結婚前の男女必見!性格の不一致で離婚しないためのポイント5つ

離婚の原因としてよくあるのが、相手の浮気や借金、また親との同居のトラブルなどですが、最近では「性格の不一致」という理由が増加傾向にあります。結婚してからどうも合わない、と判断して離婚というだけでなく、離婚の理由にも使われがちなこの性格の不一致。離婚に至らないための解決方法について、詳しくご紹介します。

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性格の不一致が離婚原因で一番多い

最高裁判所での調停や審判が行われた離婚について、その理由をまとめたデータがあります。これによると、男女それぞれの離婚理由には差がありますが、圧倒的に多いのが相手との性格が合わない、つまり性格の不一致によるものです。
(参考:司法統計からみた離婚 http://www1.mhlw.go.jp/toukei/rikon_8/repo12.html)

離婚の動機については、選択できる答えが3つあるため、重複する部分もありますが、相手の浮気によるものや、生活費をもらえない、浪費といった経済的な問題、家族や親族とのトラブルといった理由よりもずっと多くなっています。

付き合っていた時には、自分が持っていない部分を持っている相手に惹かれるにもかかわらず、一緒に暮らし始めるとその違いが苦痛になるということは、矛盾しているようにも感じます。会社や友人関係でも、全く同じ性格の人間はおらず、個性がそれぞれあるからこそ上手く付き合っていけるのです。

しかし性格が合わないことを我慢して一緒に暮らし続けることは、精神的にも肉体的にも大きな負担となりかねません。まずはそういった現状を把握し、対策を立てることが必要になってきます。

結婚前の男女必見!性格の不一致で離婚しないためのポイント5つ

性格の不一致で離婚しないためのポイント

性格が合わないから離婚したいと考えた時、子供がいる場合などは、子供への影響も考えるとすぐに離婚に踏み切るのは早急すぎるともいえます。性格が合わないと感じても、お互いに歩み寄ることも必要です。離婚を考える前に、以下のようなことも考えてみましょう。

1.話し合いの場を持つ

性格が合わないと決めつけてしまう前に、相手に何を望んでいるのか、どうして欲しいのか、またどんなところが不満なのか話し合う場を持ちましょう。感情的になって相手を責めるのではなく、向き合おうとする姿勢があれば歩み寄ることも可能です。

2.環境を変える

今のままの環境では、不満だけがくすぶったままです。自分と性格が合わないと感じるなら、夫婦二人だけで旅行をしてみる、また子供がいるなら子供のしているスポーツやおけいこごとを応援したり、夫婦で練習に付き合うといったことを始めてみましょう。

3.共通の目標を見つける

長い人生で一緒にいれば、様々な問題や悩みにぶつかることも少なくありません。ひとりだけで何とかしようとするのではなく、夫婦で協力し、乗り越えることができれば絆が深まります。またその思いを共有することが、二人の関係を改善するきっかけにもなります。

4.感謝の気持ちを持つ、言葉にする

毎日こんなに頑張っているのに、認めてもらえない、また相手は気が回らない性格だから、と思うとストレスはたまる一方です。しかし認めて欲しい、褒められたい、感謝して欲しいと考えるなら、まず自分がその気持ちを相手に持ち、伝えましょう。そうすることで相手からも同じような気持ちが返ってくるようになります。

5.男性と女性には違いがあることを知っておく

男性と女性はストレス発散の方法に違いがあります。女性は誰かに話をし、共感を求めることがストレス発散になりますが、男性はストレスを発散するために、黙ったり静かな環境で何もしないといった行動を取ります。そのため女性からすれば「話を聞いてくれない」になり、男性からは「そっとして欲しいのにうるさい」ということになってしまいます。そういった事情を理解していれば、言い争いになることもありません。

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結婚する前に知っておきたい性格

結婚してから「こんな人だったなんて」ということにならないためにも、相手がどんな性格なのかを見極めておく必要があります。特に付き合っているお互いの会話だけではなく、友達や家族、会社の人など、周りの人との会話や接し方もよく見ることが必要です。

自分が主導権を握ろうとするタイプ

付き合っている時に、なんでも自分の思い通りにしようとするタイプであった場合、結婚してから亭主関白になり、なんでも自分中心に物事を動かそうとする傾向が強くなります。

相手を否定する、攻撃的な発言が多いタイプ

自分のことが大切で、それ以外のものは否定するこのタイプは、結婚しても自分が大切で、相手に感謝の気持ちや言葉を持つことはほとんどありません。逆に自分の思い通りにならないとヒステリーを起こしたりします。

結婚前の男女必見!性格の不一致で離婚しないためのポイント5つ

性格の不一致での離婚は不利?

性格が合わないことを理由に、離婚を申し立てるケースは増えてきていますが、実際にこの理由で離婚した場合どうなるのか、詳しくご紹介します。

性格の不一致では慰謝料はもらえない

相手も納得した上での離婚だとしても、この場合は「双方に責任がある」ということになるため、慰謝料の請求はできません。住宅ローンが残っている場合などは、財産分与でもめることもあるのです。

離婚の協議が長引く

性格が合わない、という理由の場合、相手が離婚を受け入れなければ協議離婚ということになります。しかし浮気のように確実な証拠や理由がない場合が多く、裁判が長引く場合があります。

結婚前の男女必見!性格の不一致で離婚しないためのポイント5つ

結婚後に性格の不一致に気付いた時は?

結婚前、付き合っている間には相手の性格が見抜けなかったということも十分に考えられます。また、相手の性格を自分の都合の良いように解釈してしまったということもあり得ます。結婚してから性格が合わないことに気がついた時には、どうすればいいのか、詳しくご紹介します。

どの程度の性格の不一致なのかを冷静に分析する

修復できないほどの不一致であれば、離婚以外の解決方法はないかもしれません。しかし相手と自分が真逆の性格である場合は、実は相性がよいことのほうが多いのです。相手を責めたり問い詰める前に、冷静にお互いの性格を見極めましょう。

別居を考える

同じ家で顔をつきあわせていると、冷静に話し合えないことがあります。実家に戻るなどして、距離を置いてみるのも一つの方法です。相手がその場合どのような対応を取るかでも、今後の対処の仕方は変わってきます。

自分から対応を変えてみる

相手にばかり求めていては、こじれるだけで解決はしません。時として自分の主張を抑え、折れてみることも必要です。しかしこちらから歩み寄っても相手が変わらない、同じことが繰り返されるのであれば、最終手段である離婚も視野に入れておくことが必要となってきます。

結婚する前にできれば知っておきたい相手の性格ですが、結婚したばかりでまだ二人での生活が浅い場合、お互いの理解や許容がなかなかできないのが当然です。時間をかけて作り上げていく関係が、夫婦の理想の形であることを忘れないようにしましょう。