【ためしてガッテンで話題】便秘に超効く1日10分のうつぶせ寝

ためしてガッテンで話題となった便秘の改善方法が簡単で効果がある!と注目を集めています。便秘は女性に多いといわれていますが、そのメカニズムや原因についてはご存知でしょうか。まずはあなたがどの便秘タイプにあてはまるのか、原因やメカニズムから知っていきましょう。

今回は、便秘について詳しくご紹介するとともに、なぜ1日たった10分のうつぶせ寝で便秘改善効果を得ることが出来るのか、その理由や、やり方についてもご紹介していきます。

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便秘の原因とメカニズム

便秘の原因は、大きく2つの種類に分けられます。

器質性便秘・機能性便秘

・器質性便秘…腸の形状に異常がある
・機能性便秘…けいれん性、弛緩性、直腸性の3つに分かれ、それぞれにメカニズムは異なる

器質性の場合は腸形状に異常がみられるため、腸内に便がとどまってしまう状態が続きます。通常とは異なり、突起物などが邪魔をして便の進行をさまたげるため、激しい痛みをともないます。この場合は、病院にて検査を受ける必要があります。便秘に加え、痛みを強く感じるのであれば、一度診察してもらうことをおすすめします。

一方機能性は3つの原因に分かれているため、それぞれのメカニズムについてもみていきましょう。

便秘のメカニズム~弛緩性~

これは、便を出すために大切な腸の運動機能が弱まることで、便秘を引き起こします。日本人で便秘に悩む方の多くがこのタイプで、原因には運動不足や食事内容の偏りがあげられます。

妊娠中や高齢になるとともに多く見られる傾向にあります。

便秘のメカニズム~けいれん性~

こちらは弛緩性とは反対に、腸が働きすぎることでけいれんを起こし、便の流れを滞らせます。残便感、便の形状が小さくなるのも特徴でしょう。

便秘のメカニズム~直腸性~

直腸性の場合は、便を出したいと感じたときにきちんと排出しないことが原因になります。仕事柄、中々トイレに立つことができない方などに多く生じ、結果的に便が腸に停滞してしまうのです。

【ためしてガッテンで話題】便秘に超効く1日10分のうつぶせ寝

うつぶせ寝が便秘に効く理由

便秘の原因やメカニズムをみてきましたが、一体なぜうつぶせ寝をすることが便秘に効果的といわれているのでしょうか。その真相はというと、自らの体重で腸を圧迫することで、腸をマッサージすることができるというものです。

腸をマッサージすることの効果

腸をマッサージすることは、腸運動を助ける効果があります。ぜん動運動が弱まってしまっている場合だけでなく、便の停滞を解消するためには、腸マッサージがとても大切な役割を果たしてくれます。

外からのマッサージでは中々難しいのですが、うつぶせになることで自然と腸を伸ばし、ガスの排出を促す効果が得られます。便秘の方は腸内にガスまで溜まっていることが多く、ガスが溜まると、より便の出をさまたげてしまうのです。

機能性便秘のすべてのタイプに効果的なため、多くの方がこのうつぶせ寝を実践することで便秘の解消を実感しています。

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うつぶせ寝のやり方とポイント

それではさっそく、うつぶせ寝のやり方、ポイントについてお話していきましょう。

やり方

1.まず、床にうつぶせになります。
2.腸のあたり、おへそ周辺に枕を差し入れます
※この時、腕は床に肘をついた状態でもよいですし、そのまま前に投げ出す格好でもかまいません。
3.10分間同じ姿勢を維持してください。
4.10分経過したら左に5往復、右にも同じ回数転がります。

うつぶせ寝のやり方はこれだけで、誰でも無理なく始めることが出来ますね。つづいて、行う時のポイントについてもご紹介してきます。

ポイント

■転ぶ場所

うつぶせ寝を行う時には、布団の上などではなく、床などの硬い場所を選ぶとより効果を発揮できます。ただ、床の場合体が冷えてしまう恐れがあるので、カーペットやタオルを下に敷いてから行うことをおすすめします。

■枕について

また、お腹の下に置く枕については、形に指定はないのでクッションなどでもかまいません。あまりにつらいと感じるほどの圧迫感があると、10分間つづけることが難しいので、クッションの硬さは好みのものを選びましょう。

■時間

時間帯は夜眠りにつく前に行うとさらに効果的です。毎日の習慣として同じ時間に行うようにすれば、便意をもよおす時間も習慣づくようになるでしょう。

注意点

注意点としては、食後すぐに行わないようにしてください。夕食の時間が遅くなり、食後2時間もたたずに就寝する場合、無理に行うと胃を圧迫し、気分が悪くなる恐れがあります。胃腸の消化活動に負担を与えることにもなるため、かならず食事の時間との間隔は2時間以上あけて行いましょう。

いかがでしたでしょうか。便秘は腸内環境を悪化させ、肌の荒れを引き起こす厄介なものです。もちろん、うつぶせ寝とともに食事内容の見直しや、軽い運動習慣を身につけることも大切です。便秘を改善したいからと薬に頼り切るのは危険なので、ぜひうつぶせ寝を取り入れてみましょう。