人に見られることが多い顔はしっかりケアをしていても、指先のケアまではしっかりしていない、そんなことはありませんか。意外と指先は人に見られることが多く、また年齢を感じさせてしまう場所でもあります。
毎日使う指先は、考えている以上に乾燥などのダメージに常にさらされており、きちんとケアをしないとひび割れなどが起きやすくなります。今日は、爪の乾燥原因と、解消のための対策方法について詳しくご紹介します。
爪が乾燥する原因とは
爪は指先を保護し、力の調節をしたり、指を使う際に必要な役割を果たしています。爪は髪の毛や肌と同じように常に外気にさらされているため、ケアをしないと爪が傷むだけでなく爪自体が弱ってしまいます。肌や髪の毛にスキンケアが必要なように、爪も乾燥します。その原因は以下のようなことによるものです。
指先を使う作業や水を使う作業
書類など紙を扱う仕事をしていると、指先の水分や油分が奪われて爪の乾燥につながります。また水仕事も同様ですが、洗剤などを使っていると乾燥がひどくなります。洗剤には界面活性剤が使われていて、油汚れをはがす役割がありますが、同時に手の脂も取ってしまうためです。
ネイルケアによるもの
ネイルケアは爪を保護するものですが、取り除くためのリムーバー(除光液)に含まれるアセトンには爪の水分や油分を溶かす働きがあり、爪の乾燥につながります。
ジェルネイルのUVライトによるもの
ジェルネイルは自宅でネイルを楽しめる方法ですが、ネイルを固めるUVライトは紫外線です。紫外線は肌にダメージとなり、乾燥を招きます。
紫外線によるもの
顔や腕などは紫外線ケアをしっかりしていても、爪までは十分にケアしていないという人も多いのではないでしょうか。紫外線は爪にも影響を与え、乾燥を招きます。
栄養不足によるもの
仕事が忙しいなどの理由から、偏った食事をしていたり、野菜や果物の摂取がきちんとできていないと栄養が不足し、爪の乾燥を招きます。またダイエットで食事制限などをすることも爪の乾燥を招きます。特に亜鉛は爪の修復に必要な成分なので、不足すると爪に筋が入ったりといった状態になります。
爪は乾燥するとどうなる?
爪が乾燥すると、爪先や指先に様々な変化が起こります。
爪が硬くなる
爪に弾力がなくなり、固くなります。表面が割れたり、爪先が二枚爪になるなどしてはがれやすくなります。
爪の表面が白くなる
爪の表面のツヤがなくなり、カサカサになり、白っぽくなります。悪化すると線が入ったり黄色くなっていきます。
爪の表面がガタガタになる
爪が乾燥し、ダメージを受けると、新しく伸びてくる爪にもダメージを与えてしまいます。そのため爪が途中でへこんだり盛り上がったりとガタガタになります。
爪の先がかけやすくなる
少しぶつけただけでもすぐに爪がかけてしまいます。指先だけならいいのですが、広い範囲に割れが広がってしまうこともあります。
ささくれができやすくなる
指先を守る爪が乾燥しているので、指周りにも影響が出ます。特にささくれは乾燥でできやすいので、ささくれができているということは爪も乾燥していると考えられます。
また爪先に縦の線が入るようになったら、乾燥し始めているサインです。冬だけでなく夏のエアコンなどでも爪は乾燥しますので、ケアが必要です。
爪を保湿する方法
爪が乾燥する原因は意外にも多くあります。それらの原因を取り除くと共に、爪が乾燥しないようにケアをすることも必要です。
ハンドクリームを使う
ハンドクリームは手の保湿に使えますが、爪の乾燥にも使えます。ハンドクリームを塗る時に爪にも塗るようにしましょう。
爪専用のオイルを使う
ハンドクリームよりも、直接爪に働きかける専用のオイルや保湿液を使うケアもおすすめです。甘皮を取った時などは、特に爪が乾燥しやすいのでケアの後に塗り込むようにします。
手袋で保護する
水仕事をする時はゴム手袋をするなどして、指先が乾燥しないようにしましょう。また爪にオイルを塗った後は、綿の手袋をしておくと保湿になります。
また爪を切ることも爪にダメージとなるため、ひび割れや乾燥を招きます。爪に負担がかからないよう爪ヤスリなどでケアをすることも必要です。
爪の乾燥を防ぐことも大切
爪のケアをかかさないことも必要ですが、爪の乾燥を招かないよう普段の生活からも爪を守るよう予防も大切です。
リムーバーをあまり使わないようにする
ネイルを取る時に使うリムーバーですが、使う頻度を少なくすることも予防になります。ネイルを塗った時には持ちが良くなるようトップコートなどを塗る、またリムーバーを使う時には爪をこすらないようにすることも大切です。またリムーバーを使った後は、保湿ケアもしっかりするようにしましょう。
洗剤やハンドソープの使いすぎに注意する
食器用の洗剤やハンドソープに含まれる成分が、爪の水分や油分を奪ってしまいます。できるだけ刺激の少ないものを選ぶと共に、使いすぎないことも必要です。また直接洗剤を触らないよう手袋をすることも必要です。
紫外線を防ぐ
紫外線も爪にダメージを与えますので、外出の際は手袋などで保護することも必要です。
普段の生活や食事に気をつける
偏った栄養や寝不足、ストレスなども爪の健康に影響します。栄養に十分注意して食事をすると共に、喫煙や飲酒もなるべくしないように心がけましょう。
普段の生活でも爪はダメージを受けやすい場所です。乾燥する時期だけでなく一年を通してしっかり爪をケアするようにしましょう。