雑菌が喜ぶ「頭皮の蒸れ」を感じた時にできる4つの対処法

男女とわず、「頭皮の蒸れ」を感じることがあります。特に、梅雨~夏場においては、蒸れの不快感に悩まされる方も多いでしょう。ほとんどの方は、この蒸れを「仕方ない」の一言で片づけてしまいがちですが、それが実は髪や頭皮にはよくないことだったのです。

なぜ頭皮が蒸れるのか、その原因と、蒸れがもたらす悪影響をご紹介いたします。また、蒸れた時の対処法や、そうならない為にどうすればいいのかなども併せてご紹介いたします。

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頭皮の蒸れの原因と悪影響

頭には、たくさんの毛穴が存在しています。汗をかく季節になると、そのたくさんの毛穴から発汗します。髪が長い方は、短い人に比べると季節をとわず、それが蒸れを引き起こす要因となっています。まとめ髪スタイルや、おしゃれウィッグなども同様です。

また、女性の方は、日焼け対策やおしゃれの為に帽子を被ることも多いのではないでしょうか。バイクに乗る方は、日常的にヘルメットを利用する頻度が高いはずです。暑さ対策の帽子、着用が必須のヘルメット、これらも頭皮をむれさせてしまうのです。

頭皮が蒸れてしまうことで、雑菌も繁殖しやすくなります。頭皮の痒みや、イヤな臭いが発生してしまい、周囲にも不快感を与えてしまいます。また、ニキビや吹き出物もできやすい頭皮環境となってしまいます。

さらに恐ろしいことに、頭皮の皮脂が酸化してしまい、老化を促進させてしまうことになります。夏場、シャンプーをしただけで、すごく髪が抜けてしまうという方がいます。これは頭皮の蒸れも関係しています。

頭皮が蒸れても何もしないままそのままにしていると、それだけで、薄毛や抜け毛をひきおこしてしまうのです。

雑菌が喜ぶ「頭皮の蒸れ」を感じた時にできる4つの対処法

頭皮の蒸れを感じた時の対処法

汗はこまめに拭く

目に見える顔や体の汗はこまめに拭いても、なかなか頭をゴシゴシとは拭かないですよね。でも、目に見えなくても、蒸れていると感じている時はすでに頭も汗をかいています。ゴシゴシ拭きでなくてもいいので、タオルで押さえるようにして汗をこまめに拭き取りましょう。女性の方で髪をまとめている方も、できる限り時々髪をほどいて、拭くようにしましょう。

帽子は時々脱ぐ

頭皮の蒸れを感じたら、帽子をぬいで、汗を拭くようにしてください。また、麦わら帽子のような通気性に優れた物を選んで、被りっぱなしではなく、時々脱ぐようにしてください。蒸れた頭皮に風をあてて、蒸れを飛ばしてあげるようにすることが大切です。

また、帽子を選ぶ時は、少しゆったり目の物がおすすめです。あまり締めつけ過ぎると、血行が悪くなってしまうので、注意してください。

手首と首筋を冷やす

汗を拭いたり、帽子を脱ぐのと併せて、手首や首筋を、冷たいペットボトルや缶などをあてて冷やしてあげます。そうすることで、驚くほどすっと汗が引いてくれます。外出先などで頭皮が蒸れて、汗が止まらない時などにおすすめの対策です。

シャンプーする

帰宅したら、なるべく早くシャンプーをして、汗で蒸れてしまった頭皮をきれいにしてあげて下さい。頭皮にも優しい弱酸性のシャンプーで、優しくマッサージ洗いするようにします。蒸れていると、どうしても痒みなどがでるので、ゴシゴシ洗いをしてしまいがちです。ですが、これは頭皮を傷つけてしまう元ですので、注意してください。

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蒸れないようにすることも大切

頭皮に蒸れを感じてからいろんな対処をするのもいいのですが、そもそも頭皮が蒸れないようにすることも大切です。おすすめの対策方法がいくつかありますので、ご紹介いたします。

日傘を使う

帽子はどうしても頭皮を蒸れさせてしまいます。意識して帽子を脱ぐようにしていても、熱い夏場や代謝のいい方は、短時間で発汗し蒸れてしまいます。蒸れないようにするには、日傘を使うことをおすすめします。暑い日差しや紫外線も避けられて、蒸れも予防することができます。

発汗を抑える

先にもご紹介しましたが、手首や首元を冷やすことで、汗が引くだけでなく、発汗を抑える効果も期待できます。出先なら、冷たいペットボトルや缶、水で絞ったタオルなどをあてるだけでも効果があります。また、自宅にいるなら、冷えピタなどを貼ると、発汗を抑える効果が期待できます。

暑い所にはいかない

夏の暑い時期などは、外に出るだけでも汗をかき、蒸れる元となってしまいます。不必要な外出は避けて、涼しい屋内で過ごせば、頭皮が蒸れることもありません。

雑菌が喜ぶ「頭皮の蒸れ」を感じた時にできる4つの対処法

頭皮の蒸れは雑菌の元!

汗が原因で起こる頭皮の蒸れは、雑菌の繁殖を手伝っているようなものです。オシャレの一つとして、帽子やウィッグを楽しんでいる方は、少々蒸れても我慢していますが、その我慢が、頭皮の蒸れを悪化させ、雑菌を増やし、周りを不快にさせる臭いを発生させてしまいます。痒みを伴う事も多く、自分自身も不快な思いをしなければいけなくなります。

頭皮が蒸れても、帰ってシャンプーすればスッキリする。確かにそうです。ですが、毎日そういったことを繰り返していると、頭皮にかなりの負担をかけることになります。抜け毛も増え、薄毛に悩まされる可能性もあります。

夏に帽子は必需品ですが、可能であれば、日傘に替えてみるのもいいのではないでしょうか。荷物になると嫌がる方も多いのですが、折りたたみタイプも販売されています。

頭皮を健康に保つ為にも、頭皮が蒸れないよう、蒸れたらすぐに対処してあげるようにしてくださいね。