【内臓脂肪の落とし方】4つの効果的な食べ物と食事のポイント

今、自分のお腹を見ると、ぷよぷよしていませんか?目に見えるつかめる脂肪は、皮下脂肪です。その奥に隠れている内臓脂肪がクセモノなのです。外見はすらっと細身の方でも、内臓脂肪が潜んでいることがあります。

内臓脂肪とはいったいどんな脂肪のことをさしているのでしょうか。皮下脂肪のその奥についている内臓脂肪。一度ついてしまうとやっかいですが、努力すれば落とすことができる脂肪です。この脂肪を落とすのに有効な食べ物や、食事のポイントなどもありますので、ご紹介いたします。

広告

内臓脂肪とは?

先ほども少し書きましたが、皮下脂肪のそのまだ奥にある脂肪です。腹腔内についており、内臓を衝撃から守るクッションになったり、正常な位置に保つなどの役割があります。ここの部分だけをみれば、ついていて当たり前の脂肪だと思われます。

ですがこの脂肪は、過剰につきすぎてしまうことで、生活習慣病の原因となってしまう恐ろしい脂肪なのです。年齢が上がると、この脂肪が増える傾向にあります。高血圧症や高脂血症、糖尿病、動脈硬化などを併発する恐れもあります。

内臓脂肪は、皮下脂肪のように外からつまんだりすることができず、自分にどれだけついているのかなどは、CTを使って確認します。ただ、検査を受けなくてもわかる特徴があります。それは体型です。腹囲だけがまんまると膨れて、まるでリンゴのような体型になります。年齢とともに、お腹周りにばかりお肉がついていく。それは内臓脂肪が蓄積されているサインかもしれません。

【内臓脂肪の落とし方】4つの効果的な食べ物と食事のポイント

内臓脂肪を落とすのに効果的な食べ物

ついてしまった内臓脂肪は、食べ物に少し気を使うだけで落とす効果があります。その食べ物をいくつかご紹介いたします。

・大豆タンパク質

豆腐やおから、味噌など、大豆タンパク質が含まれている物です。ダイエットにはよく用いられる食べ物ですよね。血液サラサラ、代謝アップ効果が得られ、たまった内臓脂肪が燃焼しやすくなってくれます。

・青魚

青魚には、エイコサペンタエン酸「EPA」という成分が含まれています。この成分は、血液をサラサラにし、血管を柔軟にしてくれる働きももっています。サラサラになった血液が全身に巡りやすくなると代謝もアップするので、内臓脂肪を燃焼させやすくなります。

・豚肉

豚肉には、脂肪燃焼に欠かせないビタミンB群と、脂肪燃焼効果があるL-カルニチンが含まれています。満腹感を感じさせてくれるアラキドン酸も含まれているので、内臓脂肪を落とす為のダイエット食品としておすすめです。

・野菜

野菜の中でも、水に溶けにくい不溶性の食物繊維が含まれているのがキャベツやごぼう、ほうれん草です。満腹感も得やすいので、食べ過ぎも予防することができます。食物繊維が豊富なため、便通もよくなり、内臓脂肪も落とす効果が期待できます。

また、トマトに含まれているリコピンは、血液をサラサラにしてくれるので、代謝アップが期待できるのです。たまった脂肪が燃焼しやすくなるだけでなく、内臓脂肪をためにくい体にしてくれますよ。

広告

内臓脂肪を落とす食事のポイント

1.何かをしながら食べるのはNG

「テレビをみながら」「スマホをしながら」という何かをしながら食事をする方がいますが、これでは内臓が休む時間がありません。内臓に食べ物が残っていない時間をつくることで、その間に、体の中の全ての内臓を回復させることができます。この回復時に内臓脂肪がエネルギーとなるので、この脂肪を燃焼させることができます。

2.ファーストフードはNG

これは多くの方が知っているはずです。ファーストフードばかりを食べていると、内臓脂肪がたまり、肥満体型となってしまいます。そうならない為にも、できるだけファーストフードを食べる機会は減らすようにしましょう。

3.早食いしない

麺類や丼物はどうしても食べるスピードが早くなりがちです。早食いは血糖値が急にアップしてしまい、内臓脂肪がつきやすくなります。外食をする際には選ぶメニューに注意しましょう。どうしても丼物などを食べたい時は、ゆっくり食べるよう意識するようにしましょう。

4.夜9時以降は食べない

夜遅くに食事をすると太るというのは、普通に考えればわかることです。9時を過ぎると、エネルギーを蓄積する遺伝子であるビーマル1の働きが活発になります。夜遅くに食事をするということは、内臓脂肪を増やす為の食事となってしまいますので注意しましょう。

5.1日3食が基本

朝食を抜いたり、夜遅くなるからと夕食を抜いたりしていませんか?内臓脂肪を落としたいなら、1日3食は基本です。和食中心のメニューで、バランスのとれた食生活を心掛けてください。

6.アルコールはNG

内臓脂肪を落としたいなら、できるだけアルコールの摂取を控えるようにしましょう。特にビールや日本酒、甘いお酒はNGです。どうしても飲まずにはいられないというなら、週に1度、頑張った自分へのご褒美にたしなむ程度にとどめておきましょう。

【内臓脂肪の落とし方】4つの効果的な食べ物と食事のポイント

効果がある運動は?

ついてしまった内臓脂肪。食事を見直すだけでも減らす効果が期待できます。それと併せて運動をすると、さらに効果はアップします。この脂肪を減らすのに有効な運動は、有酸素運動です。

水泳、ウォーキング、ジョギングなど、みなさんもよくご存知の物ばかりです。最近流行りのダンスもおススメになります。水泳も、泳がなくても水中を歩くだけでかなりの運動量になります。

内臓脂肪を落とす為に、食事面での努力は不可欠です。ですが、毎日の食生活を変えるのは、かなりのストレスにもなります。そこで、無理なく自分ができる範囲で有酸素運動を取り入れることで、そのストレスを解消することもできます。

いつまでも健康な身体でいる為にも、年齢を重ねるごとに、食生活をみなおすことをおすすめします。