元々の顔の魅力をひきたて、コンプレックスを隠してくれる力もあるメイク。そんな利点ばかりのメイクも、崩れると素顔よりも酷い状態に見せてしまうことも。それだけは避けたいですよね。
メイク崩れは皮脂やスキンケアの油分などで起こりやすくなります。きちんと対策はしているつもりでも、表情の変化や外気に触れて乾燥したり、さまざまな影響から崩れてしまうものなのです。
そんな時に覚えておきたいのが化粧崩れの直し方です。5分もあれば簡単に元のきれいな状態に戻すことが出来るため、ぜひ試してみて下さい。
化粧崩れを直す時に必要なアイテム
まずは、これがないと始まらない!といっても過言ではない、お直しに必須なアイテムをご紹介していきましょう。持っておくととっても便利なので、チェックしておいてくださいね。
お直し用スポンジ
お直しの際、油とり紙で先に皮脂を取り除いてから行う方が多いのですが、これでは逆に皮脂を過剰に発生させる恐れも。
化粧が崩れてしまった原因が乾燥によるものなら、潤そうとして皮脂を出すのはお肌が正常に機能している証拠です。紙を使用するのではなく、スポンジを使うことで皮脂をおさえながらよれた部分を修正することができるのです。
綿棒
口元や目元など、細かい部分のお直しに欠かせないのが綿棒です。メイクポーチに忍ばせておくためには、個包装されたものがおすすめ。ポーチ内の汚れがつくこともなく、清潔な状態で使用することが出来ます。
乳液、保湿クリーム
乳液や保湿クリームは乾燥肌の方にとってはお直しの必須アイテムといえます。冬の時期には普通肌の人にもおすすめですし、お泊り用セットなどの小ぶりのものを携帯しておくと良いでしょう。
濡れティッシュ
口紅などのお直しや、手を洗える場所がない時に重宝するのが濡れティッシュです。乳液などのアイテムを使用した際も、さっと拭き取ることが出来ますし、乾いたティッシュだと唇を傷めてしまう可能性もありますが、水分のある濡れティッシュならリップメイクの修正も簡単です。
筆タイプのコンシーラー
さまざまなブランドから販売されていますが、先端が筆になっているコンシーラーはとっても便利です。ファンデだけでは隠せないところには、スポンジで整えた後に使うことで解消されます。
化粧崩れの直し方~ベースメイク~
それではさっそく、これらのアイテムを用いたお直し法について解説していきましょう。まずはベースメイク編です。
基本のベース直し
1.スポンジを使って、よれたファンデーションを肌になじませていきます。このとき、乾燥している部分には乳液をプラスしてください。
2.乳液をつけた場合は、ついていない部分のスポンジを使って、よれを馴染ませた部分とファンデがしっかりついている部分とに差ができないよう、叩きながらぼかしていきます。
3.ファンデを二度塗りしてしまうと、さらに化粧よれを起こす可能性があるため、仕上げにはルースパウダーを使います。
4.優しくはたくだけでOK。
崩れでシミやくすみが出てしまった場合のお直し
1.基本のお直しと同じようによれた部分を馴染ませ、差をぼかすところまで完成させます。
2.次に筆タイプのコンシーラーを使って、気になる部分に優しく滑らせていきましょう。
3.コンシーラーをプラスした場所との境もぼかすよう、最後にスポンジで馴染ませます。
4.仕上げは同じくルースパウダーで完成です。
小鼻のベースメイク直し
1.小鼻の場合は、乳液を浸み込ませたスポンジで拭き取った後、下地を鼻全体に塗り込みます。
2.ファンデを少しはたいたら完成です。小鼻の脂が気になる場合は、乳液でなく化粧水を使用してスポンジで拭き取るようにしましょう。
化粧崩れの直し方~ポイントメイク~
次に、ポイントメイクのお直し方法をご紹介します。
まぶたのくすみ
1.ラメシャドウを上からプラスして、くすみを撃退させましょう。
2.目頭にもプラスしておくことで、まるでメイクをし直したかのように雰囲気を変化させることが出来ます。
3.全体的にアイシャドウがよれている時は、保湿クリームを綿棒につけ、よれを落として下地をつけてから行います。
眉毛
1.眉毛が消えてしまったときは、まずパウダーファンデで肌を整え、眉を書き足します。
2.眉マスカラを仕上げにプラスすればOK。
3.眉毛は油分で取れがちになってしまうため、ファンデでさっと整えてから直すことがポイントです。
パンダ目の直し方
1.まずは保湿クリームをつけた綿棒で拭き取り、筆コンシーラーで肌色を補正します。
2.メイク崩れが直せたら、再度メイクをほどこします。
リップメイク
1.リップは濡れティッシュで拭き取ってから再度塗りなおします。
2.唇の端など、ファンデのよれが生じやすいので、コンシーラーを使って丁寧に直しておくことがポイントです。
動画を参考にしながら行ってみて下さいね。
睫毛のカールが落ちた時
睫毛のカールが落ちた時にやりがちなのが、ビューラーでカールさせた後に再度マスカラを塗り込むということ。
マスカラがついている状態で再度上塗りすることで、ダマになりやすくなってしまいます。ダマができた睫毛は美しく見えず、厚化粧に見える原因になりますので注意が必要です。
スキンケア後のひと手間で崩れ知らずに!
季節問わず、乾燥対策に力を入れている方は多いと思います。内部だけが乾燥した隠れ乾燥肌の方も多いため、スキンケアでお肌にうるおいを与えてあげることは大切なことですが、崩れやよれを起こさないためにはひと手間を加えてあげましょう。
スキンケア後はティッシュオフ
化粧水、乳液、クリームとたっぷり肌に浸透させたつもりでも、肌表面には油分が出ています。そのままの状態で下地やメイクをほどこすとどうしてもよれやすくなるため、少しだけ取り除いておく必要があります。
ゴシゴシとこすってしまうとせっかく整えたお肌が台無しになってしまうため、ティッシュを1枚用意し、肌に軽くのせます。これだけでかなりファンデのよれを防ぐことが出来ますよ。
メイクを楽しむためにも、綺麗に保つ方法は覚えておきたいですね。