肥満や太り気味という言葉で片づけてしまいがちですが、“太り方”によっては原因や効果的なダイエット方法が異なることはご存知でしょうか。何をやっても効果があまり感じられない、中々結果が出ないと悩んでいる方も多いと思います。
もしかしたら、それは固太りが原因かもしれません。自分は固太りに当てはまるのかどうか、まずはチェックすることから始めてみましょう。
今回は固太りの原因や、解消するための効果的な方法を3つご紹介していきます。
「固太り」って何?
脂肪がやわらかく、ぽちゃっとした体型というよりは、がっしり見える体型を固太りといいます。スポーツ経験があった方や、筋肉質の方によく見られます。
運動経験があった方が痩せやすいのでは?と思われる方も多いと思いますが、一度運動を辞めてそこから脂肪がついてしまった場合、脂肪太りよりも痩せにくくなってしまうのです。
これは、ついていた筋肉のすきまに脂肪が割り込み、固くなってしまうことが原因です。とはいえ、眠っている筋肉をもう一度取り戻すことができればスリムな体型を手に入れることは可能です。
まずは以下のチェック項目から、あなたが固太りなのかどうか確認していきましょう。
固太りの方にありがちなこと
1.便秘気味
2.脂っこい食事が好き
3.甘い物が大好物
4.疲れ知らず
5.腕、脚ががっしりしている
6.血圧が高い
7.運動は嫌いではない
8.胃腸が丈夫
9.つい食べ過ぎる
いかがですか?いつくか当てはまったという方や、ほとんど該当するという方は固太りといえるでしょう。胃腸が弱くないため、食べ過ぎてしまうことも特徴のひとつにあります。
そもそも食べ過ぎは太るもとなので、抑えることが必要なのですが、固太りさんは中々それが難しいタイプともいえます。
固太りの原因
では、どのようなことが原因で固太りになってしまうのでしょうか。過剰なカロリー摂取はどんな肥満タイプの原因にもなりますが、固太りに多く見られる理由についてみていきましょう。
血の巡りが悪い
血流の滞りが固太りを引き起こす最大の原因といえます。一言で血行が悪いといっても、日々の生活のささいな行動や習慣がその要因となっていることは理解しておきましょう。
冷房や冷たい飲み物で体を冷やしていませんか?
夏場の冷房温度を下げ過ぎていたり、常に冷たいものを口にしていると血が滞りがちに。温かい物か常温のもの、また室内の温度にも気をつける必要があります。
ストレスや疲労を溜め込んでいませんか?
意外に思われるかもしれませんが、ストレスや疲れも血行促進の妨げになります。休息日を作ることや、解消法を見つけておくことが大切です。
糖質を摂り過ぎていませんか?
スイーツや揚げ物が好きな固太りさんは、ここにも注意が必要です。そのお菓子の糖質、把握していますか?一日の摂取量が極端に多いと冷えを引き起こし、血行不良のもととなります。
これを見ても分かるように、たくさん改善しなければいけない習慣があると思います。でも、簡単に言えば血の流れを良くすれば固太りを解消できるということなのです。
固太りに効果的なダイエット方法
1.ストレッチ
まずは体をほぐすことが大切。
1.仰向けになり両手で膝を抱えましょう。その体勢を10秒保ちます。
2.左右の手を膝に沿え、股関節をほぐしていきます。
3.次に足を前に投げ出し、かかとをマットにつけた状態で足を上下に揺らしていきましょう。
1.両手を前につき四つん這いになります。
2.脚はつま先立ちになり、背骨を真っすぐにします。
3.呼吸を整えたら、手と手の間に足を出します。
4.両手をゆっくり後ろに下げ、出した足のつま先を立てます。
5.おでこを足の方へゆっくり落としていきます。
6.膝をぐっと伸ばすことが大切です。
7.前のつま先は起こしたままひざ裏を伸ばし、おでこを下げましょう。
8.次は前のつま先を地面につけ、反対の足の膝を伸ばしていきます。
9.両手は天井に突き上げ、体をそらしていきましょう。
10.胸を開くことが大切です。
11.膝を90度、また突き出す、これを呼吸を意識しながら繰り返してください。
こちらの動画を見ながら行ってみましょう。
2.室内で有酸素運動
エア縄跳び
1.縄跳びを持っているかのように両手をかまえます。
2.上下に飛び跳ね、慣れてきたら腰を左右にひねりましょう。
3.この動作を1分続けて下さい。
3.全身痩せスクワット
1.足を大きく開き、つま先は外側へ向けます。
2.両手は耳の横に真っすぐ伸ばし、肘を曲げるとともに膝を落としていきましょう。
3.この動作を10回3セット繰り返してください。
とっても簡単なスクワットになりますが、脚だけでなく腕の筋肉も意識しながら行うことで全身に効果を感じられます。膝を落とすときに息を吐き出し、お腹を引っ込めるようにすることもポイント。
固太りの一番の原因は血の巡りです。解消するためには、少なからず体を動かしてあげることが必要です。1日のうち30分でいいので体を動かす時間を作ってみましょう。