生徒

スクワットはダイエットに効果的とは聞いたことがあるのですが、本当でしょうか??

先生

スクワットを行うことで、足の大きな筋肉「大腿四頭筋」などを刺激することができて、効率的に痩せていくことができるんですよ。

生徒

足が太くなってしまうのでしょうか?

先生

やりすぎてしまうと筋肉がついて太くなる可能性はありますが、適度な回数にすれば、ほど良く痩せていくことができます。正しいやり方をご紹介しますね。

お腹が出ていると、スタイルが悪く見えて、服もおしゃれに着こなせません。しかし、お腹は脂肪が付きやすく、気づくとポッコリと出ていることも多いです。

今回は、そんなお腹に効くスクワットのやり方について詳しくご紹介いたします。

スクワットが効果的な理由

ポッコリお腹が気になる時は腹筋が効果的と思われています。もちろん、腹筋はお腹の筋肉を引き締めるため、ダイエットに有効ですが、効率的に痩せたい人にはスクワットがおすすめです。

どうして、スクワットがお腹の引き締めに効果的なのでしょうか。

下半身の筋肉を鍛えられる

スクワットは下半身を中心に体全体の筋肉を鍛えられるトレーニングです。特に、大殿筋やハムストリングス、大腿四頭筋などの大きな筋肉に負荷をかけらえるので、継続して行うと、筋肉量のアップを期待できます。

スクワットで筋肉量が増えれば、筋肉維持に必要なエネルギーの量が増えて基礎代謝が高まります。基礎代謝は、運動をしなくても消費されるので、筋肉量が増加すると、痩せやすい体質になれるのです。

痩せやすい体質になれば、お腹の周りについた脂肪も燃焼されやすくなります。脂肪が燃焼されると、ポッコリお腹が目立たなくなって、憧れのくびれも手に入れられるでしょう。

なお、筋トレと言われると、腹筋をイメージする人も多いかもしれませんが、お腹の筋肉を集中的に鍛える腹筋と比べて、スクワットは筋肉を増やす効果が高いです。「スクワット1回は腹筋33回に相当する」という意見もあるので、効率的に痩せたい人はスクワットで筋肉量を増やすのが良いでしょう。

生徒

基礎代謝が高まることで、痩せやすい身体にすることができるんですね!

スクワットのやり方

スクワットは間違った方法で行っても、十分な効果は期待できません。ポッコリとしたお腹を引き締めたい人は正しい方法でスクワットをして、効率的に筋肉を付けましょう。

基本的なスクワット

これからスクワットを始める人はまず、基本のスクワットをマスターしましょう。

運動が苦手な人や運動不足の人はきついと感じるかもしれませんが、継続して行うことで引き締まった体形を手に入れられます。

やり方

  1. 足を肩幅より少し開き、つま先を少し外に向けて立ちます。
  2. 両手を床と並行に伸ばすか、胸の前で組みます。
  3. 背すじを伸ばしたまま、お尻を突き出すようにして腰を落とします。
  4. 太ももが床と平行になるまで、膝を曲げます。
  5. 元の姿勢に戻ります。
  6. 15回×3セットを目標に繰り返します。

 

先生

背すじを伸ばしたまま腰を落とすのがポイントです。膝はつま先よりも前に出ないように注意すると、効果を高められます。

片足を上げるスクワット

基本のスクワットがマスターできたら、片足を上げるスクワットにも挑戦してみましょう。

基本のスクワットよりも難易度が高いですが、インナーマッスルも鍛えられるので、短期間でポッコリお腹を引き締められます。

  1. 両手を床と平行に上げ、片足を上げて立ちます。
  2. 背筋を伸ばし、お尻を突き出すようにして腰を落とします。
  3. 元の姿勢に戻ります。
  4. 10回×2セット繰り返します。

 

先生

片足を上げるスクワットも太ももが床と平行になるまで膝を曲げるのが理想です。しかし、初心者が平行になるまで曲げるのは難しいので、はじめは膝を45度くらいまで曲げましょう。慣れてきたら、徐々に腰を落とす角度を深めて回数も増やすと、効率的に筋肉量を増やせます。

無理なくスクワットを続けるには

スクワットは腹筋などと比べてハードなトレーニングです。無理をすると、怪我をしたり、ストレスになったりしてダイエットを続けられないので、できる範囲で習慣化しましょう。

筋肉は鍛えた後に休むことで成長するので、スクワットは週に2度程度行うのがおすすめです。週に2回であれば、無理なくトレーニングできて、スクワットがストレスになることも少ないです。

生徒

週2回であれば、無理なく続けられそうです!

たんぱく質を意識した食事も摂ろう

ポッコリお腹を解消するためにスクワットをする場合は、積極的にたんぱく質を摂取することも大切です。

たんぱく質が大切な理由

たんぱく質は筋肉や内臓、ホルモン、血液、細胞などの原材料となる大切な栄養素です。そのため、ダイエットで極端な食事制限をしてたんぱく質が不足すると、体の健康を保てません。

特に、スクワットをしている期間は、筋肉を増やすためにたんぱく質が使われます。筋肉を作るために必要なたんぱく質が不足すれば、せっかくスクワットをしても筋肉量が増えないので、ダイエット効果が下がってしまいます。

効率的にポッコリお腹を解消したい人はダイエット中でもたんぱく質を意識的に摂取して、体調を整え、筋肉量を増やせる状態にしておきましょう。

たんぱく質を含んだ食材

たんぱく質は肉類や乳製品、卵、大豆などに豊富に含まれています。どのような食品を摂取しても良いですが、ダイエット中はささみを食べるのがおすすめです。

ささみは高タンパク低カロリーの食材です。カロリーが低いため、たくさん食べても脂肪として蓄積されにくいので、ダイエット中でも安心して食べられます。また、ささみは価格が安いので、節約中でも継続して食べやすいこともメリットです。

先生

健康的に痩せるためにも、タンパク質を意識した食生活に取り組んでみてください。

スクワットでポッコリお腹を引き締めよう

スクワットはポッコリお腹を引き締めに効果的なエクササイズです。

はじめはきついと感じる人が多いですが、筋肉量を増やす効果は腹筋よりも高いので、頑張って続けてくびれのある理想的なウエストを目指しましょう。

効率的に痩せたい人はスクワットと並行して、ささみなどの高タンパク低カロリーの食材を積極的に食べるのもおすすめです。