白目をきれいにしよう。黄ばみや充血の6つの原因と改善する方法

魅力的な輝く瞳に欠かせないのが白目の美しさ。どんなにアイメイクを頑張っていても、白目が黄ばんでいたり充血していては台無しですよね。

白目の黄ばみは一般的に40代頃から始まることが多いのですが、現代人には加齢以外にも白目が黄ばませてしまったり充血させてしまう要因が多く、若くても油断はできません。

そこで今回は、白目の黄ばみや充血の原因と改善方法、気になる病気との関連性などを詳しく解説します。

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黄ばみや充血の原因

白目は「強膜」という白い膜で覆われており、強膜の色から「白目」と呼ばれています。

赤ちゃんの強膜は中の水晶体が透けて見えるほど薄く、そのために青白く美しい白目に見えます。しかし、年齢とともに強膜は厚みを増し、徐々に透明感が失われてしまいます。赤ちゃんと大人で白目の美しさが違うのはこのためです。

その上で、白目が黄ばんだり充血してしまう代表的な原因には、以下の6つが挙げられます。

1.紫外線

紫外線が日焼けやシミの原因になることは有名ですよね。実は、白目も紫外線を浴びることで日焼けしてしまい、黄ばんだり充血することがあります。

2.パソコンやスマホの長時間使用

パソコンやスマホの画面から出るブルーライトは、紫外線に次いで高エネルギーです。

それだけ目へのダメージも大きいので、長時間パソコンやスマホ、携帯ゲーム機を使用していると眼精疲労やドライアイが引き起こされ、白目の黄ばみや充血に繋がってしまいます。

3.飲酒・喫煙・ストレス

飲酒・喫煙が習慣になっていたり心身に慢性的なストレスを抱えていると、血行が悪化したり、活性酸素を生成することで体内のビタミンCを大量に消費してしまうため、白目の老化が促進されて黄ばみが強くなります。

4.肝臓の不調

飲酒・喫煙で肝臓に疲労が蓄積していたり、何らかの原因で肝機能低下が生じている場合、血中の胆汁色素「ビリルビン」が増加して、いわゆる「黄疸」になり、白目や肌が黄色くなることが知られています。

5.刺激や傷

・目にゴミが入る
・目を擦る
・コンタクトレンズの長時間使用
・コンタクトレンズが合ってない
・寝不足

といった、目への刺激や傷ができることにより、白目は充血してしまいます。

6.炎症

結膜炎や急性緑内障、角膜の炎症などで白目が充血することがあり、症状によっては痛みをともなうことも少なくありません。

白目をきれいにしよう。黄ばみや充血の6つの原因と改善する方法

白目をきれいにする栄養素は?

目の黄ばみや充血を改善するためにも、予防するためにも、食生活の見直しは効果的です。白目を綺麗にする栄養素を、毎日の食事から積極的に取り入れるようにしましょう。

1.ルテイン

ルテインは抗酸化作用が高く、目を保護するはたらきもあり、眼病や視力低下の予防、眼精疲労の解消にもよく取り入れられています。

緑色の野菜に多く含まれており、特にほうれん草に豊富です。ほかにも、ブロッコリーやケール、キャベツ、芽キャベツ、インゲンなどにも含まれているので、これらの野菜使った献立を意識してください。

ルテインは油に溶けやすい性質がありますので、油を使った調理法がもっとも効率的です。

2.DHA

「頭が良くなる栄養素」として有名なDHAですが、白目を綺麗にすることにも効果的なんです。イワシやサバと言った青魚に多く含まれていますが、青魚が苦手な人は亜麻仁油やサプリメントから摂取すると良いでしょう。

3.ビタミン類

白目の充血の改善・予防や眼精疲労の改善にはビタミン類も欠かせません。

ほうれん草やにんじん、カボチャといった緑黄色野菜、レモンやオレンジなどの果物を意識して食事に取り入れるようにしましょう。

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白目をきれいにする生活習慣

白目の黄ばみや充血を改善・予防するためには、生活習慣の見直しも重要です。白目へのダメージをできるだけ防ぐこと、ダメージを回復することを心掛けましょう。

1.紫外線対策をする

UVカットのサングラスやメガネ、コンタクトレンズを使用して、目を紫外線から守りましょう。

「夏は紫外線が強い」と思われがちですが、紫外線が強くなるのは5月~9月にかけて。さらに、真冬でもスキー場などでは雪が太陽光を反射することで紫外線を浴びやすくなってしまうので油断はできません。

2.目が疲れたら休息をとる

パソコンやスマホ、ゲーム、読書などで目が疲れてきたら、無理せず目を休ませるようにしましょう。

遠くを見て凝り固まった目の筋肉を緩めたり、10~15分目を閉じると、目の疲れが軽減されます。目を閉じる場合、ホットタオルを目の上に乗せておくとより効果的です。

また、そもそもパソコンやスマホなどを使用する時間を減らしたり、ブルーライトをカットするメガネを使用するなど、目へのダメージを軽減する工夫も大切です。

3.肝臓を休ませる

できる限り飲酒・喫煙を控えることで、肝臓の負担を減らし、機能を回復することができます。

休肝日を設けたり、禁煙は無理でもタバコの本数を減らすなど、できる範囲から初めてみましょう。

白目をきれいにしよう。黄ばみや充血の6つの原因と改善する方法

肝機能に異常がある場合は病院へ

肝機能の低下や病気が原因で目に黄ばみや充血が出ている場合、根本的な治療が必要になります。

心当たりがないのに突然白目に異常があらわれた場合は、病気のサインであることを疑って、病院を受診してみるようにしましょう。