たぷたぷの二の腕を隠せる洋服しか選ばなくなったら要注意です。二の腕は隠せば隠すほど太くなるといっても大げさではないほど、太くなりやすい部分です。
とくに女性は二の腕がたぷたぷに見えると、身体がスリムでも、太って見えるので損しちゃいます。二の腕を何とかしたい!と思っている女性に、ぜひ今日からはじめて欲しい二の腕を細くする方法をご紹介します。
二の腕がたぷたぷに太くなる原因
女性と男性を比較して、二の腕がたぷたぷになりやすいのは、圧倒的に女性です。これは、男性と比べて女性の方が皮下脂肪がつきやすい体質だからです。
二の腕だけではなく、お腹やお尻、太ももなどにも皮下脂肪がつきやすいのですが、他の部分よりも二の腕にばかり脂肪がついてしまう人には、どのような原因があるのか確認しましょう。
二の腕がたぷたぷになるには、三つの原因があります。
皮膚がたるむこと
二の腕をつまんで伸ばしてみると、かなり伸びてしまう人は、皮膚がたるんでしまい、それがたぷたぷになっています。皮膚は伸縮性がありますが、ゴムのようには伸縮しません。伸びてしまうとなかなか戻らない場合があります。
ダイエットをして痩せると、脂肪が少なくなってもたるんだ皮膚が伸びたままになってしまうと、たぷたぷ状態になります。筋肉をほとんど使っていない場合もたるみやすくなります。
脂肪が蓄積すること
二の腕の下は、筋肉を使うことが少ないので、脂肪がつきやすくなります。筋肉が脂肪を燃やしてパワーを作りますから、ほとんど使われない筋肉はどんどん細くなり、脂肪の方が分厚くなってしまうのです。
二の腕だけに脂肪がつくのではなく、全身に脂肪はつきます。筋肉を意識して使わないと脂肪がつきやすくなる部位の代表的な部位が二の腕です。
セルライトが蓄積すること
二の腕が太くなるのも困りますが、セルライトでボコボコになるのも困ったものです。脂肪がつきやすく、筋肉を使うことが少ないと、老廃物が溜まってしまいます。その老廃物と脂肪が結合することでセルライトになってしまうんです。
このセルライトは、単なる皮下脂肪よりも落とすのが難しくなるので、セルライトにしないことが大切です。
「上腕三頭筋」とは?
二の腕を細くするために、ダンベルを使って腕の筋肉を鍛えてみても、なかなかたぷたぷが引き締まる様子がみられないのは、正しく筋肉に働きかけていないことが考えられます。
二の腕を細くするためには、腕に筋肉をバランスよく鍛えることが大切で、上腕三頭筋がポイントになるのですよ。上腕二頭筋はよく耳にしますが、上腕三頭筋はあまり知られていませんね。
上腕三頭筋は、押し出す力を使う時に必要な筋肉です。腕の外側にある筋肉で、この筋肉を鍛えることが、垂れ下がってしまう二の腕のたるみを引き締める重要なポイントになります。
上腕二頭筋との違い
二の腕の筋肉には、持ち上げる時や引き寄せる時に働く上腕二頭筋があります。上腕二頭筋の方は、日常生活において知らず知らずのうちに使っていますので、上腕三頭筋のように意識して鍛えなくても、日ごろの動作だけでも鍛えられていることがあります。
脂肪で二の腕が太くなっているわけじゃなく、身体は細いのに二の腕だけたるんでいるようなケースでは、上腕二頭筋と上腕三頭筋のバランスが悪くなっていることも考えられます。
上腕三頭筋で押し出す、上腕二頭筋で引き寄せるという二つのバランスが整うことが、美しい二の腕になるための条件なのです。
二の腕を細くする方法
二の腕を引き締めるポイントになる上腕三頭筋に刺激を与える、簡単なエクササイズや動作をご紹介します。
ヒジ押しエクササイズ
1.背もたれのある椅子に座ります。(背もたれなない場合は壁際で行います)
2.背もたれに背中をくっつけないように浅く座り背筋を伸ばします。
3.「小さく前にならえ」のカタチに腕を曲げます。
4.そのままヒジを後ろに出して背もたれを押します。
5.5秒間キープして10回繰り返します。
オフィスの椅子でもできるので、簡単です。
引っ張るエクササイズ
1.胸の下で両手の指を上下に組みます。
2.ひじを開いて左右に引っ張ります。
3.10秒くらい引きます。
4.上下の指を入れ替えて同じように左右に引っ張ります。
5.これを5セットほど行います。
腕押しエクササイズ
1.左の手の平を上にしてヒジをカラダの側にくっつけない程度に曲げます。
2.右手の手の平を左の手の平の上に乗せます。
3.左は押し上げる、右は上から押すようにして上下に押し合います。
4.10秒間押し続け、3回繰り返します。
5.左右の手の平の上下を入れ替えて同じように繰り返します。
ダンベルエクササイズ
1.ひざの高さくらいの椅子を用意します。
2.左のヒザと左手を椅子に置いてカラダを前に傾けます。
3.ダンベルを持った右手は90℃に曲げます。
4.二の腕をそのままキープして後ろに真っすぐ伸ばします。
5.ゆっくりと伸ばしてゆっくりと戻すのを10回繰り返します。
6.左右を入れ替えて同じように繰り返します。
ダンベルは重すぎないものを使いましょう。
壁押しエクササイズ
1.壁に向かって肩幅くらいに足を開き立ちます。
2.壁に手をついて腕立て伏せのようにしてひじを曲げます。
3.曲げた状態を5秒間キープします。
4.ゆっくりと伸ばします。
5.この動作を10回行って下さい。
1日3セットを目安にしましょう。
チューブエクササイズ
1.チューブを足で踏みながら固定します。
2.チューブを右手で持ち、カラダの後ろでチューブを引っ張ります。
3.時間をかけて引っ張るのと、戻すのを繰り返します。
4.左右を入れ替えて20回ずつ行います。
短いチューブの場合でも、左右の手を背中で対角にして伸縮させると二の腕を上手く鍛えることができます。