夫への愛も冷める「いびき」、かきやすい人の6つの特徴と予防法

夫のいびきがうるさく「夜眠れない!」と訴える女性は意外と多く、いびきが原因で寝室を別々にしたり、最悪離婚にまで発展してしまうケースまであるくらいです。そんな愛情も冷めかねないいびきですが、実はかきやすい人には特徴があって予防することができるのです。今回は安眠を得るため、夫のいびきについて解説しましょう。

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いびきの原因とかきやすい人の特徴

いびきの原因は様々ありますが、いびきとは寝ている間に呼吸をするときに雑音が混ざってしまうことです。いびきをかく男性は約25%といわれており、およそ4人に1人がいびきをかいているようです。

いびきをかくというと男性だけの特徴というイメージがある方も多いと思いますが、実は女性も男性ほどではないものの約10%、10人に1人がいびきをかいているのです。

いびきの原因はいろいろありますが、いずれも気道が狭くなってしまうことで呼吸に雑音が混じることになるのです。

それではいびきをかきやすい人の6つの特徴を説明します。

太っている人

太っている人は首周りや舌にも脂肪がつき、そうでない人と比較するとボリュームがある状態です。そのため気道が狭くなり、寝ているときに舌が落ち込み、さらに気道を狭くします。

気道が狭くなるといびきをかきやすくなるのです。

鼻が詰まっている人

鼻炎など何らかの原因によって鼻呼吸が妨げられることにより、自然と口呼吸になってしまいます。口呼吸は気道を狭くするので、どうしてもいびきをかきやすくなってしまうのです。

顎が小さい人

若い人に多い小さな顎。固いものを噛む機会が減っているので顎が未発達で小さいのが現代人の特徴です。

小さな顎は噛む力も弱いため、寝ている間舌を筋肉で支えられず落ち込み、気道を狭くしてしまうのです。

アルコールを飲む人

夜、晩ご飯を食べながら、また寝る前にアルコールを飲む男性は多いですね。

アルコールには「筋弛緩作用」があり、リラックスするのと同時に全身の筋肉を緩めてしまうので、舌が落ち込んで気道が狭くなります。

扁桃腺が大きい人

扁桃腺の大きさには個人差があるものの、通常は幼少期に大きく、そして成長とともに小さくなっていきます。稀に小さくならずに大きなままの人がいたり、ウイルスや細菌が入り込んで大きくなるケースもあります。

扁桃腺の大きさにもよりますが、大きな扁桃腺は気道を狭くさせてしまいます。

睡眠薬を飲んでいる人

広く使われているベンゾジアゼピン系の睡眠薬には「筋弛緩作用」があるため、アルコール同様、全身の筋肉を緩めてしまいます。そのために舌が落ち込んで気道を狭くするのです。

このようにいびきの原因は様々がいずれにしても気道が狭くなることが問題ということがわかりますね。

夫への愛も冷める「いびき」、かきやすい人の6つの特徴と予防法

夫のいびきによる悪影響(夫自身・奥さん側)

いびきは単にうるさいというだけではなく、健康に悪影響を与えるため「たかがいびき」と放置するのは危険なこともあります。

いびきをかく人は睡眠の質が悪いので、長時間睡眠を取っていても実はきちんと体を休められていません。そのせいで体の疲れが取れないというだけではなく、頭痛や高血圧、糖尿病、動脈硬化、脳卒中といった生活習慣病を招いたり、うつ病などの精神疾患を招く原因にもなってしまうのです。

これは実際にいびきをかいている夫側だけの問題ではなく、夫のいびきによって十分な睡眠を得られない奥さん側も同じ症状に見舞われます。

さらに奥さん側は睡眠不足の原因が夫のいびきにあることがわかっていますから、夫に対してイライラすることが増え、愛情が冷め離婚の原因となることもあるようです。

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放置すると睡眠時無呼吸症候群の恐れも

たかがいびきとそのまま放置すると「無呼吸症候群」になる恐れがでてきます。

睡眠時無呼吸症候群とはその名の通り、眠っている間に呼吸が10秒以上止まってしまうことが1時間に5回以上、もしくは7時間に30回以上あることをいいます。十分な酸素を体内に取り入れられなくなるため血管や心臓、脳への負担が大きくなり、最悪の場合は眠っている間に突然死に至るケースもあるため、決して侮ることはできません。

睡眠時無呼吸症候群になると日中の活動に悪影響を及ぼします。

強い眠気を感じたり、倦怠感、集中力がなくなる、疲労感が抜けないといった症状があります。ひどくなると仕事中でも居眠りをしてしまったりと日常生活に支障があらわれます。

夫への愛も冷める「いびき」、かきやすい人の6つの特徴と予防法

夫のいびきの予防法

お金をかけずにいびきを予防するには寝方を変えるのが手っ取り早いのでおすすめです。仰向けから横向きに寝方を変えましょう。

仰向けだと舌が落ち込んで気道を狭くしてしまいいびきをかきやすくなってしまうので、横向きに寝方を変え気道が狭くなることを防げます

また寝る前にアルコールを飲まないということも非常に有効です。

口呼吸を防ぐには口周りの筋肉を鍛えることも効果があります。口周りの筋肉を効率よく鍛えるには「あいうべ体操」がおすすめです。

「あいうべ体操」とは、大きな口を開けて「あ」「い「う」と発生し、「べ」で思いっきり舌を出します。それぞれ15~20秒ほど口をキープし発声を続けてください。

太っている場合にはダイエットも有効です。普段の食生活や運動を意識した生活をしましょう。

今晩から早速いびきを予防するには、いびき予防グッズを使用しましょう。いびき予防グッズはドラッグストアで手軽に購入できるものからネットでしか購入できないものまでありますが、夫のいびきの原因に合わせたグッズを使ってもらうようにしましょう。