秋になると急に街中にカボチャの飾りを目にするようになりました。すっかり日本でも秋のイベントとして定着してきたハロウィンのカボチャ飾りです。
カボチャには、食べても美味しいのは間違いないですが、海外ではパンプキンシードオイルを採取して、色んな使い方をしているのですが、日本ではあまり知られていません。
じつは素晴らしい栄養を含んでいるパンプキンシードオイルの効果をご紹介します。
ココナッツオイル、オリーブオイル、亜麻仁油、えごま油など、健康と美容に効果のあるオイルが次々に話題になる中で、意外と知られていないパンプキンシードオイルです。
女性には嬉しい効果が沢山あるので、ぜひチェックしてみましょう。
「パンプキンシードオイル」って何?
パンプキンシードオイルは、その名の通り、カボチャの種子から採取される植物性オイルです。普段の食卓に出てくるカボチャとは違う種類のカボチャの種で、ハロウィンの時に飾りに使われる、皮が黄色いタイプのカボチャの種を使います。
日本ではあまりなじみのないオイルですが、カボチャの生産が盛んなオーストラリアでは、とてもポピュラーな食用の油として使われています。
パンプキンシードオイルの作り方
パンプキンシードオイルは、種を焙煎させて、中身を取り出してオイルを採取するという方法で作られています。
焙煎の方法や、抽出方法によって、多少の味の違いはありますが、自分で作ることもできるので、興味のある方は作ってみても楽しいでしょう。
簡単な作り方をご紹介します。
1.カボチャの種をキレイに洗います。
2.水分を拭き取り、クッキングシートに並べます。
3.電子レンジで5分~8分温めます。
4.冷ましてから種の端をカットします。
5.中からオイルを絞り出します。
これで自家製パンプキンシードオイルの出来上がりです。大量に使うものでもないので、カボチャを使ったメニューを食べた後には、作ってみても良いと思いますよ。
パンプキンシードオイルの栄養
パンプキンシードオイルには、ヘルシーなオイルとして有名な、オリーブオイルに負けてないくらい、素晴らしい栄養成分が含まれています。
ビタミンA、ビタミンE、ビタミンC、ビタミンK、ビタミンB2、ビタミンB3と、ビタミン類だけでもこれほど多くの種類が含まれます。
とくにオイルなので、ビタミンAやビタミンEといった、油溶性のビタミンが豊富なのが特長です。ビタミンAは、皮膚のうるおいや弾力に欠かせない栄養であり、ビタミンEは血液の流れを改善したり、抗酸化に働きます。
アンチエイジングへの効果が高いことが、含まれるビタミン類からわかってきます。
他にも、マグネシウムやカルシウムなどもバランスよく含まれていますから、ビタミンサプリのようなオイルなのですよ。
パンプキンシードオイルの効果
パンプキンシードオイルに含まれる栄養成分を、美容と健康のために役立てるには、具体的にどのような効果があるのか知っておきましょう。
美肌効果
ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEと、美肌に欠かせないビタミンACEを含むオイルなので、身体の中からも外からも、美肌効果が期待できます。
肌の再生を活性化させて、シミやシワを防ぎます。
ダイエット
オイルなのでカロリーはありますが、少量を摂ることで、コレステロール値を下げて、脂肪に変わりにくくする作用があります。
アンチエイジング
ビタミンEは老化を防ぐビタミンとして、とても重要な働きをします。そして亜鉛を含むので、肌や粘膜を健やかにする効果も期待できます。
年齢を重ねた肌でも、若々しくあり続けたいと願う女性に嬉しいオイルです。
パンプキンシードオイルの使い方
パンプキンシードオイルは、酸化しやすいので、肌にそのままつける場合は、ホホバオイルやアーモンドオイルなどに少量を加えるようにして、そのまま使わない方が安全です。
アロマオイルとして使用する場合は、アロマテラピー用に精製されたパンプキンシードオイルを使います。
食用のオイルとして使用する場合は、酸化と高温に弱いので、加熱する料理にはあまり向いていません。短時間であまり高温にならない料理に少し加える程度なら問題ありませんが、揚げ物や炒め物をする時の油として使うのは、避けた方が良いです。
食べ方は、ヨーグルトにかけたり、スープにスプーン1杯を加えたり、アイスクリームにかけて食べるのも美味しいです。
香ばしく、ほんのりと甘さを感じるような濃厚なオイルなので、スイーツのアクセントにもおすすめです。
パンにつけて食べると、新鮮な味わいになりますし、サラダのドレッシング用のオイルとして使っても良いです。
高温で加熱さえしなければ、色々な使い方が楽しめますよ。
パンプキンシードオイルの選び方
パンプキンシードオイルは、食用として販売されているものは、わりと低価格で購入できます。ただし、海外からの輸入品が多いので、製造方法をよく確認するようにしましょう。
防腐剤や保存料などを加えていない、ピュアなオイルが良いですが、前述のように酸化しやすいので、早く使い切れないとムダになってしまいます。
できるだけ少量のサイズで売っているものを探すようにして、暗所でしっかり密封して保存するようにしましょう。油の酸化したニオイがするようになったら、身体に良くないので、勿体ないと思っても使わないようにしてくださいね。