良い結婚生活のスタートを!新居探しのスケジュールとポイント

結婚後の新居探しは結婚準備の大切なステップです。間取りや駅からの距離、家賃など新婚生活を送る上で2人に合う部屋を探すため、考えることが多いもの。けれども結婚が決まったカップルは結婚式の準備で忙しく、どんな手順で進めれば良いのか迷ってしまうかもしれません。幸せな新婚生活を送るためにも、じっくり考えて探しましょう。

今回は新居探しのスケジュールとポイントを紹介します。

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新居探しを始める前に決めること

不動産屋に行く前に、新居について2人の方針を固めておきましょう。

購入か賃貸か

結婚を機に初めての住まいですから、まずは購入か賃貸かを決めます。

新婚カップルの8割弱は賃貸を選んでいます。なぜなら新婚だと数年後に異動や転勤、転職などで住む場所が変わる可能性があります。初めに住む物件に一生住む可能性は低いです。そのため引っ越しのしやすい賃貸を選ぶカップルが多いのです。

もしも治安や近所づきあいに不安要素が生まれた場合にも、転居することが容易です。

入居時期

新居を探す際は、入居時期を必ず聞かれます。購入するのであれば住める状態になる時期、賃貸であれば入居日を予め決めておきましょう。入居時期から逆算して新居探しのスケジュールを立てます。

家賃

新居を賃貸にする場合、「家賃」は重要な要素です。まずは2人の収支を書き出して、家賃にいくら払えるのかを把握しましょう。目安としては、手取り収入の25%以下が適切です。家賃が手取り収入の1/3以上になると生活が厳しくなり、不動産会社としても物件を勧められなくなります。

家賃相場が高い地域に住む場合や、住まいにお金をかけたいのであれば、家賃の比率を高めて別の支出を節約するという手もあります。また、共働きや外出にお金をかけないのであれば、家賃の比率が高めでも徐々に貯金することができますよ。

新居の場所

2人で住む場所ですから、新居の場所も重要です。お互いの職場からの距離や、住みやすい地域であるかどうかなど、事前に下調べしておきましょう。複数の路線に乗り入れている駅の近く、本数が多い路線の駅の近くなど、交通の便が良い地域だと人気があります。人気の地域であれば早めに新居探しを始めましょう。

間取り

2人のライフスタイルに合わせて部屋の広さを考えましょう。新婚カップルは1LDK-2LDKを選ぶことが多いです。家賃相場にもよりますが、帰宅時間が違う場合は寝室とリビングを分けられるように、2部屋以上ある物件の方が快適です。

良い結婚生活のスタートを!新居探しのスケジュールとポイント

 

購入するなら早めに相談する

新居を購入するつもりであれば、結婚式よりも前に入居時期や場所、間取りなどを決める必要があります。購入費用も高額になりますから、結婚式や新婚生活に必要な金額を考慮した上で、お金の準備も必要です。

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新居探しの大まかなスケジュール

3ヶ月前

新居への引っ越し3ヶ月前を目安に、新居探しを始めましょう。早いと感じるかもしれませんが、お互いの休みの日を合わせるため、そこまで頻繁には見に行けません。不動産会社に行く日や物件を見に行く日を大まかに決めておき、賃貸であれば3件程度は物件を見学しに行きます。

2〜3ヶ月前

新居へ引っ越す2-3ヶ月前には、それまで住んでいる部屋の解約手続きをしておきましょう。解約する旨を伝えたら、明け渡し日・鍵の返却方法・敷金の清算方法などを大家さんに確認します。

基本的には1ヶ月前までに申し出れば解約できます。新婚カップルは結婚準備で忙しいので2ヶ月前など時間に余裕を持って手続きすると安心です。

1ヶ月前

1ヶ月前を目安に新居の契約をします。入居審査を経て契約書をもらい、入居者本人と保証人の印鑑・保証人との関係を示す書類・印鑑証明などが必要です。遠方の親に保証人になってもらう人は、郵送期間を考えて早めに契約しましょう。

また、契約が決まったら敷金・礼金・仲介手数料・最初の家賃を支払います。物件によっては共益費や管理費なども払います。お金の支払いが終われば、鍵の受取日を決めます。

3週間前

新居の契約手続きをしながら引っ越し業者を選びます。複数の会社に見積もりを取り、比較してから決めましょう。

それと同時に、郵便局での転居手続き・ガス・電気・水道・インターネット・NHKの手続きを順次行います。入居1週間前には全て済ませておきましょう。ほとんどの手続きがインターネットでできます。電気やガスは、インターネットで「解約と新規申込」が同時にできる会社もありますよ。

良い結婚生活のスタートを!新居探しのスケジュールとポイント

 

新居探しのポイント

新居探しで部屋を見に行く時には、以下のポイントをしっかり観察してきましょう。

収納の広さ

これから結婚生活を送る2人ですから、新居に住んでから必然的にモノが増えます。収納の広さや収納の位置を確認しましょう。例えば布団で寝るカップルであれば、布団をしまう奥行きのある収納空間が必要です。将来子供が欲しいカップルなら、子供の荷物が増えるので、さらに収納が必要です。

お互いの荷物の量や、買い物の頻度などを考慮して必要な収納空間を予想します。ウォークインクローゼットがある物件、部屋の上部や床下に収納がある物件もあります。

日当たりや水回り

日当たりや水回りの使い勝手は、インターネットや物件紹介誌では中々チェックできない箇所です。実際に物件に足を運んでチェックしましょう。ベランダやリビングの日当たりが良いと快適です。全体的に日当たりが悪いと、洗濯物が乾かない上に日中も照明をつけることになり、電気代がかさむことになります。

また、水回りの使い勝手も生活環境に影響が大きい事項です。水量や水圧、水道管から匂いがしないか、トイレや浴槽のタイプなど、細かく見ておきましょう。空室の場合は見学時に水道が通っていないことが多いので、不動産会社に聞いて調べてもらいましょう。

周辺環境

新居を見に行ったら物件の周辺を歩いてみましょう。徒歩や自転車で行ける範囲にスーパー・日用品点・病院があると便利です。閑静な住宅街が良いのか、都会の便利な場所が良いのかはお互いの考え方を擦り合わせて決めます。

長く住む予定であれば、幼稚園や小学校などが近くにあるか、子供が育てやすい環境であるかも見ておきます。治安が良い場所であれば安心です。