「ピーリング」で肌荒れなどの副作用が起こる3つの原因とは?

お肌の角質ケアに欠かせないことといえばピーリング。ピーリングはエステ、美容クリニックなどでも施術を受けることができますが、自宅でも簡単にできるのでスキンケアにプラスしているという方も多いですね。ピーリングはお肌がまるでゆで卵のようなもちもちつるつるになるというメリットがあるものの、肌荒れといった副作用に悩まされる方もいます。ですから敏感肌の方はピーリングを避けている方も。そこで今回はピーリングで副作用が起こる原因についてご紹介しましょう。

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そもそも「ピーリング」とは?

ピーリングとはそもそも「皮を剥く」という意味で、薬品などを使って、古くなってたまった角質を取り除き、ターンオーバーを促す美容法です。

本来、人間の皮膚は28日周期で古い角質が剥がれ落ち新しい皮膚へと生まれ変わりますが、加齢などの影響によりターンオーバーが正常に行われず、古い角質がたまることにより、お肌がごわごわしたりスキンケアが浸透せずに乾燥を招いたりします。

ピーリングすることによりターンオーバーのサポートをし、これらのトラブルを予防することができるのです。

ピーリングはエステやクリニックでするものと自宅で簡単に行えるものがあり、美しいお肌を保つ効果があります。

エステやクリニックでするピーリングではグリコール酸や乳酸といった薬液を使って角質を柔らかくして取り除きターンオーバーを促しますが、肌状態によって薬液の濃度を変えることができるのが大きなメリットです。

自宅で簡単にできるピーリングは、石鹸タイプのものやジェルでお肌をマッサージすることによって古くなった角質や角栓を取り除くというものですから、エステやクリニックのピーリングと比較すると効果は穏やかといえます。

「ピーリング」で肌荒れなどの副作用が起こる3つの原因とは?

肌荒れなどの副作用が起こる原因は?

ピーリングはお肌のターンオーバーを促す美容法としてはかなり有効といえますが、一歩間違えると肌荒れといった副作用があらわれてしまうため注意が必要です。

副作用が起こる原因は主に3つ、「使用頻度」「ピーリング後のスキンケア」「肌に合っていない」ことです。

1.使用頻度

ピーリングは商品によって適切な使用頻度というものがあり、多くのピーリング商品が週1~2回の使用を推奨しています。ところが「常につるつるでいたい」「早くシミやくすみをなくしたい」という思いから使用頻度を上げてピーリングをする人もいるのです。

何度も続けてピーリングをすると、角質が薄くなってお肌のバリア機能が低下し、ちょっとした外部刺激で赤みや発疹、乾燥、痛みといった副作用があらわれることになります。

2.ピーリング後のスキンケア

ピーリングはお肌の古くなった角質を取り除きますから、ピーリング直後はお肌のバリア機能が弱まっている状態です。そのためしっかりとした保湿を行わなければならず、スキンケアを疎かにすることで外部からの刺激を受けやすくなり、赤みや痒みなどの副作用があらわれます。

3.肌に合っていない

市販されているピーリングは比較的穏やかな処方で作られていますが、敏感肌の方や極度の乾燥肌の方には向いていないこともあります。また配合されている成分がお肌に合わないこともあります。

お肌に合わないものを使うことで副作用があらわれてしまいます。雑誌やメディアなどで人気のピーリング商品であっても必ずしも自分のお肌に合うとは限りません。

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副作用を予防するためには

ピーリングでの副作用を予防するためには、成分をしっかり確認したり、保湿を徹底したり、使用頻度を守ることが大切です。

市販のピーリングには商品によってさまざまな成分が配合されています。中でもお肌に優しいといわれているのがフルーツ酸の「AHA」という成分です。

ピーリングの主成分がAHAの商品や、鉱物油やパラベン、タール系色素などお肌の刺激となる成分が配合されていないものを選ぶようにしましょう。

また、ピーリングした直後は古い角質が取り除かれて皮膚が薄くなっており、バリア機能が弱くなっている状態です。バリア機能が弱くなるとちょっとしたほこりや髪の毛、乾燥といった刺激にも敏感に反応することになるため、保湿をしっかり行って外部刺激からお肌を守ることで副作用を予防することができます。

セラミドやヒアルロン酸などの高保湿成分が配合されたものを使うと効果的です。

そして使用頻度を守ることも大切です。

不要な古い角質を取り除くと、表面にあらわれるのは未熟な角質です。使用頻度を上げるとさらにその未熟な角質を取り除き、さらに未熟な角質が表面にあらわれることになるのでお肌はどんどん敏感になっていってしまうのです。

使用頻度を守ることで不要な古い角質だけを取り除きましょう。

「ピーリング」で肌荒れなどの副作用が起こる3つの原因とは?

もし副作用が起こったら?

ピーリングをして赤みや痒み、痛み、乾燥、発疹といった副作用が起こってしまったときにはピーリングの使用を中止しましょう。そして保湿力が高いスキンケアでお手入れを行います。

洗顔料などが刺激となることもあるので、ぬるま湯洗顔を行って回復を待ちましょう。

副作用がひどいときには、皮膚科を受診した方が良いこともあります。

「ピーリング」で肌荒れなどの副作用が起こる3つの原因とは?

正しく使えば心強い美容法!

ピーリングは正しい使用方法で行えば美肌を保つための心強い美容法には違いありません。副作用を気にしてチャレンジしないのはもったいないですね。

決してピーリングは自己流で行わず、お肌に優しい成分を使ったピーリングを使って適切な頻度で行い、ピーリング後のケアをしっかり行えば、ゆで卵のようなお肌を保つことは可能です。

特に年齢肌が気になる方にはおすすめの美容法ですから、取り入れてみてはいかがでしょうか。