話題の納豆に含まれている酵素のひとつナットウキナーゼをご存知でしょうか?ナットウキナーゼは血液をサラサラにして血栓ができるのを予防する効果があります。ナットウキナーゼには他にも嬉しい健康効果があるとされています。
納豆嫌いの方もその効果を知れば、「食べてみようかな」という気持ちになるのではないでしょうか?そこで今回はナットウキナーゼの優れた効果をご紹介いたします。
「ナットウキナーゼ」とは?
最近話題になっているナットウキナーゼ。
納豆に含まれている酵素のひとつで、納豆特有のねばねばの中に存在しているものです。納豆は大豆に納豆菌を加えて発酵させて作られますが、その過程で生成されます。
血液をサラサラにして血栓を予防する効果だけでなく、様々な健康効果があります。
ナットウキナーゼが含まれている食品は納豆です。納豆を食べることで摂取できるのですが、ナットウキナーゼは熱に弱く、およそ70度以上で死滅してしまうのです。
そのためせっかく納豆を積極的に食べていても、食べ方を間違っていればナットウキナーゼの効果を得ることはできません。
間違った食べ方としては、アツアツのご飯に納豆を乗せたり、納豆カレー、直接フライパンで加熱する納豆チャーハンなどです。最近は納豆の食べ方にも注目が集まっています。
納豆嫌いの方にも嬉しいナットウキナーゼのサプリメントも登場しています。
ナットウキナーゼの効果
ナットウキナーゼには優れた健康効果が期待されています。具体的にどのような効果があるのか見ていきましょう。
心筋梗塞の予防
ナットウキナーゼの代表的な効果が血栓を予防する効果です。
心筋梗塞は血栓が冠動脈に詰まって心筋が壊死してしまう状態です。ナットウキナーゼの血栓予防効果により、血栓が冠動脈に詰まることを予防できるのです。
脳梗塞の予防
脳梗塞も心筋梗塞同様に、脳の血管に血栓が詰まって脳に血液が届かなくなってしまうことで引き起こされます。ナットウキナーゼによって予防する効果が期待されています。
便秘の予防
多くの女性が悩んでいる便秘ですが、便秘は腸内環境が整っていないことが原因です。ナットウキナーゼには善玉菌を増やす効果があるため、腸内環境を整え便秘改善や予防に効果が期待できます。
生活習慣病の予防
最近では若い方にも増えている生活習慣病。ナットウキナーゼには活性酸素の発生を抑えて生活習慣病を予防する効果も期待できます。
美肌効果
ナットウキナーゼが善玉菌を増やし腸内環境が整うことで、お肌にも良い影響があらわれます。吹き出物の解消やキメが整ってくるなど美肌効果も期待できます。
腸はお肌の状態に大きな影響を与えるので、美肌を目指す方はスキンケアと同時に腸内環境も意識することが大切です。
ナットウキナーゼはどうすれば摂取できる?
様々な効果が期待できるナットウキナーゼですが、どのように摂取すれば良いのでしょうか。
それはナットウキナーゼが含まれる食品、つまり納豆を食べれば良いのです。納豆が苦手な方はサプリメントも販売されているので、それを利用しても良いでしょう。
効果を得るには、1日1パック~2パックの摂取が効果的です。1日2000FU(ナットウキナーゼの活性をあらわす単位)が摂取量の目安なので、納豆1パックで約1500FUのナットウキナーゼが含まれているためです。
またナットウキナーゼを摂取するならより効果的な時間を狙いましょう。
おすすめの時間帯は夜です。脳梗塞や心筋梗塞が起こりやすいのが深夜から早朝にかけてです。この時間帯は血栓ができやすいといわれています。
そのため夜摂取するのが最も効果が高くなるのです。
また空腹時に摂取すると、胃酸の影響を受けてしまうので向いていません。できれば夕食後や夕食の最後に納豆を残しておいて食べるのが理想です。
ナットウキナーゼのサプリメントを利用するのであれば、「ナットウキナーゼの含有量」「JNKAマークの有無」「ビタミンKの除去」の3点をしっかりチェックしましょう。
ナットウキナーゼの含有量は1日の摂取量目安2000FU摂取できるかどうかが重要ですね。JNKAは日本ナットウキナーゼ協会認可の証ですのでマークがあれば安心感が持てます。
ビタミンKには血液凝固効果があるので、血液サラサラ効果を狙うならビタミンKが含まれていないものを選びましょう。
ナットウキナーゼの副作用
高い健康効果が期待できるナットウキナーゼですが、毎日摂取するとなるとその副作用も気になるところですね。
ナットウキナーゼ自体に副作用は現在のところ報告されていません。ですが、納豆を食べてナットウキナーゼを摂取するときは少し注意が必要です。
納豆にはナットウキナーゼ以外にも様々な栄養素が含まれていますが、その中のビタミンKは抗血液凝固剤の効果を薄めてしまいます。抗血液凝固剤を服用している方は医師に相談して摂取してください。
納豆やサプリメントを上手に利用して、ナットウキナーゼを摂取しましょう。