「スキムミルクダイエット」が効果的な4つの理由とやり方

ダイエット食品として今注目されているスキムミルクは、食事を抜いたり置き換えるのではなく、普段の食事に取り入れることでダイエットできることから注目されています。
スキムミルクとは一体どんな食品なのか、そしてそのダイエット方法について詳しくご紹介します。

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スキムミルクとは?

スキムミルクとは、別名脱脂粉乳とも呼ばれる粉末状の食品です。生乳や牛乳から脂肪分と水分を取り除いているため成分が安定しており、長期保存が可能となっています。

粉末であるだけで栄養成分は牛乳とほとんど変わりありませんが、脂肪分が低いのでカロリーは牛乳の半分となっています。牛乳の栄養分で特に体にとって必要なカルシウムやたんぱく質が、スキムミルクでも同じようにしっかり摂ることができ、カロリーと脂質が抑えられている食品ということになります。

「スキムミルクダイエット」が効果的な4つの理由とやり方

スキムミルクダイエットが効果的な理由

では、スキムミルクがダイエットに最適といわれる理由についてご紹介しましょう。

1.脂肪分、カロリーを抑えながら必要な栄養を摂ることができる

スキムミルクは牛乳と同じ量と比べ、脂質はほぼ0に近く、カルシウムとたんぱく質はほぼ同量となっています。そしてカロリーは牛乳の約半分です。また栄養が凝縮されているので、大量に摂取しなくてもしっかり取り込むことができます。

2.痩せやすい体質になる

スキムミルクは低脂肪でありながら高たんぱく質の食品です。ダイエットの大敵ともいえる脂質はほとんどない代わりに、良質なたんぱく質はしっかり摂ることができるので、筋肉にしっかりと栄養が行き渡ります
このことで基礎代謝の高い体となり、体が痩せやすくなっていきます。

たんぱく質は体の組織に必要な必須アミノ酸を含んでいて、分解されてアミノ酸となるときにエネルギーを消費します。そのためたんぱく質を摂ることで効率的にエネルギーが体内で消費され、さらに痩せやすくなっていくのです。

3.脂肪のつきにくい体になる

スキムミルクに含まれる豊富なビタミンB群は、脂質や糖質の代謝に大きな働きをします。体に吸収された脂質をエネルギーに変え、糖質を脂質に変えることで体にため込む働きをおだやかにし、本来の脂質の働きである、ビタミンAやビタミンDなどの吸収に関わっていきます。
脂質は摂り過ぎても体によくありませんが、不足すると体の細胞や皮膚に影響を与えます。スキムミルクで必要な分だけを取り込み、正常な働きを促すことで、脂肪のつきにくい体になっていきます。
さらにカルシウムなど体に必要なミネラルが豊富なので、筋肉や体全体の細胞の働きをスムーズにしてくれるのです。

4.腹持ちがよく、食べ過ぎを防ぐ

スキムミルクには、ラクトースと呼ばれる動物の乳だけに含まれている乳糖があります。このラクトースには、水を含むと膨張する性質があり、体内に吸収されると腹持ちがよくなります。
ダイエットをしていると、小腹が空いてついつい間食してしまう…という悩みもスキムミルクダイエットなら心配しなくて大丈夫です。

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スキムミルクダイエットのやり方

スキムミルクダイエットは、いつも飲む牛乳をスキムミルクに変えるだけで始められます。
いくつかのアレンジ方法をご紹介します。

朝食にスキムミルクを使う方法

朝飲む牛乳をスキムミルクにする、またシリアルにかける牛乳をスキムミルクに変えます。
その他ヨーグルトにスキムミルクを混ぜると、乳酸菌が効果的に働きます。

間食にスキムミルクを使う方法

スキムミルクを使った寒天、ココアにスキムミルクを使ってホットココアを作りましょう。ダイエットしたいけど甘いものも食べたい!というときにぴったりです。

スキムミルクで作るミルク寒天(スキムミルク大さじ10、粉寒天4g)
お湯に溶かしたスキムミルクを、煮立たせた寒天に混ぜます。仕上げにきな粉をかけて食べます。甘味が欲しいときにはダイエットシュガーをかけます。

スキムミルクのホットココア(スキムミルク12g、純ココア5g)
ココアとスキムミルクを混ぜ合わせ、お湯を少しずつ加えて作ります。甘味はダイエットシュガーで調整しましょう。ココアは純ココアを使うのがカロリーカットのコツです。

プロテインの代わりに使う方法

スキムミルクはプロテインに近い成分であるため、ドリンクや食事に混ぜて使う方法もあります。
お味噌汁に入れたり、シチューに入れるのもおすすめです。

「スキムミルクダイエット」が効果的な4つの理由とやり方

スキムミルクダイエットの注意点

スキムミルクはダイエットに最適な食品ですが、摂取する際には気をつけたいことがあります。

摂取量に注意

スキムミルクには乳糖が含まれていますが、日本人には「乳糖不耐症」の人が多いといわれています。
乳糖不耐症とは、乳糖に対する酵素の働きが弱い体質のことをいいます。乳糖をうまく消化できないため、処理しきれないほど体内に乳糖が入ってくると、下痢などを起こします。
牛乳を飲んでお腹を下したり、緩くなるといった人は乳糖不耐症の可能性が高いです。
下痢は水分と同時にミネラルも排出してしまうため、ダイエットどころか体の調子を崩してしまいかねません。
ヨーグルトに混ぜると乳酸菌も増えるので、このような症状に心当たりがある人は、一度少量から試して見ましょう。
そのような症状がない場合でも、スキムミルクは1日約30g、大さじにして3杯程度に留めるようにしましょう。

糖分の摂り過ぎに注意

甘味を足すときに砂糖やはちみつを入れすぎないようにしましょう。
どちらも糖質なので、逆に摂取カロリーが増えてしまうことがあります。

生の牛乳と違い、未開封であれば半年の保存ができるスキムミルク。粉末なので普段の飲み物や料理にもアレンジできるのがうれしいですね。
様々なアレンジレシピが出ていますので、ぜひダイエットにスキムミルクを活用してみてはいかがでしょうか。