だらしない体を襲う、3つのデメリットと短期間で引き締める方法

たるんだお腹や二の腕、太ももを見ると、引き締まった体型の人がうらやましいと感じるもの。そんな風に体を引き締めるのは、簡単ではないからこそなかなか実践に移せないでいるという方も多いのではないでしょうか。そうはいってもだらしなくたるんだ体は、見た目の悪さだけでなく、様々な悪影響を体に及ぼします。そこで今回はたるんだ体が引き起こす悪影響と、体を引き締める方法をご紹介します。

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だらしない体を襲うデメリット

時間がないから、なかなか時間が取れないからと、だらしない体型でも仕方ないと諦めていないでしょうか。実はだらしない体型には、見た目だけでなく様々なデメリットがあるのです。

1.だらしない人間に見られる

体がたるんでいると、見た目だけでだらしない人、自分をコントロールできない人、といったイメージを抱かれてしまいます。人間は見た目ではない、といっても、第一印象はやはり大きな影響を相手に与えてしまいます。

2.パフォーマンスが低下する

適正体重を超えると、体を重く感じるようになります。階段を上っただけで息切れする、疲れやすいといったことに加え、好きな服を着ることが出来ない、また引き締まった体の人を見て、落ち込むといった精神面でもパフォーマンスが低下してしまうといった悪循環に陥りがちです。

3.病気のリスクが高まる

たるんだ体の人は病気のリスクが高くなります。

糖尿病

血糖値が高くなると、それを下げるためにインスリンが分泌されます。しかし常に大量に分泌する状態になってしまうと、インスリン抵抗症を発症し、分泌されても血糖値が下がらなくなり、糖尿病にかかってしまいます。

高血圧症

運動不足などから体がたるんだ状態が続くと、慢性的な高血圧の状態が続くようになり、血液の循環が低下します。

内脂肪の蓄積

たるんだ体は、内脂肪が蓄積され、これが内臓に付くことで高血圧症や動脈硬化を引き起こす原因となります。さらに複数の病気が重なることで、心筋梗塞のリスクが高くなります。

睡眠時無呼吸症候群

首回りに付いた脂肪が原因で、気道が狭くなり、睡眠時に呼吸が止まってしまう病気です。放置しておくと、高血圧症や心筋梗塞、糖尿病にかかるリスクが高くなります。さらに睡眠不足になることから、日中の生活にも様々な影響を及ぼします。

このように、たるんだ体にはデメリットしかありません。健康な体を取り戻すためにも、引き締めることが必要です。

だらしない体を襲う、3つのデメリットと短期間で引き締める方法

だらしない体を短期間で引き締める方法~食事~

だらしない体を引き締めるには、まず毎日の食事を見直すことが必要です。痩せるためには体に付いた脂肪を落とさなければ、と考えがちですが、食事を整えるのは脂肪を落とすことだけではなく、代謝を上げて脂肪を燃やしやすい体にすることと、筋肉を作ることも目的の一つです。筋肉を鍛えても、筋肉を作る栄養分が足りなければ意味がないのです。

体を引き締めるために食べたいもの

キャベツ

野菜はビタミンや食物繊維が豊富なので、特に心掛けて食べるべき食材ですが、その中でも毎日の食事に取り入れたいのがキャベツ。ビタミンが豊富なうえ噛む回数が必要になるため食べ過ぎを防ぐ効果があります。

りんご

りんごにはカリウムが含まれており、体内の余分なナトリウムを排出する働きがあります。また食物繊維が豊富で、便秘の解消にも効果的なほか、コレステロールや血圧を下げる効果もあります。そしてビタミンも豊富なので、免疫力を付けるためにも積極的に食べたい食材でしょう。

青魚

サンマやアジ、イワシといった青魚は、良質なタンパク質と共に、DHA・EPAといったオメガ3脂肪酸を豊富に含みます。これらには、血液をさらさらにする効果があり、血行が改善されることでむくみや冷えといったたるんだ体につながりやすい体を改善してくれます。

逆に砂糖を使ったものや、パンやパスタなど糖質の多いもの、肉など脂質の多いものは、食べ過ぎるとエネルギーに変換されなかった分が脂肪として体に付いてしまいます。全く食べてはいけないというわけではありませんが、食べ過ぎないように自分の体重や1日に必要なカロリーを計算した上で、取り入れるようにしましょう。

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だらしない体を短期間で引き締める方法~運動~

引き締まった体にするためには、毎日の運動の習慣を取り入れることが大切ですが、今まで運動の習慣がなかった人が、急に筋トレなどを始めるとかえって怪我をしたり筋肉痛になって続けることが出来なくなることもあります。

体を引き締めるために必要な運動は、有酸素運動と無酸素運動の組み合わせですが、全身を使う運動でお勧めなのは水泳とウォーキングです。ただし運動をあまりしない人はウォーキングから始めてみましょう。少し汗ばむぐらいの早足で30分から1時間ほどかけてウォーキングします。

水泳やウォーキング、そしてジョギングは有酸素運動なので、これに筋トレの無酸素運動を合わせて毎日行うようにしましょう。

全身を引き締めるスクワット

1.足は肩幅に広げ、両手を前に真っ直ぐ伸ばします。
2.ゆっくりと腰を落とします。痛みを感じるようであれば、その直前で止めます。
3.そのままの姿勢を3秒ほど保ち、ゆっくり元の姿勢に戻します。
4.10回から15回ほど繰り返します。

スクワットで大切なのは、しゃがむ直前で止め、その姿勢をキープすることです。背筋が伸びているかどうかをチェックしながら行いましょう。

体を引き締めるエクササイズ

1.床に座り、両膝を立てます。
2.両手をお尻の後ろに置き、体を後ろにゆっくり倒します。
3.両手で体を持ち上げて、お尻が膝と同じ高さになるようにします。
4.その姿勢をキープしながら、片足を伸ばします。
5.足を天井に向けて伸ばし、ゆっくりと下ろして床すれすれまで下ろします。
6.5を8回繰り返して、反対側の足でも同じように足を伸ばします。

こちらの動画を参考に行ってみてください。

運動をしなくても毎日の生活で出来る体を引き締める方法

運動が苦手、またなかなか運動の時間が取れない場合、毎日の姿勢に注意することも体の引き締めにつながります。特に猫背はお腹が出る、二の腕がたるむといったことにつながりますので、歩くとき、座っているときに意識して背筋を伸ばしてみましょう。

また拭き掃除をすることも全身運動になりますので、毎日階段を拭き掃除することから始めてみましょう。大切なのは毎日続けることです。姿勢を正し、心掛けて体の筋肉を伸ばすことで引き締まった体を作っていきましょう。