赤ちゃんが寝ぐずりをしてなかなか寝てくれないと、ママは困り果ててしまいます。赤ちゃんの成長とともに寝ぐずりは解消されると分かっていても、できればすぐに解消したいものです。
そこで今回は、赤ちゃんが寝ぐずりする原因と予防法についてご紹介していきます。現在寝かしつけに困っているママは、必見ですよ。
寝ぐずりする原因と時期
生後6ヶ月頃から見られやすい
赤ちゃんは大人のようにすぐに眠ることができません。眠りたくでも眠れなくてぐずることが多く、その状態を寝ぐずりと呼びます。
一般的に寝ぐずりは生後6ヶ月頃~1、2歳前後に起こりやすいといわれています。しかし個人差があるため、生後2ヶ月と早かったり反対に2歳すぎても寝ぐずりをする場合もあります。
ママは平均に当てはまらないと心配するのではなく、その子の個性をゆったりと受け止めるようにしましょう。
寝ぐずりする主な原因
赤ちゃんが寝ぐずりをする原因は、いまだハッキリとは解明されていません。しかし寝ぐずりをする原因と考えられている要因は複数あります。
・生活リズムの乱れ
・日中興奮しすぎた
・お腹が空いて眠れない
といったことが考えられています。
眠るときにする子もいれば、寝起きにぐずる場合も。ママは寝ぐずりに落ち着いて対応するために、まずは赤ちゃんがどのタイミングでぐずるのかを確認してみると良いですね。
寝ぐずりした時は?
安心させるため抱っこや添い寝をする
寝ぐずりがまだ小さいうちは、赤ちゃんを安心させるために添い寝で落ち着かせるのがおすすめです。ママが赤ちゃんに寄り添い体温を感じることで、赤ちゃんはリラックスしていつのまにか寝てしまうでしょう。
赤ちゃんが寝ぐずりで大泣きをしてしまったら、添い寝よりも直接抱っこをしたほうが良いでしょう。抱っこはほどよい振動とママの体温が感じられるため、赤ちゃんはママのお腹にいたときのような安心感に包まれます。抱っこが長引きそうな場合は、ママの体力を考えて抱っこ紐を使用したり、パパと交代するなど上手に休んでくださいね。
室内環境を整える
室内の温度が暑すぎたり寒すぎたりしていないか、確認しましょう。エアコンを使用している場合は赤ちゃんに直接、風があたらないようにすることも忘れてはいけません。
また、赤ちゃんが寝ようとしている部屋で他の家族がテレビを見ていたり、大きな声で話をしていないでしょうか?テレビの音や明るすぎる照明の部屋では大人でも寝ることはできません。
テレビは消し、部屋の電気は暗く赤ちゃんが眠りやすい環境を整えましょう。
お腹が空いていないか確認
赤ちゃんがお腹が空いていると寝ぐずりをしやすくなります。寝かしつけをする前には必ず授乳を行い、空腹感を感じさせないようにすると良いでしょう。飲ませた後にげっぷをさせなかったり、飲ませすぎも寝ぐずりにつながります。
授乳は赤ちゃんの様子を見て行うことがポイントですよ。
寝ぐずりを予防する方法
生活リズムを整える
赤ちゃんのうちから生活リズムを整えることで、自然と決まった時間に眠くなり寝ぐずりが少なくなることがあります。朝も自由に寝かせるのではなく、できれば7時くらいには起こしてしっかりと朝日を浴びるようにしましょう。
朝日をしっかり浴びることで身体が目覚めます。朝決まった時間に起きるようにすることで、寝かしつけはもちろんその後のスケジュールも自然と同じ時間になるためお出かけなど行動しやすく、ママも楽になりますよ。
日中十分身体を動かして遊ばせる
成長とともに赤ちゃんはどんどん体力がついてきます。そのため日中、十分に身体を動かしていないと体力があり余って夜寝つきが悪くなり寝ぐずりへとつながります。
天気が良い日は必ず1回は、外に出かけるようにしましょう。外遊びが良いからと長時間外に連れていくのは赤ちゃんにとって負担が大きくなり、体調を崩しやすくなるため注意してくださいね。
お昼寝の時間を見直す
生後6ヶ月ほどになったら、お昼寝の時間を見直していきましょう。お昼寝の時間は昼食後が理想です。お昼寝から起きるのが遅くなるほど、夜の寝かしつけに影響がでて寝ぐずりへとつながります。どんなに遅くても16時くらいまでには、起こすようにしたいものですね。
お昼寝の時間は個人差があるため、お昼寝をする年齢や時間は赤ちゃんの様子を見てママが判断するようにしてくださいね。
ママもリラックスする
寝ぐずりするからと寝かしつけのときにママがイライラするのは、逆効果です。ママのイライラは赤ちゃんに伝わり、その気持ちが原因となり赤ちゃんの寝ぐずりが激しくなる場合もあります。
寝ぐずりを防ぐためにも、寝かしつけ時にママはできるだけリラックスした気持ちで赤ちゃんと接するようにしましょう。赤ちゃんをギュっと抱きしめたり優しく声をかけたりなど、スキンシップをとるのもおすすめですよ。
寝ぐずりの放置は危険
サイレントベビーになりやすい
赤ちゃんの寝ぐずりは体力勝負の一面もあるため、ママは疲れてすぐに反応できないという場合もあります。短時間であれば問題はありませんが、日常的に赤ちゃんの寝ぐずりや泣いていても反応しない状態が続くと、感情を表に出さないサイレントベビーになりやすくなります。
感情が表に出ないため、ママは手がかからなくなったと感じるかもしれませんが成長するにつれて笑顔が少ない、泣かないなど精神面でのトラブルを抱えやすくなるため注意が必要です。
将来反抗的になりやすい
サイレントベビーとは反対に、反抗的になり寝ぐずりがさらにひどくなる場合もあります。この場合、寝ぐずりに反応してくれないママに赤ちゃんのときから不信感を持つため、将来的にすぐに暴力をふるう反抗的な子になりやすい傾向があります。
命の危険がある場合も
赤ちゃんは泣くことでしか、自分の気持ちを伝えることができません。そのため寝ぐずりだからと放っておくと赤ちゃんの体調不良に気付くのが遅くなります。布団が倒れてきたり、寝返りで戻れなくて苦しくて泣いている場合は、最悪命の危険もあります。
泣いているときは放置せずに、必ず様子を見るようにしてくださいね。
原因ははっきり解明されていないものの、日中の興奮や生活リズムの乱れが関係していると考えられています。寝ぐずりをしたらママはイライラせずに、赤ちゃんに安心感を与えるため抱っこや添い寝をしてあげましょう。また、室内環境の見直しも大切です。
寝ぐずりの時期は個人差がありますが、その子の個性ととらえ神経質になりすぎないようにしましょう。ママがつらくならないようにするために、上手に周囲に協力してもらいましょうね。