【脱低体温】体が温まる「温活エクササイズ」のやり方5つ

気づいたら手足の先が冷たくなっていた経験はありませんか。

現在は寒い冬に加えて、エアコンがよく効いた夏にも体の冷えに悩む人が多いです。冷え性は体調不良を引き起こす原因の一つ。体が冷えていると感じる人や平熱が低い人は「温活」を始めてみてはいかがですか。

ここでは、低体温が引き起こすリスクや温活の方法についてご説明いたします。

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「温活」とは?

「温活」は冷え性や血行不良などの改善を目的として体を温めることです。

温活ではエアコンなどを使って体を温めるのではなく、足湯をしたり、靴下の重ね履きをしたりと、自分の行動を少しずつ変えることで体温を上げることを目指します。

温活で平熱を上げよう

温活を実践するときに意識したいのが平熱を上げること。理想的な平均体温は36.5度から37.0度ですが、昔の人と比較して体温調節機能が弱くなった現代の人の平均体温は、36.1度から36.3度程度であると考えられています。

温活を始めようと考えている人は、平熱を理想体温である36.5度まで上げることを目標に設定すると良いでしょう。

【脱低体温】体が温まる「温活エクササイズ」のやり方5つ

低体温のリスク

冷え性はさまざまな体調不良を引き起こします。冷え性のリスクを確認してみましょう。

代謝能力や免疫能力の低下

冷え性は血行不良を引き起こします。血液には体中に栄養や酸素を運ぶ働きがあるため、血行が悪化すると酸素や栄養が不足し、内臓の機能も低下してしまいます。

内臓が働かなくなると、代謝や免疫にも影響が現れます。具体的には体温が1度下がれば代謝能力は12~20%程度、免疫能力は30%程度低下するのです。

代謝や免疫の機能が低下すると以下のような症状が引き起こされます。

風邪をひきやすくなる
シミやニキビができる
・ダイエットをしても効果が出ない

これらの症状に悩む人は温活で平熱を上げましょう。

体のコリや痛み

血行不良になると血管内で乳酸が増加し、知覚神経を刺激して痛みが発生します。これによって筋肉が硬くなり、体の凝りがおこるのです。

また、酸素を運ぶ血液が上手く流れなければ、筋肉に届けられる酸素の量も減少して筋肉が硬くなります。筋肉が硬くなればさらにコリが悪化。体の凝りは血行不良を引き起こすため、悪循環に陥ってしまいます。

体の凝りに悩む人は温活で血流を改善することが重要です。

月経不順

体が冷えて血行不良になれば、子宮の機能も低下します。これによって起こるのが月経不順です。

月経不順によってホルモンバランスが乱れれば、月経痛が悪化したり、女性特有の病気を引き起こしたりする危険性もあります。体の冷えを自覚している人は早めに対策を取りましょう。

便秘

冷え性が原因で腸の機能が低下すると便秘が起こります。ひどい便秘になると肌荒れにつながったり、免疫力が低下したりする可能性もあるため、注意が必要です。

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温活エクササイズのやり方

体温が低い人は健康や美容へのリスクを避けるために、温活を行いましょう。ゆっくりと湯船に浸かったり、暖かい飲み物を飲んだりすることも温活ですが、ここでは体を動かして体温を上げる温活エクササイズを5つご紹介いたします。

朝におすすめのストレッチ

体温が低い朝に温活エクササイズをすると体がすっきりとします。毎日寝起きにストレッチをすることを習慣づけるのも良いでしょう。

朝は忙しいですが、20分程度かけてゆっくりとストレッチをすると気持ちに余裕が生まれ、体もポカポカと温まります。

やり方

1.背伸びをして体を伸ばします。
2.ゆっくりとウエストをひねります。

手先を温めるストレッチ

手が冷えている人は手先を温めるストレッチにチャレンジしましょう。椅子に座りながらできるので、オフィスで手が冷えたときにもおすすめです。

やり方

1.椅子に座って両手を挙げます。
2.手をぎゅっと握ったあと、手のひらを広げます。
3.手のひらを表裏に回しながら手を下ろします。

【脱低体温】体が温まる「温活エクササイズ」のやり方5つ

お風呂でできる足首回し

お風呂に入ると血行が良くなり、体温も上がります。足首回しは湯船に浸かっている時に行うとリラックス効果も得られるため、体を温めながら行いましょう。

やり方

1.湯船に浸かります。
2.足首を内回り、外回りで10回ずつまわします。

代謝を高めるヨガポーズ

簡単なヨガのポーズも温活に効果的です。今回ご紹介する「ウッターナアーサナ」は頭を下げることで血液の循環を促し、冷えの予防を目指します。

やり方

1.足を揃えて立ち、腰に手を置きます。
2.息を吐きながら体を前に倒し、床に手を付きます。
3.5呼吸キープします。
4.ゆっくりと元の姿勢に戻ります。

体が硬い人は無理をせず、できる範囲で前屈しましょう。前屈する時は膝を曲げないことがポイントです。

血流を改善するスクワット

スクワットをすると脚や腰などの筋肉を鍛えられます。筋肉は血液を送るポンプのような働きをするため、適度に鍛えれば温活効果が期待できます。

やり方

1.肩幅程度に足を開いて立ちます。
2.後頭部に手を置き、正面を見たまま足を曲げます。
3.90度まで足が曲がったら息を吐きながらもとに姿勢に戻ります。
4.無理のない範囲で繰り返します。

スクワットは入浴前に行うと温活効果が高くなると考えられています。初めは週に3回程度の頻度で行うと良いでしょう。

【脱低体温】体が温まる「温活エクササイズ」のやり方5つ

温活で健康を手に入れよう

温活をすると血行が促進され、健康的な体を手に入れられます。体が冷えていると感じる人は継続してエクササイズを行い、体を温めましょう。

エクササイズ以外でもエレベーターでなく階段を使ったり、たくさん歩いたりと体を動かす工夫をすればさらに効果が実感できますよ。