整っていくことになるため、自然と姿勢もよくなるようになります。

3.腹部がすっきりする

産後の方は特にですが、骨盤に異常が起きるとお腹周りがポッコリと出っ張ってしまうようになるのです。ダイエットをしてもお腹だけは元に戻らないといった悩みを抱えているママは多いですが、これも歪みのせいです。

歪みを解消しただけでも、腹部がすっきりと見えるようになるでしょう。

4.下半身痩せ

痩せにくい下半身も正常な状態へと骨盤が戻ることで、痩せやすい体環境を作ることが出来ます。

特に気になる太ももは、歪みが起きることで筋肉に緊張が続き、脂肪とは別で太って見えてしまうこともあるのです

5.冷え・むくみの解消

臓器や骨が正しい位置へと戻ることで、血の巡りが促進されリンパの滞りも解消されるようになります。すると、散々悩まされてきたしつこい冷え性やむくみも解消されます。

女性にとってもっとも改善すべき冷えを解消できることで、このほかにもたくさんの嬉しい効果が期待できるでしょう。

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簡単にできる骨盤矯正ストレッチ

それではさっそく、誰でも簡単に行うことが出来るストレッチ方法をご紹介していきます。

ストレッチ1

1.仰向けの状態で横になり、両足を90度に曲げます。
2.左右交互に両足を倒していきましょう。この時足首、ひざが離れないようにして下さい。
3.これを3分継続して行います。
4.次は足を前に投げ出して床に座ります。
5.両手は交差させて胸の前へ。
6.その状態のままお尻を交互に前へ突き出すようにして歩きます。
7.10歩前進したら10歩後進、を繰り返してください。
8.最後は両手を天井に向かって伸ばし、その状態でまた10歩ずつ前進後進をします。
9.これで完了となります。

ストレッチ2

1.横向きに寝転び、下側の足を前に出します。
2.出した足に両手を添え、卍のような形になるよう、両方の足を90度に曲げて下さい。
3.次に前の足と後ろの足をつかみ、5秒保ちましょう。
4.これを反対の足でも行い、交互に3回ずつ繰り返していきましょう。

ストレッチ3

ストレッチポールを使ったものも効果的です。ポールの上でバランスをとり、自転車をこぐような動きをします。

ストレッチ4

1.仰向けに寝て両膝を立てます。
2.手は掌を下にし、体から少し離して床に置きます。
3.足裏を合わせ、腰を床から持ち上げていきましょう。
4.このまま1分キープしてください。
5.息を吐き出しながら腰を戻し、両足を楽にするところまでが一連の流れになります。
6.これを5回継続して行ってみましょう。