空気が乾燥しやすい季節は肌も乾燥しがち。肌が乾燥すると化粧のりが悪くなり、メイク崩れも起きがちに。
乾燥が原因で化粧崩れを起こしたときはテカっているときと同じメイク直しでは対応できないことも多いので、適切な方法でメイクを直すことが大切です。
乾燥している季節のメイク直し方法についてご紹介いたします。
乾燥はメイク崩れの原因になる
メイク崩れと言えば、皮脂の過剰分泌や汗によるものを思い浮かべる人も多いかもしれませんが、乾燥もメイク崩れの原因の一つです。
まずは、乾燥でメイクが崩れる理由を確認しましょう。
乾燥しているとメイクが密着しにくい
ベースメイクは肌の油分と水分のバランスが整っているほど、肌に密着しやすいです。
反対に、油分と水分のバランスが悪ければ肌への密着度が低下するため、メイク後に時間が経つと、ファンデーションがよれてシワなどが目立つようになります。
乾燥が原因で皮脂が過剰に分泌されることも
肌が乾き、皮膚の内側を守るための水分がなくなると、肌はそれを防ぐ役割のある皮脂を過剰に出し始めます。
皮脂が過剰に分泌されれば肌がテカり、メイクがよれたり、取れたりする可能性が高いです。
乳液でメイク直し
乾燥で油分と水分が不足し、メイクが崩れているときは、乳液を使ったメイク直しが便利です。乳液を使うベースメイクのやり方を確認してみましょう。
乳液を使ったメイク直しのやり方~ベースメイク編~
1.コットンに10円玉程度の乳液を取ります。
2.メイクが落ちた部分にクルクルと乳液を付け、メイクを落とします。
3.メイクのヨレが気になる場所に乳液を馴染ませます。
4.少量のファンデーションを、メイクを落とした場所に馴染ませます。
5.メイク直しをした部分にパウダーを付けます。
乳液を使ったメイク直しのやり方~アイメイク編~
乳液を使ったメイク直しはアイメイクにも使えます。アイメイク直し方法を確認してみましょう。
アイメイクは全体的に崩れている場合と、一部のみ崩れている場合でメイク直し方法を変えるときれいに仕上がります。
全体的にアイメイクが崩れたときの直し方
1.コットンに10円玉程度の乳液を取ります。
2.コットンを滑らせ、上まぶたのメイクを取ります。
3.同じように下まぶたのメイクも取ります。
4.ティッシュで余分な油分を取ります。
5.朝と同じようにメイクをします。
一部のみアイメイクが崩れたときの直し方
1.綿棒に乳液を取ります。
2.綿棒で崩れた場所のメイクを落とします。
3.アイシャドウなどを塗って崩れを隠します。
乳液を使うメイク直しのメリット
乳液を使ってメイク直しをするメリットは、油分を補えることと崩れたメイクを落とせることです。
乳液には化粧水より多くの油分が含まれているので、乾燥がひどいときでも肌の状態を整えられて、朝のようにきれいなメイクを復活させられます。
乳液を持ち運ぶときは100均などで買える小さなケースに移し替えておくと便利です。
化粧水でメイク直し
乳液を使ったメイク直しよりも簡単にできるのが化粧水を使ったメイク直しです。
化粧水を使うと肌に水分が与えられるので、水分不足が原因で皮脂の過剰分泌が起こっているときは化粧水を使ってメイク直しをすると良いでしょう。
化粧水を使ったメイク直しの方法を確認していきます。
化粧水を使ったメイク直しのやり方
1.ティッシュで肌の余分な油分を取り除きます。
2.ミストタイプの化粧水を顔全体に吹きかけます。
3.手のひら全体で化粧水を肌に馴染ませます。
4.パウダーファンデーションやフェイスパウダーを薄く塗ります。
5.ポイントメイクがよれているときは綿棒で落としましょう。
6.アイシャドウなどを使ってポイントメイクを直します。
化粧水を使うメイク直しのメリット
化粧水を使ってメイク直しをするメリットは肌に水分を与えられること。
乾燥で肌の水分が蒸発していると、肌に刺激を感じやすくなって皮むけなども起きやすいですが、ミストで水分を与えることで肌の状態を整えられます。
普段使っている化粧水を持ち歩きたい場合は、スプレーに入れ替えてポーチに入れて置き、メイク直しに使うと良いでしょう。
乾燥している時期のメイク直しのポイント
乾燥が原因で起こるメイク崩れを直すときは次の3点に注意しましょう。
あぶらとり紙は使わない
乾燥が原因で肌がテカっていると、あぶらとり紙で油分を取り除きたくなりますが、あぶらとり紙を使うのはおすすめできません。
あぶらとり紙を使うと肌が必要としている皮脂まで取り除かれることが多いからです。
必要な皮脂がなくなると、肌を守るために、さらに皮脂が過剰分泌されてしまうので、肌の油分はティッシュでオフしましょう。
ティッシュを使うと必要な油分は残して、過剰に分泌された油分のみを取り除けます。
油分を与えすぎない
肌が乾燥しているときは乳液や化粧水の後にクリームなどを塗りたくなります。
しかし、お直しの際に油分の多いクリームなどを使用すると余計によれる可能性が高いです。
クリームなどを使うのは朝と夜のスキンケアの時だけにして、メイク直しは乳液や化粧水で行いましょう。
ファンデーションやパウダーは重ねすぎない
化粧が崩れたからといって、ファンデーションやパウダーを重ねすぎると、さらに乾燥が悪化します。
ファンデーションやパウダーはできるだけ崩れた部分にのみ使用し、重ねすぎることがないように注意しましょう。
乾燥が気になる時期は保湿力が高いファンデーションやパウダーを使うのがおすすめです。
適切な方法でメイク直しを!
メイク崩れには適切な方法で対処することが大切です。
油分と水分が減少してメイクが崩れている時は乳液を使い、水分が減少して肌がテカっているときは化粧水を使ってメイクをきれいな状態に戻しましょう。
乳液や化粧水を使ってメイク直しをすると同時にスキンケアもできるので、肌の状態の改善も目指せます。