ガッシリした印象を与えかねない「肩幅の広さ」を小さくする方法

女性であれば華奢で細い体のラインが男性受けしそうなものです。しかし肩幅が広いと骨太でガッシリとした印象になりがちです。

肩幅を広く感じさせるのはもともとの骨格が太いせいだけでしょうか?思わぬところに潜んでいる肩幅が広くなる原因とその改善法をご紹介します。

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肩幅が広くなるのはなぜ?

まずは、肩幅が広くなってしまう理由から見ていくことにしましょう。

1.筋肉や骨格の問題

主な理由は2つあります。1つ目は「三角筋」という肩の筋肉が肥大化していることです。2つ目は冒頭でもお話しした骨格の大きさによるものです。

1つ目の原因である「三角筋」という筋肉は、左右の肩の先端部にある筋肉です。どんな時に使われる筋肉かというと、腕を上にあげるとき、前方に何かを押し出すとき、逆に引くときなどに使われます。

これらの動作が仕事など私生活で多いと、筋肉が使われ過ぎて肥大化する傾向にあります。

仕事内容であれば、重い荷物を持つ仕事をしている方や板書をする先生、子供を抱き上げる保母さんなどが挙げられます。

私生活や趣味が原因であるケースは、ジムや自身で筋トレをしていることが考えられます。

2.猫背の姿勢の問題

さらに、肩幅が広くなってしまう原因として、誰にでも起こり得るものが「猫背」の姿勢です。

実際に鏡の前で猫背になった時と、胸を張り姿勢を良くしたときの肩幅の広さを比べてみてください。明らかに猫背の方が肩幅が広く見えるはずです。

つまり肩幅を広く見せてしまうのは猫背の問題と、それにより肩甲骨が広がり肩の関節が鎖骨部分より前に出ることでそう見えてしまうのです。肩幅を気にして猫背にわざとしている方がいますがこれは逆効果ですので避けましょう。

3.バッグの掛け方の問題

もう1つ原因として挙げられるのが、バッグの肩への掛け方です。いつも同じ側ばかりにバッグをかけていませんか?これによって肩の関節に負担がかかることはもちろん、バッグが落ちないように肩関節が丸まり前方に傾くことで肩幅が広く見える原因となります。このことは、骨盤の歪みにも影響しますので注意が必要です。

4.寝方の問題

夜眠るときに横向きで寝ている姿勢も、肩幅を広く見せてしまう要因となります。横向きで寝る方のほとんどが、常に同じ側の方を下にして寝る為、体重がその側だけにかかり肩の関節が丸まってしまうのです。

5.スポーツの影響

肩をよく使うスポーツ、例えばテニス、水泳、バレーボール、バスケットボールなどをしている方は、筋肉が発達し広く見えがちです。

また現在はそれらのスポーツをしていなくても、一度筋肉がつくとスポーツを辞めた後、その部位が脂肪にかわり結局霜降り肉のようにボリュームだけが残ってしまうのです。

ガッシリした印象を与えかねない「肩幅の広さ」を小さくする方法

女性の肩幅の平均値はどのくらい?

では、女性の肩幅というのはどのぐらいのサイズのものでしょうか?

基本的に肩幅というのは腕の端から端までを指しています。しかし洋服のサイズでいうと、肩の外側にある骨と骨の長さを指します。

そこで肩幅を測るときは、肩の外側の骨と首の付け根にある飛び出した骨までを測ってください。その数値を2倍にした数字が肩幅の長さとなります。もし歪みなどがあったり、左右の肩幅が異なる方は長い方の肩幅を2倍して求めてくださいね。

一般的な日本人女性の平均身長が158cmであるのに対し、その身長の方の平均的な肩幅は36cmと言われています。ちなみに身長が高くなればその分、肩幅も比例して長くなる傾向にあります。

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肩幅を小さくする方法

では、いよいよ肩幅を小さくするための運動をいくつかご紹介していきましょう。

1.肩の上げ下げ運動

1.左右の肩をすくめるように思いっきり上にあげて5秒間キープします

2.一気にストーンと力を抜いて肩を落とします

これを繰り返すだけですが、力を入れた後一気に抜くことで肩や首周りの筋肉が使われ血流がアップします。肩こり解消にも効果的ですよ。

2.肩甲骨の柔軟体操

1.両手を上にあげ、ゆっくりと背中側に持って行きます

2.背中で左右の手を組み、肩甲骨を意識しながら上方に動かします

3.2.の状態を30秒キープしたのち元の位置に戻します

普段猫背になりがちな方に、肩甲骨周りの筋肉を動かす効果的な体操です。痛みが来ない程度に徐々に上げる高さを調整していきましょう。

3.猫ポーズでストレッチ

1.肩幅に両手両足を広げて四つん這いの姿勢になります

2.お尻を踵に近づけるように後ろに下がっていきます
※土下座で手を伸ばしたようなポーズ

3.腕をしっかりと伸ばしたら数秒間状態をキープします
※肩甲骨が内側に入っていることを意識してください。

4.ゆっくりと1のポーズに戻ります。

肩甲骨を自然に伸ばすストレッチです。もし肩の痛みや外れそうな違和感があった方は、無理をせず負荷を緩めて下さいね。

ご紹介してきた通り、肩幅が広く見えてしまうのは姿勢の影響が大きいものです。肩甲骨を意識して猫背の姿勢を改善していくことで三角筋も同時にゆるんでくれ、肩が正しい位置になるため、肩幅の広さを改善させることが出来ますよ。

肩こり解消もかねてチャレンジしてみて下さいね。