その足裏の痛みは「モートン病」かも!主な症状と5つの原因

歩行中や立ち上がった時に、足の裏や足の指が痛むことはありませんか?激しい痛みに襲われたなら、「モートン病」かもしれません。聞きなれない病名かもしれませんが、実は女性に多い病気なんです。モートン病は早期発見と適切な治療が大切です。足裏に痛みがある人は一度確認してみましょう。

今回はモートン病の症状と原因について紹介します。

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モートン病とは?

モートン病は、神経腫を発見した医師にちなんでつけられた、足裏に痛みや痺れを生じる病気です。足の指の間が激しく痛むのが特徴です。男性よりも女性に発症する可能性が圧倒的に高く、発症するのは30-40代の女性に多いです。近年では20代の女性でもモートン病になる人がいます。

モートン病は足の指や足裏にかけての神経痛で、早期発見できれば治療を受けて治すことが可能です。しかし放置すると悪化して痛みが強くなり、小さなこぶのような腫瘤ができることがあります。歩くのが大変になる程悪化すると、医療機関での手術が必要になります。

その足裏の痛みは「モートン病」かも!主な症状と5つの原因

 

モートン病の症状

モートン病は以下のような症状があらわれます。足裏の強い痛みや痺れに加えて、歩きにくさや足の疲労感で気がつく人もいます。

足の中指と薬指の間が痛む
・爪先立ちをすると足裏が痛む
・歩行中に足の指や足裏が痺れる
・足の指付近を押すと痛む
・ハイヒールの靴で歩くのが辛い
・刺すような痛みがある

最も痛みが出やすいのが中指と薬指の間ですが、人差し指と中指の間など、人によっては別の指にもできます。痛みや痺れのある部分は限定されており、足の指付近を順番に押していくとピンポイントで痛い部分があります。

モートン病の原因

モートン病の原因は解明されていません。しかし、モートン病になる人には5つの傾向があることが分かっています。

1.足のアーチが低下している

モートン病になる人には、外反母趾や扁平足など足の変形がある人が多いです。これは外反母趾などの症状からなるアーチの低下が原因だと言われているのです。足には「土踏まず(内側縦アーチ)」「横アーチ」「外側縦アーチ」のアーチがあり、地面からの衝撃吸収など、クッションの役割を担っています。

特に、土踏まずが弱るとモートン病になりやすいと考えられています。土踏まずが弱ってしまうと、踵の骨が内側に傾いた形になり、足を正しく支えることができなくなります。すると残り2つのアーチと足の指がカバーすることになり、足への負荷が増加します。それに耐えられなくなった結果としてモートン病を発症する可能性が上がります。

2.靴を履く時間が長い

モートン病は靴を履いている時間にも関係します。患者の9割程度とほとんどが女性ですが、中には男性もいます。男性の場合は外回りのある営業など、歩く時間が長く社内でも靴を履いたままの人がモートン病になりやすいです。

歩いている時に痛みを感じ、病院に行ったらモートン病であったケースがあります。

3.ハイヒールをよく履く

ハイヒールを履くと足裏、特に足の先に負担が集中します。足の形に合っていなかったり、日常的にヒールの高い靴を履いている場合は要注意です。足の先が窮屈になり、周辺の神経を圧迫する原因になります。

4.中腰やつま先立ちをする時間が長い

ハイヒールと共通していますが、中腰やつま先立ちも神経の痛みを誘発します。中指、薬指間にある神経腫や、滑液包が炎症を起こして神経痛を引き起こすのです。神経が集まっている神経腫や、緩衝材となる滑液包がモートン病の原因になることもありますよ。

5.靴の幅が合っていない

モートン病の患者には、幅の狭い靴を履き続けていた人がいます。幅の狭い靴は足の指が圧迫された状態になり、神経痛を引き起こす原因になります。足の幅は人それぞれ異なるので、足に合う幅の靴を探しましょう。

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モートン病の治療法

モートン病だと診断されると、まずは保存療法を試します。多くの場合は保存療法で治療できるので、足裏の痛みを感じたら積極的に医療機関を受診しましょう。

局所安静

モートン病は集中的な痛みに襲われます。特に中指と薬指の間の神経を圧迫すると痛みやすいため、足を安静にする靴を選びます。ハイヒールや靴底の硬い靴を控えて、足の幅が広い靴を履きましょう。足指がぎゅっと押さえつけられておらず、足先に過度の負担がかからないようにします。

また、中腰などつま先立ちをする機会が多い人は、治療の間はつま先立ちを控えます。

薬の服用

神経回復を助ける薬などを服用します。

足底挿板

足のアーチを支えるインソールを靴の中で使用します。足のクッション機能が改善して痛みが和らぐ効果もあります。

ブロック注射

ステロイド剤を注射する治療法です。継続的に注射することで、モートン病の原因になっている炎症を改善します。

その足裏の痛みは「モートン病」かも!主な症状と5つの原因

 

モートン病の手術

保存療法では改善しない場合や歩くのが困難なほど痛い場合は、手術で神経腫を切除することになります。

入院期間は2週間以内と短めですが、スムーズに歩けるようになるには3-4週間はかかる人が多いです。手術の費用は2万円程度です。入院費を合わせると決して安くはない金額ですので、手術に移る前に保存療法を色々と試してから決断しましょう。