愛し合って結婚したはずなのに、いつのまにか夫婦の間に溝ができ、不仲になってしまった。そんな話はよく聞きますよね。お子様がいる家庭なら、夫婦の不仲は子供の心を傷つけてしまう事もあります。できれば、いつまでも夫婦円満でいたいものですよね。
まずは、夫婦の不仲の原因についてご紹介いたします。両親の不仲が子供に与える影響や、夫婦円満の秘訣なども併せてご紹介いたします。夫婦仲でお悩みなら、是非参考になさってください。
夫婦の不仲の原因は?
夫婦の不仲の原因は、夫婦間で少し違いがあります。
妻側からみた場合の原因には
・家事を手伝ってくれない
・子育ては全部妻任せ
・収入が低い
・話を聞いてくれない
・会話が続かない
などがあげられます。イクメンという言葉が生まれるほど、最近の若い男性は育児に積極的に参加したり、家事ができる男性も増えています。ですが、そんな男性はごく一部であって、実際は、家事や育児には一切ノータッチという方がまだまだ多いのです。
次に、夫が思う不仲の原因としてあげられるのは、
・お金のことでいろいろ言われる
・家事をちゃんとしない
・自分だけが大変だというような言い方をする
・子供がいないのに働かない
・お小遣いが少ない
などとなっています。昔と違って共働きが主流となりつつある中で、夫婦二人だけなのに働かない妻に対して不満を持っている男性が少なくありません。「養ってやってる」とまでは言わないけれど、労わる言葉もなく、いつも自分だけが大変だと言われてしまう。外で頑張っているからこそ家庭に癒しを求めているのに、癒されるどころかストレスと感じている方もいます。
このように、夫と妻、それぞれが思う原因には違いがあります。
両親の不仲は子供に悪影響
子供の心はとてもデリケートで、両親の不仲を敏感に察知してしまいます。子供にとって次のような悪影響も与えてしまいます。
引きこもってしまう
自分が学校に行っている間に、パパとママのどちらかがいなくなってしまうかもしれない。そんな不安を抱えてしまうので、引きこもってしまうようになります。
学力が下がる
これは多くの子供にみられます。両親が不仲であることが頭から離れず、どうしたらいいのか、自分はどうなるのか、そんなことばかり考えるようになり、勉強が手につかなくなってしまいます。
うつになってしまう
両親が不仲であることは、子供にとっては非常に大きなストレスとなります。眠れなくなる、やる気が無くなるなどといったうつの症状がでてきてしまうこともあるのです。
精神疾患
両親が不仲であると、当然、子供は大きな不安を抱えることになります。自分に責任があるのではないかと思いこんでしまう子も。大きなストレスを抱えることになり、精神疾患を患ってしまう可能性もあります。
破壊行動
自分がいることで、両親が不仲になってしまったとのではという不安や悲しみから、自分で自分を傷つけたり、破壊行動をとってしまうようになります。
夫婦円満の秘訣
スキンシップを忘れない
「おはよう」「行ってらっしゃい」「おやすみなさい」挨拶代わりにキスやハグをしましょう。それだけで、お互いの愛情を確認することができます。
会話の時間を持つ
お互い忙しい毎日でも、1日の中で、5~10分でもいいのです。愛する人との会話は、日々の疲れを癒してくれる大切な時間となります。
思いやりの気持ちを忘れない
夫婦生活が長くなると、ついつい相手を思いやる気持ちを忘れがちになってしまいます。夫婦円満に思いやりの気持ちは欠かせません。
相手に感謝の気持ちを持つ
夫は働き、妻は家事や育児をする。どちらも大変な仕事です。相手に感謝の気持ちをもち、「いつもありがとう」この一言を掛け合うことも、夫婦円満には欠かせません。
二人だけの時間をもつ
子供がいるとなかなか難しいのですが、頼れる身内がいるのなら、夫婦の記念日などには二人だけで外出し、食事を楽しんだりしましょう。いつもと違って新鮮な気持ちになることができます。
相手の趣味を理解する
人それぞれ趣味があります。相手の趣味を批判したり否定することなく、理解してあげましょう。
お互いの時間も大切にする
結婚しても、自分の時間をもつことで、リフレッシュすることができます。
喧嘩も必要
「喧嘩する夫婦ほど実は仲がいい」とも言われていますね。喧嘩ばかりではよくありませんが、たまには喧嘩をして本音を言い合うことも大切です。喧嘩をすると会話しなくなるという夫婦もいますが、それはNGです。必ずとことん話し合うようにしてください。
干渉はほどほどに
お互いの携帯をチェックしたり、誰と飲んでいるのかなど、とにかく相手のことをチェックしすぎるのはよくありません。夫婦なのですから、相手を信じてあげることが大切です。
ペット
ペットを飼い始めて夫婦円満になったというケースが非常に多いです。夫婦生活も長くなると、会話もなくなっていきます。ですが、ペットを飼うことで、ペットが夫婦の会話を増やしてくれたり、喧嘩をしても仲直りのきっかけを作ってくれたりもします。
美味しい物を食べる
「食」の趣味が同じであるというのは重要です。美味しい物を食べると、自然と笑顔になれますよね。心も和み、会話も弾みます。お休みの日には二人で一緒に料理を作ったりするのもおすすめです。
完璧を求めない
夫婦というのは、元は他人です。理想の夫、理想の妻というのはあるかもしれませんが、それを全て相手に求めてはいけません。
甘えさせてあげる雰囲気作り
女性が男性に甘えるというのはあります。でもその逆もあります。男性だって甘えさせてほしい時があります。相手が甘えてきたら、大きな心で受け止めてあげて下さい。
SNSを上手に利用する
忙しい二人なら、メールやLINEなどを使って会話の時間を作りましょう。日頃言えない感謝の言葉なども、SNSを利用すれば伝えやすくなります。
夫婦円満は家庭円満につながる!
夫婦の不仲は子供にも大きな影響を与えてしまいます。夫婦円満であれば、家庭円満につながります。子供だけではなく、自分たちの為でもあります。ただし、どちらか一方が努力して成り立つものではありません。夫婦二人がお互いそれぞれ努力しなければいけないのです。
夫婦になっても、元は他人同士。だからこそ、お互いを思いやり、信頼する気持ちを持ち続けることが大切です。たとえ喧嘩をしても、きちんと話し合って、心にモヤモヤしたものを残すことなく、その都度とことん話し合うようにしましょう。
巡りあって夫婦になれたのですから、楽しく生きていけるよう、お互い努力しあってくださいね。