おでこのしわの原因とおすすめクリーム

鏡を見るとふと気づいてしまう、下地クリームやファンデーションを伸ばしていてしわに気づく、そんな経験をお持ちの方も多いかと思います。

おでこの横しわや縦しわは、機嫌が悪そうに感じさせることはもちろん、見た目年齢をアップさせてしまいます。

そこで今回はおでこのしわの原因とおすすめクリーム、ご自身でできるケアについてもご紹介します。

おでこのしわの原因

おでこにできるしわには、横しわと縦しわの2種類があります。まずは両者の違いから見ていきましょう。

おでこのしわの種類

おでこにできるしわのほとんどが横しわです。年齢とともに増える傾向にあり、以下のような原因が引き金となります。

お肌の乾燥やお肌内の水分保持能力低下
頭皮のたるみ、筋力低下
皮膚の真皮層におけるコラーゲンの減少　など

つまり簡単にいうとお肌の老化や筋肉の低下などが関係してきます。一方の縦しわはというと、加齢とあまり関係がありません。しかめっ面をよくするなど表情のクセが原因となります。

続いて、ここからはおでこの横しわに着目し、もう少し具体的にしわができる原因を掘り下げていきましょう。

紫外線によるダメージ

お肌の老化を引き起こす原因の1つでもある紫外線は皮膚の乾燥を招くことで、しわをはじめとするお肌の老化を引き起こします。

特におでこは外気にさらされたり、日差しを浴びやすい部位であるため、よりしわができやすい部位だと言えるでしょう。また繰り返し紫外線を浴びることは細胞単位での老化を引き起こし、肌をたるませてしまうので、しわがよりできやすくなってしまいます。

加齢によるもの

年齢と共にお肌の潤いは減少しがちですが、おでこも例外ではありません。ヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチンといったお肌の水分を守る成分が減少することで、ハリがなくなりしわが生まれてしまうのです。

また一度できたしわが若い頃と違って元に戻りにくいというのも年齢的なしわの特徴です。

乾燥によるもの

おでこの中でもＴゾーンと呼ばれる部位はテカリが出やすい場所ですが、そのことが逆に乾燥に繋がるケースも少なくありません。

テカリが気になるため、あぶらとり紙などで皮脂をこまめに取ったり、洗いすぎたりすることで、本来必要な皮脂まで取り除いてしまうのです。

結果、インナードライの状態へとつながり、細かく小さなシワがおでこにできてしまいます。また30代を過ぎるとお肌の皮脂はもちろん水分も減少することから、より乾燥が進行するので注意が必要です。

表情のクセによるもの

いつも同じ表情をしている、無表情が多い、眉間にしわが寄りがちといった表情のクセもしわが刻まれる原因となります。これは表情を作り出す筋肉の低下や、同じ表情が長時間続くことで頭皮もかたまりがちとなることも影響しています。

クリームや美容液で薄くできる！

おでこのしわを解消する方法としておすすめなのは、クリームや美容液といったアイテムを利用することです。

おでこにできるしわの原因ごとに、どういった解消法があるかをご紹介していきますね。

お肌の乾燥が原因となるケース

ベタつくのに乾燥するという混合肌だったり、あぶらとり紙やパックの多用などでお肌の内側が乾燥している方も多い物です。そういった方は、小さめの乾燥小ジワに要注意です。

毎日使用するスキンケアアイテムを保湿を意識したものに変えながら、クリームや美容液といった油分で上から蓋をするという方法がおすすめです。そうすることで、お肌の内側には水分がしっかりと保持され、それにともないお肌の細胞が元気になるのでしわも伸びてくるのです。ちなみに化粧水はセラミド入りなどの保湿成分を意識するといいですよ。

これに加えて、お肌の皮脂を摂り過ぎないことも忘れてはいけません。お肌の乾燥の多くのは内側の水分不足が引き金になっていますので、日頃のスキンケアにクリームや美容液をプラスすることでお肌が元気になり、皮脂が出過ぎることもなくなるでしょう。もちろんテカリが気になるといってあぶらとり紙などは多用し過ぎないようにしてくださいね。

頭皮やお肌のたるみが原因となるケース

年齢と共に表れやすいのが頭皮、そしてお肌自体のたるみです。これは年齢的なものだから仕方ないと思われている方も多いですが、そんなことはありません。アンチエイジングという言葉もあるように、お肌の内部組織自体を元気にしてあげることで、おでこのしわの進行を防いだり、すでにできているしわを薄くさせることは十分可能なのです。

頭皮やお肌のたるみには、表情筋を動かすトレーニングがおすすめだとされていますが、それだけでは不十分です。それはお肌自体が元気でないのに運動をさせても、逆に疲労させる可能性が高いからです。そこでお肌を元気にしてあげてから取り組むことが、より効果をあげる一つのポイントとなってくるのです。

表情筋のトレーニングなどを行うときは、しっかりと保湿を行ってください。その後に、お肌の内部に水分を浸透させるバリアの働きもあるクリームなどで蓋をしてあげましょう。スカスカの細胞は動きにくいものですが、水分が行き渡っているとお肌自体も動きますし、クリームを使用することでよりその効果が高まりますよ。

さらに、表情筋のトレーニングの後にお肌へのご褒美として美容液などを使用すると、血流が良くなっているのでより浸透しやすくなるでしょう。

表情のクセが原因となるケース

しかめっ面、無表情といった表情のクセがおでこのしわを作り出しやすいということは前述した通りです。ただストレスがあったり、人に何かと気を遣わないといけない昨今、どうしても自分の努力で表情のクセをなおすのは難しいものです。

そこでお昼間についた表情のクセ、それにともない生まれたおでこのシワの卵を、その日のうちに解消させることが大切です。

普段スキンケアに使用している化粧水、そしてクリームの後に、少しひと手間加えましょう。化粧水でお肌に潤いを与え、かつクリームで油分をプラスするとお肌はそれだけでも元気になります。それに加えておでこのしわを優しくマッサージしてあげてください。鏡の前でみながら、横しわなら縦方向に、縦じわなら横方向にマッサージしてしわを伸ばすのがポイントです。

こうすることでクリームもよりお肌に浸透しやすくなりますので一石二鳥ですね。またマッサージで血流があがったお肌に美容液をプラスすることで、より美容成分が深部に行き届くことはもちろん、しわを伸ばすサポートもしてくれます。

つまり日頃のスキンケアの積み重ねと工夫が、おでこのしわ対策にも大切になってくるわけです。