産後の「しぼむバスト」を絶対しぼませたくない時の6つのケア

出産でバストにコンプレックスを感じるようになったという女性は、とても多いものです。中には、出産後のバストは誰にも見せたくない!と感じるほど変化が生じた方もいらっしゃるほど。実に多くの女性が悩みを抱えるバスト問題は、妊娠中の方、これから妊娠を希望されている方にとっては知っておきたい内容でしょう。

“しぼんだバスト”になる前に、効果的なケア方法を取り入れることが元のバストに戻す近道になります。産後のバスト変化の仕組みや原因についても詳しくご紹介していきますので、チェックしておいてくださいね。

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産後のバストはいつ頃元に戻るの?

そもそも、産後のバストが妊娠前のバストに戻るまでにはどのくらいの期間がかかるかご存知でしょうか。妊娠、出産、授乳、卒乳という段階を踏む中、バストが元に戻るには約1年かかるとされています。

妊娠の時点でバストの大きさにかなりの変化があらわれる方もいらっしゃいますが、あまり変化が見られなかったという方もいらっしゃいますね。日本人の多くは脂肪型と呼ばれるバストで、脂肪組織がバストの形や大きさを決めます。

この脂肪組織が妊娠とともにバスト内にて増加し、卒乳後には次第に元の大きさに戻っていきます。ただ、この時の戻り幅が大きい方は、産前よりもバストが小さくなってしまうこともあるのです。

産後の「しぼむバスト」を絶対しぼませたくない時の6つのケア

産後のバストがしぼむ原因

脂肪組織の変化だけでなく、産後のバストにはさまざまな変化が生じます。その原因と考えられるのが下記の4つです。

1.皮ふの伸縮

当然ながら、増えた脂肪や大きくなった乳腺を支える皮ふは、通常よりも伸ばされることになります。一度伸びきってしまった皮ふはのちにバストのたるみにつながり、しぼんだように見えてしまう原因のひとつとなります。

2.靱帯の伸びや切れ

バストの急激なサイズアップによる重み・揺れに対応できなくなり、乳房を支えていた靱帯に伸びや切れが生じることがあります。一度ダメージを受けると元の状態には戻らず、乳房を支える力が落ちてしまうことから、しぼみや垂れにつながります。

3.授乳によるダメージ

赤ちゃんはバストのことなどお構いなしに力強く吸い付いてきます。乳首周辺だけでなく、立った姿勢での授乳ではバストにかかる負担が大きく、しぼませる原因になります。

4.筋力の低下

産後の母体は基礎代謝の低下がみられ、筋力も産前とは落ちている状態です。当然胸のハリを支える大胸筋の力も弱まり、よりしぼんだ印象にみせてしまうのです。

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絶対しぼませたくない時のケア方法

それではさっそくしぼみを撃退するケア方法をご紹介していきます。まずはエクササイズ編です。

エクササイズ1.大胸筋

1.まず、胸の前で両手を合わせ、力をこめます。
2.背筋を伸ばすこと、両手と胸の間には拳一つ分のスペースを開けるようにします。
3.そのまま息を大きく吸い込み、吐き出しながら手の位置をバストの横方向へすらしていきます。
4.体の中心はぶれないように意識しながら、左右1回ずつ行います。
5.次は息を吐きながら両手をおへその位置まで下げましょう。
6.両手にこめた力はゆるめないまま、ゆっくりとした動作で行うことがポイントです。

エクササイズ2.小胸筋

1.鎖骨下にある小胸筋に手のひらをあて、指の腹でほぐします。
2.次に、小胸筋をほぐしている側の腕の力を抜き、上体は少し前傾姿勢に。
3.その状態のまま腕をぐるぐると円を描くように回しましょう。
4.この時小胸筋が動いていることが分かると思うので、手は胸にあてたままおこなってください。
5.20回続けたら反対側も同様にほぐしていきます。

エクササイズ3.プッシュアップ

1.膝と両手を床に付け、肩幅よりも広めに手を置きます。
2.息を吐きながら肘を曲げます。ゆっくりとした動作が基本です。
3.あごが床につかないところまで下げたら、2秒維持します。
4.息を吸いながら肘をのばし、肘は伸びきらないところでまた同じ動作を繰り返します。
5.15回を1セットとし、1日2回から始めていきましょう。

続いて、マッサージ編にうつります。

マッサージ1.デコルテリンパケア

1.両手をグーの形にし、首の上から下へスライドさせてほぐします。
2.まずは5回繰り返してください。
3.次は鎖骨のリンパです。中指と薬指の間に鎖骨を差し入れるようにし、内から外へと流します。こちらも左右5回繰り返しましょう。
4.最後に、鎖骨の下側にあるくぼみを指先でマッサージしてあげましょう。

マッサージ2.バストアップケア

1.指3本を使って、腕の付け根、胸の上、バストの中心を優しくマッサージします。
2.乳腺が通る脇のリンパをほぐします。バストの方へ流すように意識しましょう。
3.続いて憎帽筋をほぐすため、両手を肩の上に置き、大きく円を描くように回していきます。
4.内回り、外回り両方行っていきましょう。
5.最後に胸の中心にあるツボ押しを行います。息を吐き、上体を少し倒しながら親指に圧力をかけ、3秒間キープします。

食事編

最後は食事編です。産後はダイエットのためにと食事量を減らし、元の体重へ戻そうと過度な食事制限を行いがちですが、それはNGです。

母乳育児を始めれば、体重は自然と減少しますし、食事の栄養が偏ってしまったり不足してしまえば、バストだけでなく赤ちゃんの健康にも影響を及ぼしてしまいます。食べないのではなく、ヘルシーで栄養たっぷりな食材を意識して食べるようにしましょう。

特に大豆類はおすすめです。納豆や枝豆、お味噌などの発酵食品は、女性ホルモンの活性化に役立ってくれます。女性ホルモンの働きが元に戻れば、バストのサイズダウンを食い止める効果が期待できますね。

産後の「しぼむバスト」を絶対しぼませたくない時の6つのケア

努力なしでは美バストは作れない!

どんな方でも、今のバストや体型を保つためにさまざまな努力をされています。モデルや芸能人の方ならなおさらでしょう。出産経験がある女性なら、誰もが努力して今のバストを維持されているのです。あなたもその一員になれるよう、しっかりエクササイズに取り組んでみて下さいね。

エクササイズやマッサージは、すぐに効果が実感できるものではありません。必ず継続が必要です。無理しない程度に楽しんで行うことでリフレッシュにもなりますよ。