食べ物がおいしく食べられなくなる舌の口内炎の治し方

疲れがたまってくると
口内炎ができやすくなりますね。

舌にできてしまうと非常に食事が
支障をきたしますね。

そんな口内炎の原因と治し方を
ご紹介いたします。

また、口内炎と勘違いしやすい
病気についても知っておきましょう。

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舌の口内炎の特徴

舌にできる口内炎は、口内炎の中でも
非常に辛い種類になります。

それはなぜか?

食事をするときに、食べ物を噛み砕くのは
歯の役目ですが、
舌にも重要な役割があるからです。

・味を感じる味覚
・食べ物の熱さを感じる
・食べ物をのどに送る

さらに言葉を発するときの発音にも
影響を及ぼすのです。

食事をするにも
誰かとおしゃべりを楽しむにも
舌に口内炎が出来てしまうと
不便なだけにとどまらないわけです。

食欲が落ち、人と話すのが
億劫になってしまいます。

口内炎にも種類がありますが
以下に挙げるほとんどの口内炎を
発症してしまうそうですよ。

1. カンジダ性口内炎

舌に苔のような白いものがつき
悪化するとまるで模様のように
びっしりと苔がこびりついてしまいます。

また、それだけでなく口の中が
腫れ炎症を起こすこともあります。

2. アフタ性口内炎

出来る部位が広く舌の表面、裏面、
側面、根元にも至ります。

あやまって舌を噛んでしまった傷から
口内炎ができる事もあります。

その他にも、カルタ性口内炎、
ヘルペス性口内炎などがあります。

舌は食事をしたり、飲み物を飲んだり
また唾液も常にある部位です。

またまったく話をしない事はないので
使うことが多い部位だけに
治りにくいのも特徴でしょう。

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舌の口内炎ができる原因

具体的に舌にできる口内炎の原因を
探っていきましょう。

1. ウイルスによるもの

口の中にウイルスや細菌が増殖して
起こるものがあります。

ヘルペス性口内炎もこれに当たります。

口の中に雑菌は常に存在しますが、
身体の抵抗力が落ちたときや
抗生物質の多用で発症します。

2.物理的な刺激によるもの

歯の矯正具や入れ歯などと
舌がこすれ合うことでも口内炎は
発症します。

矯正初期は、舌に矯正具が上がることが
不快なため、常に舌に力が入りがちに
なるのです。

また入れ歯が歯茎に食い込むことでも
起こります。

3.金属アレルギーによるもの

歯の治療などでかぶせものをすること
ありますよね。

これらの金属にアレルギーを持っていると
唾液などでとかされた金属が漏れ出し
刺激となってしまうこともあります。

4.噛みしめによるもの

歯を噛みしめる癖がある方も要注意です。
口の周りに力が加わり、それによって
舌が歯に押し付けられ刺激と
なってしまうのです。

5.唾液減少によるもの

口の中には常に唾液が存在します。
それは殺菌効果と口内潤滑を保つためです。

しかし唾液の量が減少してしまうと
乾燥状態となり
舌と歯の間で摩擦が起こるのです。

殺菌効果が薄れた口内では
少しの傷でも菌が繁殖し口内炎に
繋がりやすくなります。

これらの他にも、ビタミン不足や
誤って舌を噛んだことによる傷、
疲労、ストレスも要因となりますので
注意が必要です。

舌の口内炎の治し方

食べ物がおいしく食べられなくなる舌の口内炎の治し方

口内炎が出来てしまったとき
どう対処すれば早く治すことが
できるのでしょうか?

1. 口内を清潔に保つ

デンタルフロスなどを使用して
歯間をきれいにするなど
口の中を清潔に保つ工夫をしましょう。

口内炎にしみて痛いが強い場合は
歯磨き粉などは使わずに
ケアしてくださいね。

過度な刺激は治りを悪くして
しまうので注意しましょう。

2.軟膏でケアする

舌の口内炎に軟膏を塗っても
取れやすいという難点はあります。

そこで、直接塗るだけではなく
清潔なガーゼなどに軟膏をつけ
ガーゼごと貼り付けてしまうのです。

歯磨きをして口の中を清潔にした後に
30分程度、毎食後に行いましょう。

3.ビタミン補給

粘膜の再生を促すにはビタミンが必要です。

そこでサプリメントなどを利用して
ビタミンB2やCを取るようにしてくださいね。

4.休息をとる

粘膜の新陳代謝を高めるためにも
睡眠や休息は欠かせません。

それらによって体の抵抗力も
高められるため、無理をせず休息をとり
体力をつけることが大切ですよ。

5ガムをかむ

ガムをかむなどして唾液の分泌を
促すことも必要でしょう。
また唾液がでるように
耳下腺をマッサージするのもお勧めです。

その他にも、うがいで口内を清潔にしたり
口内炎に直接スプレーする薬なども
併用していきましょう。

歯科を受診したほうが良い場合もある

歯が尖ってしまい舌と接触している場合は
まずは歯の治療が先ですよね。

また、噛みしめがある場合などは
歯医者さんでかみ合わせを見てもらったり
マウスピースなどの処方を
頼む必要が出てきます。

入れ歯や矯正器具などが原因の場合も
調整を依頼する必要があります。

また口内炎だと思っていたら
舌癌ということもあります。

3週間以上治らない場合は要注意です。

また、舌癌は口内炎より痛みが弱く
口内炎とそうでない部位の境が
分かりにくいという特徴もあります。

触るとコリコリと固くなっているのも
舌癌ならではの症状です。

特にできやすい部位は、
舌の横の縁や裏です。

口内炎が出来たら休息を
しっかりと取り原因を突き止めた上で
適切な処置を行いましょう。

また長引く場合は舌癌の可能性もあるので
病院を受診してくださいね。