モラハラ夫を改善する方法

最近メディアでも騒がれているモラハラ。職場でのモラハラも避けたいですが、くつろげるべき家で夫から受けるモラハラは精神的に追い詰められ、鬱といった精神疾患の原因になることがあります。そこで今回はモラハラ夫との接し方などをご紹介いたします。

広告

モラハラとは?

最近はメディアでも話題になっているモラハラ。夫のモラハラが原因で離婚問題に発展した芸能人が話題になりましたね。

モラハラとはモラルハラスメントの略です。最近は、スメルハラスメントなど「〇〇ハラスメント」という言葉がよく使われていますが、その代表的なものはセクシャルハラスメント、いわゆるセクハラです。セクハラは法的にも定義があるのでわかりやすいですが、モラハラは法的な定義がありません。

モラハラは精神的な暴力なので、第三者からは被害の大きさが目に見えません。ですから、深刻な問題に発展するまで表面化しないのです。

どういった言動がモラハラに当たるのか、法的な定義がないため人によって受け取り方には差がありますが、人格を否定するような暴言を吐いたり、相手を見下した言動や無視、生活費を入れずに経済的に困窮させたり、物に当たったり舌打ちをしたり、直接暴力は振るわなくても相手への威嚇もモラハラに当たります。

モラハラ夫を改善する方法

モラハラ夫の特徴

モラハラ男は、過保護やネグレクトの環境で、欲求に対する我慢を両親から教えられずに育っています。ですから当然自分の欲求が通る環境で育ってきたため、彼女や妻など身近な女性に対して、相手の意見を尊重したり、譲歩したり、自分が我慢するという発想自体がないのです。

モラハラ男はプライドが高いため、いわゆる外面が良いです。マイナスとなる自分を外では見せずに良い人を演じていますが、当然ストレスがたまりますね。たまったストレスは自分より弱い彼女や妻に対して発散します。

人を馬鹿にする

モラハラ夫は、妻の人格を否定したり馬鹿にする言動を平気で口にします。妻の容姿や育った環境、子供がいれば母親としてどうなのかなど否定したり馬鹿にします。

無視する

モラハラ夫は自分の欲求が通るのが当たり前で育っているため、欲求が通らないと無視して無言の圧力をかけてきます。喧嘩をきっかけに無視が始まることもありますが、一方的に不満を感じて無視することもあります。

妻が理由を聞くと、「そんなこともわからないのか!」と罵ることもあります。

自分が常に正しい

モラハラ夫は自分が常に正しいと思っています。自分の非は認めず、妻が自分の非を認めて謝ってくるまで、無視したり暴言を吐いて追い詰めてきます。

精神的に追い詰められたり、面倒になった妻が謝って解決することで、今後も妻が謝るというパターンになってしまいます。

外と家で態度が変わる

モラハラ夫はプライドが高く、外では穏やかな良い人を演じています。そのためモラハラ夫だと気づかれません。外で良い人を演じてストレスがたまる分、家に帰ってくると外とは別人のように、弱い立場の妻に当たり散らします。

優しいときもある

暴言を吐いたり罵ったり、無視を繰り返すモラハラ夫にも時には優しいときがあります。優しい言葉をかけてくることもありますが、これは妻を逃がさないための計算です。

本当は優しい人なのかもと勘違いしないようにしましょう。

広告

モラハラ夫への接し方

モラハラ夫からのモラハラは、長期間続くとストレスとなり、精神的に辛い状況に追い込まれてしまいます。何とか対処して自分の身を守らなければいけません。

夫を立てる

モラハラ夫を尊敬できるという妻はいませんね。心の中で見下していてもかまわないので、表面上は夫を立てましょう。自分が立ててもらえてると感じれば満足します。

夫を立てて自分が優位だと感じればモラハラは減ってきます。

聞き流す

モラハラ夫からの暴言を一つ一つ気にしていては身が持ちません。モラハラ夫の暴言は別のことを考えて受け流しましょう。

「また何か言ってるな」「今日の晩御飯は何にしようかな」など他のことを考えると、暴言も耳に入りにくくなります。

専門機関に相談する

モラハラ夫からのモラハラは我慢するのにも限界があります。そのため、専門機関に相談するのも方法です。ストレスから体調を崩しても、モラハラ夫は妻に対する思いやりがありませんから、余計に辛くなるだけです。

専門機関に相談するだけでも気持ちは楽になりますし、対処法などのアドバイスをもらえます。

モラハラ夫を改善する方法

モラハラの証拠を残しておこう

モラハラ夫からのモラハラが原因で離婚となった場合、モラハラの証拠を残しておくと有利です。

例えばレコーダーに録音しておいたり、日記などを付けて、夫から受けたモラハラの内容を残しておきましょう。モラハラの内容だけが書かれているよりも、普通の日記の中にモラハラの内容が入っている方が良いようです。

また証拠を残す場合、どのくらい長期間モラハラを受けていたかも重要なので、日記は捨てずに過去の分も保管しておきましょう。

モラハラは育ってきた環境が大きく影響しています。そのため、改善はかなり困難です。子供がいれば子供のために離婚を踏みとどまりがちですが、子供にとってもモラハラ夫は悪影響となることがほとんどです。そのためある程度で見切りを付けて離婚を考えることも必要です。